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攻略本を総論で読むということ 1

就活マニュアル本
2016-01-14

就活マニュアル本

「最後に何か質問はありますか?」
という最後の面接官の『質問』については、諸説様々な見解があります。それは市販の攻略本をいくつか読めば判ります。

「最後に聞かれる『何か質問はありますか?』こそ最も重要で、ここで勝負が決まるといっても過言ではない!」
と過激な見解もあれば、

「最後に、質問があるかと聞かれるのは、慣習的な意味合いなんで特別入れ込む必要はない」
と軽く流している見解もあります。また昨日書いたように、

「最後の質問タイムで福利厚生や休暇に関することを聞くと、前向きじゃないと思われるから違うことを聞け」
という中間派もあります。
 つまり、見た目的には著者によって千差万別。たくさんの攻略本を読んでいるヒトもいるでしょうが、そういうヒトほどいったいどれを信じたらいいのか・・・?って、混乱するのではないかと思います。 しません?
この現象は何も最後の質問に限ったことではなく、志望動機に関してだって、自己PRに関してだって、自己分析に関してだって、見られる現象です。
 
これをどう考えたらいいんでしょうか? やはり攻略本はデタラメや、学生の気を引くように奇抜な見解が書いてあるのでしょうか?
この疑問に関しては、まず結論を先に述べます。
 「どの本に書いてあることも全て正しい!!」
が答えです。本の著者たちは、自分の経験を基に本を書いています。その成功体験と失敗体験を分析して、一つの「法則」を披露しているのですから、間違ってはいないのです  見解が割れている、と一見感じるのは、実は各論ベースで読んでいるからです。総論ベースで読むと、攻略本は全て正しいと判ります。
では各論とか、総論って一体なんでしょうか??
 以前、僕は就活攻略本に潜む落とし穴 」 (←リンクさせてます。興味ある方は読んで下さい) というテーマの記事を書きました。そこで書ききれなかったことを今日のテーマと関連づけて書こうと思います。
 学生のヒトは当たり前ですがまだ学生なので、会社の採用面接なんていうのは初体験です。だから会社サイドがどういうポリシーでヒトを採用しようとしているのかなんで考える余裕もないし、考えるだけの材料がない。そこで一番判りやすく誰でも実践するのが、大学入試の過去問じゃないけど、面接ではどういうことが聞かれるのか、あの会社の面接ではどういう質問があったか、っていう情報を入手して自分なりの回答とすりあわせです。それで今まで漠然としていたものが何となくスッキリと理論武装できたような気になって安心感が得られます。
 この手の情報は、間違いなく、ネットからの情報か、市販の攻略本です。
 ちなみにネットからの情報(先人のアドバイスや既に面接が終了した学生の意見が圧倒的ですが)については今日は触れません。ネット情報と攻略本は同じ土俵で語れる事項もありますが、全くリンクしない事項もあります。今日は攻略本に絞って書きます。
 この情報とのすり合わせ行為は、それ自体間違ってはいません。自分を言葉で表現するには、ある程度の材料が必要です。でもこれは貴重な情報を各論で利用しているに過ぎないのです。つまり、項目を一つ一つ分析して自分なりの答えを導いて完結。そしてまた次に進む・・・といった感じです。ほぼ間違いなく全ての学生がこういうやり方をしています。でも、これはある意味仕方ない。繰り返しますが、学生は経験不足と企業の採用ポリシーが判ってないんだから一つ一つ潰していくしかないんです。
 これが「各論で見る」ということです。一つ一つを切り離して見ると、攻略本に書いてあることは本によって違って見えて当たり前です。   攻略本は、その数の分だけ著者がいて、ポリシーもそれぞれ異なります。攻略本には絶対に書いてありませんが、皆さんが攻略本から読み取らなければいけないのは、その攻略本の著者が「どういうタイプ(あるいは性格と言い換えてもいいですが)のヒトが内定をもらえると考えているのか」なんです。 判りますか?
  著者は今までに何らかのカタチで人事採用業務に係わった人たちです。その中で面接の受け答え以前に、どういうタイプのヒトが採用後、活躍しているか?を経験で知っています。つまり攻略本の著者の経験値による「会社で活躍するヒトはこんなヒト」っていう母集団を前提に、そういうタイプのヒトがどういう回答をしていったら企業受けがよくなるのか?を1冊の本にまとめているんです。だから同じ本を読んでも受かるヒトと落ちるヒトが出るんです。当たり前です。落ちたヒトは、著者の考える母集団からはみ出しているんだから。早く気づいて違う母集団をターゲットにしてる本を買いなおしたほうがいい。
  これが「総論で見る」という考え方の一つです。まず著者が認めるタイプがあって、その上に質問に対する攻略が書かれており、全てが絡み合って構成されています。
 各論で読んでる限り、それは見えてはこないです。
 高校時代の現代国語の試験じゃないけど、本全体を評論文と同じ目線でまずは読んでみて、著者がどういう意図・心情で書いているのかを把握することが一番大事なんですね。全ての項目は必ず主張に一貫性があることが判るはずです。
 実は「総論で見る」ということには、後、もう一つ大切な要素があります。

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