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組織の活性化と規則の限界

理想の会社論
2014-11-15

理想の会社論

今日は就活には直接は関係ない話です。

会社が売上を伸ばして発展・成長していくためには、組織を常に活性化させることが必要です。

 組織活性化とは、社員がそれぞれ何でもやりたいことを自由にやる!・・・っていうこととは違います。会社の方向性に合致した中で、しかも利益を出していくという意識を持って社員が活動していくためには、一定の決まりと規則、ルールが必要になってきます。

 それを一般的には、『社内規程』とか『業務マニュアル』とかって呼びます。最近は、企業の不祥事が多いですよね?賞味期限切れ商品販売とか官僚接待とか。こういった不祥事は、法令はもちろんのこと、会社の規程やマニュアル、ルールがあるにも係わらず、それを守らなかったために起こったものです。

 僕の本業には今のところ、こういう社内規程を作るという業務もあります。今までもそうでした。そういう時に組織を活性化できる社内規程を作るにはどうすればいいか?ということを常に考えてはいるんだけど、でも必ずどこかで壁にぶち当たります。会社には規程やルールが必要。それはそうなんだけど、もともと会社の規程にっていうのは無理があるんですよね。

 それは、組織論と経営論がそもそも相反するということに起因すると僕は考えています。

 ・・・と、文字で書くと非常に、難しいことに聞こえてしまうでしょうが、まあ総じて以下のようなことだと考えてください。

 今夜はカレー!だから玉ねぎがほしい!新聞のチラシを見るとあるAスーパーは、一カゴ100円という特価で売っていました。車で買いに行ったら品切れとのこと。残念・・・。でもそのスーパーの横のB八百屋では、一カゴ150円でした。

 この場合自分ならどうしますか?一旦家に帰って、Aスーパーに品物が入荷するのを待つか?それともB八百屋で買って帰るか?

 これを組織論で考えると、Aに入荷するのを待つ、という結論になります。玉ねぎは安いものをAスーパーで購入しなければならないって決まりがあるからです。ですので、中間管理職は部下に一旦帰れと指示する。決まりは決まりなので。

 でもこれを経営論で考えると、迷わずBで買うことになります。なぜなら目に見えない逸失した利益があるから。車で一旦帰ってまた入荷するのを待ってAまで車で行く車両燃料費やかかった時間など。しかも玉ねぎは今日のカレーに必要だから今欲しい。だったら横で買ったほうがいいじゃんってこと。会社の社長であれば普通にそうします。

 どっちが良い悪いではなく、組織と規程の限界はそこにあります。トップは会社を改革したい、前例にとらわれず良いものを導入したいと常に考えている。でも中間管理職は前例無視に抵抗がある。自分の保身があるからね。

 中間管理職は会社のトップの意向を常に意識して、その本質を読み取り、タイムリーに自分の部下を先導することが本当は必要なんだけど、自由にやらせてなんでもアリにするわけにもいかない。この辺のバランスが、まあ難しいし、決まりきった言葉で定められない部分です。

 料理番組のように、何でも醤油とみりん大さじ1杯といければ簡単なんだけど、より多くのお客の心を掴むには、その日の素材に合わせて、分量を決めるという板前の腕は、言葉で定められないからね。

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