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シリーズ 「個人面接はキャバ嬢の法則」 30

個人面接・最終面接
2006-10-06

個人面接・最終面接

前回の続きです。
 前回の記事の後半に書いた学生と面接官の質疑応答。この学生は、志望動機に関して事前に「準備」した事項に執着して、面接官の質問に回答していませんね。キャバクラ的に言うと、せっかく指名を受けられそうなスケベな男が口説こうとしているのに、それを自分からシャットアウトしてしまっている、ということです。
 通常、キャバ嬢に気に入ってもらおうと企んでいる口説きモードの男は、絶対に質問を一問一答式では終えません。なぜかというと、それでは生のキャバ嬢を本当に理解できないし、共通の価値観を見出して盛り上がることができないからです。仮に一問一答式であれば、
  男 「好きな食べ物はナニ??」
  キャバ嬢 「えっとねえ、焼肉~!!」
  男 「好きな色はナニ?」
  キャバ嬢 「・・・えっ?焼肉の話は終わり?」
 って感じになって、これではキャバ嬢のことを理解できるはずもないし、話が盛り上がるわけもない。通常は、
  男 「好きな食べ物はナニ??」
  キャバ嬢 「えっとねえ、焼肉~!!」
  男 「焼肉か!俺も大好き!何が好きなの?俺はハラミ」


  キャバ嬢 「あたしもハラミ好き~。でもタン塩も好き~。」
  男 「ああ、いいよねえ!タン塩も!ホントに焼肉好きなんだなあ。」
 なんていう風に、一つの質問から波及させて、色々掘り下げていって初めて相手が何となく判ってくる訳です。焼肉が好きということだけでは、単なる表面的な情報。就活に置き換えると、表面的な情報というのはESに記載した言葉と一緒です。それだけでは学生の本質は判りません。焼肉について何が好きで、どこら辺に食べに行って・・・みたいな掘り下げていく会話のキャッチボールがあってこそ、相手が判る。
 でも、面接官が私を口説いている、学生側から見ると口説かれてやってるという感覚を持っていない学生ほど、面接官が自分の発言に突っ込んでくると、たちまち想定外になってしまいます。想定外というのは、事前に回答を準備していなかったということ。これって当たり前なんですが、そうすると学生がどういうことを思うかというと、
  圧迫面接
 ということを考えてしまうんです。これって枯れ尾花なんだけどね。

 学生が事前に考える想定質問に対する回答案というのは、単なる情報の域を超えない場合が多く、それは面接官から見ればESに記載の情報を、単に口で言ってるだけに過ぎない、という解釈になるんです。 
 面接官は、学生の人物像をまずは知りたくて、色々聞いてくる。せっかく学生の回答を好意的に解釈していこうと考えているのに、学生の方がそのメリットを活かしきれていない場合が多い。それがどういう形で現れるかというと、自分で作ったストーリーに固執するということなんですね。
 面接官に口説かれてやろうという意識を持って質問に素直に回答していかないと、面接官の質問に答えてないとみなされます。質問に答えてくれないと人間像が把握できず、面接官からみると、よく判らない人ということになってしまい、落ちてしまう危険性が増す、という流れになりますね。

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