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シリーズ  『会社サイドから視る「自己分析」』 3

自己分析を知る
2005-10-04

自己分析を知る

 今回の自己分析シリーズとは全く関係ない、僕の本業の方なんですが、ちょうど9月末は上期の終わり。つまり年度の半分が終わったってことなんです。この時期の管理部門は、中間決算というイベント業務を行っています。10月の上旬はこの決算業務でてんやわんや。  結構大変で、合間をぬって記事を投稿しているんで、昨日のように中途半端なカタチで終わることもありますが、ご容赦ください。  さて、昨日の続きです。学校なんかでチャレンジした適性試験の結果。色々分析結果が詳しく書いてあります。これは自分を知るという意味では実に有意義。だから皆にやるように進めます。ここまではいいですね?ここから先のことをちょっと考えてみましょう。  今なぜ、学生が貴重な時間を費やして、学校の就活ガイダンスや講義、そして適性試験を受けて武器を得るのか?それは、就活のゴールである「志望企業に内定をもらう」ためです。つまり、今やってる就活の勉強や適性試験は、ゴールのテープを切るためにやっているんです。言い方を変えると、「ゴールに達するように(ゴールから逆算して)、今の武器を活かす事を考える」ということ。このシリーズの最初(①のハナシです)に書いた旅行の準備と同じ理屈ですね。  学生の皆さんが適性試験の結果で陥りやすい落とし穴は、出てきた結果を信じて、もっと言うと鵜呑みにして、その結果から自己分析をやり始める、ということなんです。適性試験の結果に洗脳されてしまうんですよね。・・・まあもっとも、これは先が見えないがゆえに仕方ないことではありますが。  「自分は、長所は真面目で粘り強いって考えている。短所はマイナス志向。今日もらった適性の結果にもそんなことが書いてあったし。やっぱり自分はそうなんだ!」 っていう感じ。このやり方は間違ってはいないとも思いますが、正しくはない。少なくとも方向性と進め方は違う。この手順は、就活の目的から逆算して今を考えてはいません。  適性試験の結果に書いてあることは、今の自分の表面的なことの一部を表しているかもしれませんが、本質や確信を突いている訳ではないんです。適性試験の限界は、あくまで母数やデータベースがあって、そこからはじき出される傾向値であるということ。たまたま奇跡的に同じ箇所に○をした人間がいたら、その人の結果も全く同じものが返ってきます。でもじゃあその人と性格も本質もやりたいことも同じかというと、それはちょっと考えにくいですよね。 生まれも育ちも家庭環境も違えば、当然価値観も違うのに、そっくりになることはちょっとあり得ない。    あともう一つ、適性試験の限界を語る決定的な要因は、適性試験の結果に書いてある文言には、自分の過去が反映されないということです。  でも多くの学生は、適性試験の結果から自己PRを作っていってしまいます。適性試験の結果に、自分の過去を無理やり合わせるというか。これではハッキリいってゴールのテープは切れません。適性試験に書いてあったキーワード、例えば「あなたは粘り強い傾向があります」っていうのを、ありきで考えて、そこから無理やりエピソードをくっつけて構成。。。方向性が間違っているのが判りますか?  そうではないんですよね。適性の結果はあくまで結果。これ自体はかなり参考にはなります。少なくとも自分というものを考える上で重要なツールです。学生は今までに、あまり自分と真剣に向き合うことなんてないし、棚卸をするには絶好の機会です。しかし、適性試験の信者になってはいけないんです。残念ながら、 判っていても無意識に信者になっている学生はたくさんいます。  何度も言うように、正しい自己分析は「過去の自分から掘り起こして、今の自分を語る」ことです。就活における採用面接に活かす自己分析の真髄である「過去の自分から掘り起こして、今の自分を語り、それを未来に繋げる」ということはちょっと置いておいて、まずは自己分析の方向性から一緒に考えていきましょう。  ただ、それを行う前に、絶対にやるべきことがあります。就活は、まさにここから始まるといっても決して過言はないと僕は確信していますが、何かというと、「働く動機」を考えることです。「就活動機」の前段階の作業になります。「就活動機」は、既にゴールのテープを切れるよう構成された動機ですが、この「働く動機」は何でもいいんです。本音ベースのぶっちゃけベース。キレイな言葉にする必要なんてない。  例えば、   「私は社会に出たら、結婚したくないから一生働いていたい」   「迷惑かけた親に恩返しがしたい」   「仕事を覚えてオオモノになりたい」   「夜景がキレイに見える高層マンションに住みたい」   「ジャガーかフェラーリに乗りたい」   「故郷に錦を飾りたい」   「早く仕事覚えてお金たくさん稼いで、いいオトコ(あるいはいいオンナ)を捕まえたい」   「毎日ホストやキャバクラ行って遊びたい」 とかね。何でもいいんです。働くということに対するモチベーション。この時点では難しいこと考える必要はないんです。興味ある業界だとか、向いている職種は何かとか、そんなことは後のハナシ。まずは、働く動機です。将来自分は何をすべきか、とかどんな業界がいいんだろうとかっていうのはなかなか答えが出ないし、僕は学生のうちは答えなんか絶対出ないって思ってますが、働く動機は、何かあるでしょ?学生時代が終焉し、社会人時代が始ろうとしているこの節目で、自分の2つの時代を繋ぐものです。いくつあっても構わないです。こういうのは楽しく考えられませんかね?ちょっと考えておいてください。  就活のファーストステージは、自己分析をここに繋げるということ。全ては線で繋がっています。繋がっているからこそ、面接で自己PRとか志望動機とかって聞かれたその回答に一貫性が出てくるんですよね。 つづく。

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