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正しい「熱意」とは? その2

面接
2014-12-02

過去に何度も書いてきましたが、新卒採用の面接の場合、面接官が視たいのは何だったでしょうか?


 それは学生の「現在のキャラクター」「将来のポテンシャル」です。前者は、背伸びしたり着飾ったりしたものではなく、素の人物像です。そして後者は近い将来、会社にハマるかどうか?という採用スペックです。


 このうち、学生サイドが時間をかけてジックリ準備する必要があるものは前者で、それは自己分析はじめ、手のひらを言葉にすること、自己PRを固めること、などというポイントがあることを今までにグダグダと書いてきました。


 一方で後者の、会社の採用スペックにハマるかどうか?は所詮、会社サイドが判断することであり、学生にはどうしようもないんだから、それほどシビアに考えなくてもいいですよ、とこれまた過去に書きました。


 これは実際問題としては確かにその通りで、まだ社会に出て働いたことがない学生が、会社の現実的な部分や泥臭い部分を理解することは絶対にムリなのに、ましてやその会社の採用スペックだとか、その会社の仕事にマッチするかどうかなんて判りっこない・・・です。


 僕は新卒で入る会社は出来るだけ大きい会社で、組織も固まっているところがイイという論者です。これは若いうちに組織で働くということをアタマとカラダで体得しておくことが、将来に活きることを肌身を持って知っているからです。


 ところでこれには、もう2つ理由があります。それは、新入社員を教育研修するだけのキャパがある、という点と、配属先の仕事に合わない場合には、何らかの方法で配置転換や異動というカタチで別の仕事が出来る可能性が高い、という点です。


 学生の皆さんもデータとしては何度か耳にしたことがあると思いますが、今のご時世、せっかく新卒で入社したにも係わらず、約3割の人が入社後3年以内に辞めていってしまうという事実。色々な理由があるかとは思うのですが、多くの場合、会社のハマらなかったから、という点が圧倒的だと思います。客観的に視てハマらなかったのか、単なる自分勝手だったのか、はひとまず置いといて。


 会社にハマらないから辞めさせていただく・・・これは辞める側の理屈としてはごもっともです。でも辞められる側、つまり会社サイドからしてみれば、それはないじゃんよー!・・・っていうのが本音です。本当に仕事が視えてくるのは、もっと先だし、目先の厳しさだけで安易に辞めてしまっては、今後に絶対に活きないことも知っているから余計にそう思います。


 会社規模が大きいと、こういう場合、別の部署に異動させるとか、転勤させて心機一転させるとかといった手が打て、辞めずに済むこともありますが、ベンチャーや小規模の会社では、異動先がない、勤務地も同じ、そして同じ人と顔を合わせる、というケースが多く、辞めていく若者を食い止めることができません。


 そのため、ベンチャーや小規模の会社の場合には、面接で確認したい重要な事項があるんです。これは大手も突き詰めれば同様なんですけど。その確認したいものというのが、採用スペックにハマるかどうか?というポテンシャルなんですが、その中でも特に重要な事項、それが前回書いた「将来に対するアツさ、自分の将来と戦う姿勢」になります。


 採用スペックは学生には理解できないから、意識する必要はない・・・これは確かにその通りなんですが、会社サイドが採用スペックにハマるかどうかの材料を率先して与えてあげることは大切なことです。その材料は実は誰にでも与えてあげられるものなので、ちょっと考えてみましょう。


つづく。

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