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夢の追い方 その3

番外編
2013-10-14

番外編

 会社は、フリーターがどんなに仕事を覚えても、フリーターのままだと給料は増やしません。変わりはいくらでもいるからです。フリーターは会社にとっては都合のいい存在。本業がある学生と違って、仕事にはキッチリ入ってくれるし、後輩の指導もしてくれる。だからフリーターの人を信頼しているし、リーダー的な役割をお願いすることもあります。
 でも、会社がそれ以上を期待して大きな仕事を任せることはほとんどありません。だからそれ以上の経験も積めず成長もできないんです。やる仕事はフリーターである限りずーーーっと一緒。そして一定以上の年齢になるとお役ごめんですね。昔の自分がそうだったように、20才くらいのフリーターの方が、仕事もイキイキやってくれるから、そっちの方を優遇します。
 会社が考えるフリーターの位置づけはそんなもんです。経験はどんなに長くなっても、一定以上の仕事を任すことはないという認識です。「その1」 でも書きましたが、このようにフリーターの可能性は、現在の社会ではすこぶる狭い。こういう構造を知っているから、他の会社もフリーター歴が長い人は採用したがらない訳です。
 フリーターと社員の差が現れだすのは、20後半から30代です。この時期は、社員は修行時代を終えて、管理職としての第一歩を踏み出す時期になります。フリーターや後輩社員たちを管理し、使う立場になるということです。こうなると、お給料も新入社員時代と比べると上がっています。そして仕事的にも次のステージに入っています。
 でもフリーターはフリーターのままです。仕事も変わりません。後輩たちが入ってくるから指導することはできますが、それは次のステージではないんです。同じステージで、単に古株になっただけ。だから時給も変わりません。
 社員になると、経験と実績に応じて会社での地位が上がっていきます。いわゆる出世ってやつです。出世すると平社員の修行時代よりも、やるべき仕事の内容が変わっていきます。より責任のある仕事が割り当てられるんです。こうして徐々に自立していきます。
 そして、徐々に守るべきものも増えてくるし、自立が問われる年代になってくる。詳しくは書きませんが、守るべきものが増えるということはそれなりに支出が増えるということなんです。でも自立している人は収入も増えます。だから問題はない。でもフリーターは収入は増えないのに、税金や年金等々、支出だけは増えます。
 てことは、手取りは歳を重ねるごとに減っていくという流れになります。
 小学校の頃に見た、野球選手になりたいという夢は実現しなかったとしても、それは無邪気な夢だったと、酒の肴にして笑い話で済みますが、大人になってから見る夢というのは、実現しないと全く意味がありません。そして大人になってから見る夢は、自立すればするほど実現の可能性が上がってくるんです。
 大人になってから見る夢を実現するためには、社会で段階を踏まないといけません。入社後の、修行時代には夢の実現とは程遠い仕事ばかりをやらされます。この時期にはフリーターになった友達はイキイキしているように見えるかもしれませんよね。
 しかし、我慢して目先の取り組んで数年経つと、周りから信頼されるようになります。そうすると、自分の意見が言えるようになります。そしてその意見が通るようになります。必然的に地位が上がり、出世していく。
 若いうちは出世なんてどうでもいい、なんて思うかもしれません。その社会に背を向けたような価値観にカッコよさを見出すこともあるでしょう。それはそれでいい。若いんだから。でも大人の社会は、どんなに正しい意見を言ったとしても、発言者自身に信用と実績がないと、認めてもらえないんです。サラリーマンの場合、信用と実績とは、出世して偉くなることとほぼ同じ意味ですね。
 大人になってからだって夢を追わないと生きている意味がない。夢は十人十色ですが、少なくとも仕事で夢を追う場合は、段階を経ていく必要があります。そして出世して周りに自分を認めさせる必要もあります。そこで意見や提案ができるという訳。
 出世して周りに自分を認めさせるには、フリーターでは絶対にダメなんです。今の日本では自立できない仕組みになっているからね。
 どんなに手取りの少なくても、仕事が辛くても、それは自分の夢を実現する過程だと思ってサラリーマンになりましょう。どんな業種に就こうが、そこで社員として頑張ると、必ず夢の扉が現れるからね。

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