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就活攻略本に潜む落とし穴

就活マニュアル本
2005-07-21

就活マニュアル本

まだブログ書き始めて、日が経ってないし、そんなにたくさんテーマを盛り込んできた訳ではないけれど、それでも何度かキーワードとしてあげてきた言葉があります。
 「就職活動攻略本」  これについては、色んな名前で、実に様々の書籍が発行されています。
僕は今まで書いてきた中で、こういう類のマニュアル本を否定してないし、むしろ参考程度にするには有意義だけども、バイブルにするのは危険 ・・・といったようなニュアンスでコメントして来ました。
今回は、その意味を書いていきます。

 過去の記事で、
   「面接官の経験値 」 「面接攻略本について 」  というものを書きました。実はこの2つを複合的に分析すると、ある方向性が見えてきます。判るでしょうか?   僕が一番最初にいた会社については、名前こそ出していませんが、判る人は判ると思います。その会社は支店・営業所を全国展開しており、地区別に拠点を統轄しています。各地区には地区部長と呼ばれるボスがいて、その地区が管轄する拠点で勤務する営業マンを面接することがあるんです。  これは一つの事例ですが、世の中の会社(特に大手営業会社)では、新卒エントリーがあまりにも多く、人事部だけで面接をやることが現実的に不可能なので、営業部隊の責任者に面接させる場合があります。  また、「面接官の経験値」でも触れたように、面接のスキルが高くない人事担当が面接官となる場合があります。  さて、一方で市販の攻略本ですが、持ってる人は、もう一回読み返してほしいんですが、本的にはこういった本の文章構成は、Q&A方式の場合がほとんどですよね? 例えば、  質問例 ; 「あなたが学生時代一番力を注いだことは何ですが?」  回答例 ; 「私は、○○のアルバイトを3年間続けてやってきました。そこで~ ・・・」 なんていうことがまず書いてあって、ここがポイント!とかいって、こういった質問はこういう意図があるので、このように前向きな表現でアピールすべし!とか判りやすく書いてありますよね?    どんな攻略本でも、それを専門にしている人が真剣に書いている本ですから、それなりに使える内容だとは思います。  しかし、どの攻略本を見ても書いていない (あるいは、書いてあっても重要視してない) ので、見えないけれども、全ての本が大前提にしている定義があります。それは、  「質問をしている面接官が全て採用面接のスキルがあるヒトで、質問の意図も本質も理解している」   ということなんです。この定義があるからこそ、以下に続く回答で、こういう表現をしなさいとか、これはマズイ言い方だ、とか言及できるんです。  しかし、現実の面接では、先に書いたように、全ての面接官にスキルがある訳ではありません。 もちろん全ての人がそうだとは言わないけども、営業系の部長クラスの人や人事経験の乏しい人は、ヒトを専門的に分析した経験に欠けるので、自分の主観で判断しがちです。極論すると、「俺が気に入ったから合格なんだあー!」的な発想。  こうなるともう、攻略も何もあったもんじゃない。  「○○株式会社の▲▲部長対策用面接攻略マニュアル」 なんて、会社ごとの、それこそ大学入試の赤本のように、無数の攻略本が巷に溢れかえることになってしまいます。  これこそが、市販の攻略本の落とし穴です。面接はヒトとヒトとのコミュニケ-ション。これも以前書きました。現実は、マニュアルが全て通用するほど、単純ではない世界です。強いて攻略本に書いてあることが通用するとすれば、それは最終面接でしょう。でも最終面接を担当するヒトは、経験豊富なため、マニュアル通りでは、すぐに化けの皮が剥がれます。   つまり自分で考えず、本に書いてあることを鵜呑みにしても意味がない、ということなんです。 繰り返しますが、攻略本を参考にすることは有意義です。武器としては最高。どういう風な構成で話せばよいか、なんていうことが学べるからです。  その辺を今一度考えてみて、攻略本を正しく利用して下さい。

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