twitter facebook お問い合せフォーム

リベンジと嗅覚 前編

面接
2016-09-30

面接

 志望度が高く、入りたかった会社にエントリーし、自分なりに頑張ったんだけど、不運にも落とされてしまった・・・っていうことはよくあります。こういう時に、例えばどうしても諦めきれず、秋に追加募集が出たりした時に、リベンジしてもいいのか?っていう相談を受けることがあります。   気持ちはよく判りますが、こういう場合は、いさぎよく諦めろ!会社は他にもゴマンとあるんだから、次の会社を前向きに探せ!・・・と僕は言います。    最近何度か紹介していますが、2007年2月11日に書いた記事 。大沢在昌さんの「陽のあたるオヤジ」という書籍の中のフレーズにもあるけれど、恋愛相談に乗っていて・・・ってくだりは、まさに同じですね。この辺りは、恋愛の価値観が会社選びに応用できる側面です。    現実論で言うと、超大手人気企業の場合、募集人員枠に対して、エントリーしてくる学生の数がハンパなく多いので、前半の選考ステップ、つまり筆記適性試験やエントリーシート、また集団面接あたりでハジかれる学生は、本当の自分像や実力がお披露目されることもなく不運に泣いてしまうこともあります。つまり極論を言うと、最初から最終面接にチャレンジできるなら、受かっていたかもしれないですよね。    選考ステップ前半の合否確定の要素に、運不運が入っているのは、受けてる学生でもなんとなく判るもの。だからこそ悔いが残るし悔しい訳です。自分の前にいた学生と比較して、どう考えても自分のほうがうまく会話ができていたのに、結果は向こうが通過して自分が落とされた!なんで?・・・ってね。    この辺の判断は、面接官の経験値に依存するものが強いので、ハッキリ言ってしまえば、通過した学生と落とされた自分の間にある、明確な判断基準を説明しろ、と言っても、きっと面接官もできないと思います。特にポテンシャル重視の学生採用の場合は特にね。だってそこまで差がある訳ではないので。    面接官が明確に説明できないのに、学生が納得できるはずがない。ということでこの溜まった鬱憤やガスが、ネットへの書き込みにつながっていくんですよね。    限られた時間の中で、学生の持っているポテンシャルを見出すのは確かに難しい作業です。しかし、現時点でその学生が持っている性格や人物像が、明らかにウチの会社にハマらないだろうなあ・・・と容易にイメージできる学生も結構いて、その場合は、会社も本人も、入社後にお互いが不幸にならないように、敬意を込めて落としてしまいます。    例えば、気合!根性!ノルマ!そのためには残業も厭いません!・・・ってのが社風になっている会社に、地味で非常におとなしく、自分をガツガツ出していくのが苦手なんだけど、コツコツやるべきことを着実に積み上げていくっていうタイプの子が入社しても、必ず途中で嫌になってしまうはず。まあこれは極論ですが、このように、面接官だけが知っている会社の実情に照らし合わせて、目の前の学生を判断したときに、きっと合わないだろうなあ・・・という判断が成されることが意外とあったります。    これは長い目で見れば、落とされた学生本人にとってみれば感謝すべきことなんだけど、その時は納得がいかないですよね?それは当り前の話。だからもう一度リベンジしたい!って思う気持ちも判らなくもないです。    運不運の範疇で落とされたのか?それとも、面接官がウチの会社にハマらないだろうと判断して落とされたのか?それはほとんどの場合、学生には知る由もないのですが、理屈で言えば、前者の運不運で落とされた場合に関して言えば、リベンジは可能かもしれません。しかし僕はやはり、落とされた理由が前者であれ、後者であれ、一度ハジかれて縁がなかった会社は、原則としてリベンジしないほうがいいと思います。その時間があるなら、もっと他の会社に目を向けた方がよっぽど将来の自分のためになる、と僕は判っているからです。    つづく。 

▲PAGE TOP