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シリーズ 「就活のハザマ」 15

就活悩み(内定後)
2006-12-18

就活悩み(内定後)

内定ブルーに陥っていたり、「この会社に入社していいんだろうか・・・」なんて悩んでいる方へ。僕は社会人になって以降のことは、4月を迎えてから悩めばいいというのが持論ではありますが、まあそんなこと言っても不安は取り除くことができないでしょうから、一つの打開策を教えます。

 それは、簿記の勉強をしておくことです。そして少しでも会計の世界を知ることです。

 簿記の必要性に関しては、ずっとずっと前にも書いたことがあります。→ 「こちら」 です。

 仮に来年入社した会社で、配属が管理部門、特に経理財務畑になってしまったら、これは否応なしに、仕事の合間に簿記の勉強はさせられるし、3級はすぐにでも取りなさいと言われるでしょう。

 じゃあ、経理財務とは関係のない、営業部門に配属になった場合には必要ないのか?と言えば、当面の仕事には必要ないかもしれません。目先の仕事を覚えることがまずは先決。事務仕事に深く突っ込んで時間を避けないのが実態でしょうし、営業の現場サイドもそこまで求めないはず。

 でも、4月以降に勉強できないからこそ、比較的時間に余裕のあるこの時期に知識を得ておいた方がいいんです。

 何も、簿記の資格を取るために、腰を据えて本格的に勉強しろとは言いません。もちろんやるからには3級を取るぞ!くらいに心意気があるとベストですが、多分途中で挫折します(笑)。だって簿記の世界に登場する用語たちは、最初は取っ付きにくいものばかり。今までの人生において、知らなくても何の支障もなかった訳だし、そうなると「別に今勉強しなくても・・・」って思うはずだしね。それくらい、専門用語は多い世界です、簿記とか会計の世界は。

 でも、せめて簿記ってこんなもんなんだ、くらいの下知識はあった方がいいです。これがあるかないかで、自分の将来像が大きく影響すると言っても過言ではありません。

 というのは会社、もっと大きく言うとビジネスの世界というのは、どんな業界でも、またどんな職種であっても、会計が基盤にあるんです。営業の仕事で商品を売ることだって、その商品を製造することだって、そこには簿記の要素が入ります。サービスのような役務提供の仕事でも同様。また法務職や研究職のような専門職であってもしかりです。

 学生の皆さんは来年入社した会社でお給料をもらいます。また会社によっては賞与(ボーナス)ももらえるかもしれません。それだって簿記や会計という価値観が会社サイドにあってはじめて支払われる訳なんです。・・・もちろん労働基準法という法律の世界も絡みますが、詳しい話はここではしません。

 このように簿記の知識は社会人の基本。入社して間もない頃は、簿記を知らなくても仕事はしていけます。でも知らないまま月日を重ねると、数年後に必ず困ります。これは断言してもいいです。

 簿記はビジネスの共通語のようなもの。自分の会社が売っている(あるいは役務提供している)商品の収益性が理解できないと、どのくらい儲けているのかが判りません。それでは本当に意味で仕事をしているとは言えない。

 「仕事を大局的に見る」ということは、いろいろな斬り口がありますが、この簿記の知識があるかないかという点もかなりの比重を占めることは確か。現実的なことを言うと、将来的に自分の給料がアップするか否か?も簿記の知識に係っているんです。
 少なくとも僕は、縁あった学生で内定をもらった子には、簿記の勉強をしろと言います。どう活きてくるか?は、今後の社会人経験と「働く動機」に寄りますが、悪いほうには活きません。
 今、4月以降のことでいろいろ悩んでいる学生がいたら、騙されたと思って簿記の本を読んでみましょう。何も簿記の専門書を読む必要はないです。入門書でも構いません。もっと言うと数年前のベストセラー「さおだけ屋はなぜ潰れないか?」のような会計学がベースにある本から入ってもいいです。
 簿記を知れば、仕事を大局的に見るようになれる可能性が増すし、将来仕事で壁にぶち当たった時でも、きっと身を助けてくれます。

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