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夢の追い方 その2

番外編
2013-10-13

 一般的に言うと、夢の大きさは幼少時代が最も大きいと思います。その後、歳を重ねるごとに徐々に狭まっていきます。しかし一方で、より具体性が出てきます。例えば、幼稚園の卒園アルバムや小学校の文集なんかを見ると、
   「プロ野球選手になりたい!」
 なんて夢を掲げている子は多く見られます。ちなみに僕の小学校の頃の夢は漫才師でした(笑)。世は漫才ブームだったもんで。
 このように子供の頃の可能性は、それこそ無限大。その気になればスーパーマンにもなれますので。でも徐々に大きくなっていって高校生くらいになると、良い意味でも悪い意味でも、自分の向き不向きや限界が判ってきます。そうするとプロ野球の選手になれるかなれないか?っていう判断もできる訳です。
 小学校の時に、草野球がちょっと巧かったことが発端で、プロ野球選手になる夢を持ったけれど、高校でも野球部に所属することなく終わった人が、今さらまだ、プロ野球選手になるんだ!なんて言うのは単なる現実知らずですよね?言うのは勝手だし、夢を持つのは良いことだけど・・・って感じ。
 ここで普通の人は、もっと今の自分のスタンスでどう生きていけばいいか?ということを考えて、プロ野球選手以外の夢を持つようになります。言うなれば、子供の頃より夢は狭まっている訳です。でも子供の頃に比べたら人生経験を積んだので、その夢には具体性や実現可能性が出ます。
 子供の頃からの夢を追うという大義名分で、高校時代に野球部に入ってなかった人が、20歳を過ぎてプロ野球選手を目指すんだ!といって、日夜バッティングセンターに通っているとしたら・・・そんな人をどう思いますか?
普通は、おかしいんじゃないか?もっと他にすることあるだろ?って思いますよね?
 実は、学校を卒業してやりたいことがあるから!って言ってフリーターになる人は、このバッティングセンター野郎と似ています。自分だけ夢を追っている気になっているけど、でもそれは単なる現実逃避。少なくとも今の日本の社会構造からみると、逃避と見なされてしまいます。
 それでもまだ、一から鍛えなおす!とか言って、ノンプロの野球チームを目指すなら、実現可能性は低いけど具体性があります。でもバッティングセンターはダメ。全く成長できない。
 楽な方に逃げているにも係わらず、若い頃って、自分スタイルで生きてます!的なものに憧れます。その結果はフリーターという道。社会は相対評価なので、この道を選ぶことも間違いとは言えませんが、夢の実現には一番遠い選択となります。
 でもこの選択が夢の実現に一番遠いということに、若い時期はなかなか気付けないんですよね。何故ならば前回も書きましたが、目先のお金をマイペースで稼げるからです。
 フリーターは、自分のペースで仕事をすることができて、なおかつ手取りも悪くない。一方で、サラリーマンはというと、毎朝早くに起床し、満員電車で会社に行く。周りは上司や先輩ばかりで気を使う。残業もあります。心身ともに疲れるんだけど、手取りはそれほど良くはない。
 この傾向は、大卒よりも短大・専門卒、さらには高卒の一年目の方が顕著に現れます。自分のペースで仕事ができ、手取りも良ければ、確かにフリーターは魅力的に映ります。サラリーマンになるより何となくカッコよく見えるしね。
 確かに若い時期だとフリーターは結構稼げます。でも残念ながら、今がマックスなんです。つまり、20歳でフリーターをやって稼ぐ金額と、30歳でフリーターをやって稼ぐ金額は変わらないということです。 ここに気づいていない若者がなんと多いことか。
 つづく。

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