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学校で学ぶこと。後編

就職
2018-02-04

 ずっと以前に、「こちら」 の記事で、大沢在昌さんの「陽のあたるオヤジ」という本を紹介したんだけど、その中で、

ベストを尽くしたのに結果が出ないことは決して少なくない。いやむしろ、6:4や7:3くらいの割合で、結果が出ないことのほうが多いのが社会という奴かもしれない。ただ、だからと言ってベストを尽くすことをやめてしまったら、絶対に結果は出ない。また、ベストを尽くしたことを声高らかにアピールする必要もない。ベストを尽くしている人間は、それだけで違う雰囲気を持っている。
 という文を抜粋しました。この本の通り、社会って奴は、努力をしても報われないことはたくさんあります。6:4や7:3くらいの割合っていう数字も、リアリティがある数字だと思うしね。この6:4や7:3っていう数字をどう見るか?なんですが、6や7の方に注目するか、3か4の方に注目するか?
 努力をしても、3か4しか報われないのであれば、努力しても意味ないじゃん!って思う人もいるかもしれません。さすがに就活を考えている学生は、そんな人はいないでしょうけど、でも高校生でそう考える子は意外とたくさんいます。
 でも努力しなければ10:0になって、100%報われることはありません。学校というところは、この努力をすれば成果が上がってくるんだ!だから頑張ろう!っていう意識と姿勢を訓練する場なんですよね。これが学校に在学している間に体得すべき価値観だと僕は考えています。
 試験にしても宿題にしてもレポートにしても大学受験にしても、一生懸命頑張って勉強すれば知識がついて、点数となって結果につながる、たまたまヤマが外れて点数が悪くても、勉強して覚えた知識は必ず次回以降の試験で使える。これが勉強から逃げてしまうと、試験の点数は上がらないし、次にも活きない。だから頑張ろう!というロジックね。
 だから学校で学ぶのは、勉強の知識量だけじゃないんです。そういった、努力するとか、頑張る、っていうことを訓練することの方が大きいんです。
 努力する、とか頑張る、とかって意識や姿勢がどんなに大事か?を訓練する場なので、だから点数が悪くても、その時の成績が悪かったとしても、頑張ったのであれば一向に気にしないでいい話。頑張って逃げずに努力したけど、結果はイマイチだった、とするなら、次につなげるために更に頑張ればいいんだから。偏差値というのは、そういう意味では、うまく出来ていて、頑張って勉強すれば、徐々に値が上がっていくような仕組みになっています。偏差値が上がれば、成果につながり、それは自信となります。
 将来学校を卒業して、社会に出たら、社会って報われないことが多いって気付くけど、だからといって努力をしなければ永久に報われることがない、学校は試験やレポートという、努力すれば、結果が出てくるツールを使って、努力が結果に結びつくということを教えているんですよね。学校は、自分が頑張りさえすれば、結果はある程度ついてくるものなんです。
 これに対して社会は、人と人とのつながりで成立しています。だから相手とのバランスや利害関係に寄るところが多い。自分がどれほど頑張っても、成果にならないこともあります。社会に飛び込む入り口にある面接で、そういう現実を痛いほど味わっている学生も多いでしょう。だって相手、つまり会社サイドのバランスや利害関係に左右されるので、いくら人物像が優秀で、第一志望の会社であることを伝え、シッカリ企業研究したとしても、落ちるときはアッサリ落とされます。
 この辺のお話は、恋愛と小遣い3万円の男を例にあげて説明した「こちら」 を参照ください。
 このようにシビアな要素がある反面、ただ一つの評価基準で、判断されないのが社会のいい面でもあります。だから、たまたま一社で結果は出なくても、それはそれで凹まないでください。他に必ず評価してくれる場所があるからね。
 その点、受験の方は、点数が足りなければ落とされるので、シビアですよね。評価は点数の出来次第のみだから。


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