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シリーズ番外編 「働く動機とネット情報」 ②

番外編
2016-11-06

番外編

 番外編の続き。入社後の「働く動機」に対する意識に関して、「自分は仕切る立場になりたいかどうか?」という想いがあるかどうかという尺度を掘り下げてみます。
  「仕切る立場」とは言っても、一年後に入社してくる新しい後輩に色々教えるっていうことではありません。それは単に役割の話。そうではなくて、自分が配属になった仕事を基盤に、イニシアティブを取って色んな提案をしたり、実際にトライしてみたり、その成功に向けて時にはチームリーダーかなにかの立場で引っ張っていくことが、カッコイイなあ・・・とか、そういう風になるのが、自分の求めるカッコイイ仕事っぷりなんだよねえ・・・って憧れる自分がどこかにいるかどうか?という視点です。
  これがあるとすれば、それこそが入社後の「働く動機」になり得ます。
  どんな業界でも、どんな企業でも、学生の皆さんが入社後に最初に割り振られる仕事は、地味で泥臭い仕事ばかりです。中には雑用的なものもあるでしょう。「コピーとって!」「これをあの部署に持って行っといて!」とかね。  雑用以外の仕事でも、やってる仕事の内容もよく判らず言われたことをハイハイってやるだけだし、その仕事の向こう側にある背景も経験不足でイメージできません。自分の求めるカッコイイ仕事っぷりから考えると程遠い姿・・・。この姿がいつまで続くのかなあ?って楽しくなくて、理想の姿を根拠もなく追い求め、すぐに辞めてしまう・・・。これが離職率の高い一つの要因でしょうね。特に営業主体、現場主体の業界では離職率が高い。これは現実が厳しいということの裏返しです。
  これを乗り切るためには、入社後の「働く動機」で、「仕切ってカッコイイ自分」にどのくらい憧れているか?っていう要素が大きく影響します。実はどんな業界でも、最初の地味で泥臭い仕事の時期を乗り切って、仕事の背景が判る時期に移項し、仕切る場面が増えると、仕事の進め方やゴールの見え方って、基本的にはみな同じになるんです。同じというのは、どんな業界だって、自分がカッコイイ仕事が出来る要件って結局は一緒やん!・・・って実感できるってことです。もちろん基盤には、業界ごとの専門知識や仕来り、ノウハウの習得は必要ですけどね。それは修行時代に行うことだから。
  ところで、学生時代や入社後の修行時代に、どうやったらカッコイイ自分になれるか?っていうことをイメージするため使えるものって何だと思いますか?
  実はそれって、ネットに飛び交う悪い情報なんです。こういった悪い情報が持つ背景と、業界動向を分析すると、自分が数年後にカッコよく仕事してる姿が想像できるんです。これは学生時代でもある程度できます。
  何度もいうように、その会社の悪いウワサって、突き詰めれば現実的にあることばかり。激務と言われれば、おっしゃる通りだろうし、安月給と言われれば、主観的に見れば本当にそう感じるのかもしれない。
  この現実が特にシビアに圧し掛かってくるのは、入社後の修行時代です。仕事に前向きになれないときや、イヤで仕方ない時に、どうしても悪いほうに全てを捉えてしまい、
    「やっぱり、この会社はウワサどおりだったんだ・・・」   「私は、毎日ツライよ。早く辞めたい・・・(涙)」
  という思考の順番になる訳です。入社後早い時期に辞めてしまう人の大半は、こういう順番で物事を考えて最後は辞めていくんだと思いますね。
  しかしこういった悪い情報と厳しい現実の整合が実は、将来の自分の路を見定める貴重な武器です。これについては、「自己PRシリーズ」で詳しく触れるし、「ネット情報シリーズ」で情報の捉え方の説明をしていきます。
  企業が学生に求めるものの一つに、幹部候補というファクターがあります。幹部というのは、仕事を「仕切っている」人のことをいいます。つまりは「カッコイイ自分」とリンクします。ここまで育ってくれるか?っていう目で学生を面接しているものです。だって学生には無限の可能性があるから。
  念のため書きますが、「仕切る人」というのは、会社役員や部長、課長、リーダーのような肩書きのことを言っている訳ではありませんよ。そうではなくて、達成すべき会社の目標や自分のビジョンをどのくらい持って、行動できるか?ということです。「仕事に熱い人」と言ってもいいかな?
  面接官は自分の会社の実態がネットに出回っていることを知っているし、実際に激務でオーバーワークの側面があるっていうことをキチンと理解しています。また特に修行時代には、多くの人が悪い方に考えてしまって、仕事の本当の面白さを理解する前に辞めていくという現実も痛いほど把握しています。
  ですから、面接官は学生に対して、将来像を聞きたがる訳だし、考え方や人生ポリシーみたいなものを見出したいって考える訳なんです。それが企業の「採用スペック」に繋がっていきます。
  だから少しでもいいから、入社後の「働く動機」を意識してほしいと思います。それは「仕切ってカッコイイ自分」になりたいかどうか?が一つの尺度です。それを意識すると、ネット情報の捉え方も変わるし、面接時の自己PRも変わってくるものなんです。

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