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シリーズ番外編 「ゼロの立ち居地」 1

番外編
2016-02-19

番外編

ひさびさ番外編。本シリーズは「こちら」


 今、多くの大学3年生は、何かのカタチで就活というイベントに巻き込まれていると思います。自分は、大学院に進学するから就活はしない!とか、公務員になるから!っていう人もいるでしょうが、でも自分の将来を考えるという意味では、それも立派な就活ですね。

 ところでこの時期は、多くの学校で就活に関するガイダンスが行われています。そしてその中で、エントリーシートや面接では、自分の良いところをアピールしなければいけない!ということが叫ばれます。


 さらに、自分の良いところをアピールするということは、何がスゴいことを書いたり話したりしないといけない!普通のことはアピールにならない!なんていうことも叫ばれます。


 これを聞くと、多くの学生は凹んでしまいます。だって、スゴい経験って思いつかないもんね。

 何度も何度も言いますが、就活というのは、自分の将来の可能性を見出す楽しいイベントです。だからワクワク感を持って挑んでいけるのが本来の姿。でも就活が堪らなく憂鬱なものになってしまうのは何故かというと、それは自分のスゴいところを探しても見つからないから、です。


 就活というのは、全ての学生にとって初体験。だから就活ガイダンスでは、いろんな人が、色々なことを言います。中には相反する見解が飛び交うことも。どれを信じていいのか判らなくなることもあるでしょう。

 その内容が正しいかどうか?という点に関して言うと、実は全てが正解です。相反する見解も両方とも正解。だって就活って、業界や会社によって選考ポリシーが異なるんだから。正解は会社ごとによって違います。

 さらに言うと、皆さん一人ひとりの将来のビジョンも異なります。だから友達の就活の進め方と自分を比較することはナンセンスということですね。

 ところで、その自分のスゴさをアピールしなければダメ!っていう見解なんですが、皆さんはこれを聞いてどのように理解しますか?

多くの学生の理解は、

  自分のスゴいところ = 他人と比べて秀でているところ


 というものです。実は、これに関しては間違いです。自分のスゴいところをアピールする、っていう点は、間違いじゃないんですけど、他人と比べる必要はない、ということです。ここを勘違いすると、結局浮かんでくるのは、自分の短所や、他人より劣っているところになります。こういう考え方をしていると絶対に、自分のスゴいところは浮かんできません。

 他人と比べると、必ず自分が劣勢になる・・・これは人間の本能みたいなものです。特に就活のような先の見えないことに対して、しかも進むべき道が無限にあるなんていう場合はなお更ですね。試験だと、自分の点数が60点だった場合、アイツは70点だから俺より優れている、でもコイツは50点だから俺より劣っている、なんてジャッジできるけど、就活には一定の決まりきった尺度がないもんね。だから他人と比べた場合、どういう道筋で考えても、最後に行き着くのは、自分ってスゴくない・・・って結論です。

 そうなると、自分をアピールしなくてはいけないのに、最初からマイナスの位置に自分を置いてしまっていることになります。

つづく。

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