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リベンジと嗅覚 後編

面接
2016-10-01

面接

なぜ一度落とされた会社にリベンジしないほうがいいのでしょうか?   それは、社会というのが、そもそも人間関係のバランスで成り立っており、決して自分の思いだけで進んでいくことはないからです。学校は自分のスタンスを押し通して進むことはある程度可能です。でも社会は違います。自分の想いが必ず通じて夢叶う世界ではありません。    つまり運不運も許容して、それでも前に進んでいくのが、社会の現実であるということです。    僕は新しい商品(サービス)を企画するのが好きだし、得意です。いろいろな戦略を立てて、進めていくのが楽しくて仕方ない。でもどんなに立派な商品でも、自分ひとりでは拡がり方に限界があります。いろいろな分野で協力してくださる方を探してこないとなりません。・・・って、難しいかな?    例えば僕が、絵画の才能があるとします。本当に素晴らしい作品を描いていくんだけど、趣味ではなく、絵で生活していくためには、それを広く世間に周知させて認めてもらわないといけない。でも僕には、絵の才能があっても、周知させるだけの人脈もネットワークもノウハウもありません。だから、キチンと戦略を立てられる人に協力してもらわないといけない、ということです。    ・・・ちなみに、僕は絵の才能は全くありませんけど(笑)。中学の美術の成績は常にヤバかった。    まあ、それはともかく、僕が企画した新しい商品の話ね。僕自身は、その商品に市場優位性があって優れていることを知っています。しかしその商品が売れるためには、自分ひとりで進めるには限界があります。だからいろいろな人や会社に営業して、協力してくれる人探しを行います。    その際に、本当は社長さんとか役員さんとか、その会社のお偉いさんに直接持っていきたい訳です。実際に先方が規模の小さい会社であれば、そのようにします。その方が話が早いし、ビジネスの嗅覚が優れているので、商談もスムーズに進みます。でも規模が大きくなればなるほど、最初の営業の相手は、若い担当者です。若い担当者は、嗅覚がまだまだ乏しいので、せっかくの商品も価値が判らず、門前払いになったり、上司に打診してくれなかったりってことは日常茶飯事。    こういう場合は、僕としては、アンタじゃなく直接部長さんとか決定権持ってる人に話をさせてくれーー!って内心思ってしまいます。部長さんなら話に興味を持ってくれるはずなのに、この担当者はビジネスを知らないって思ってね。でもそれは現実的には無理な話。会社って、社会ってそういうもんだから。    面接も理屈でいうとこれと一緒です。どんなに自分という人間が優秀で、社長さんとか部長さんと直接話が出来れば、きっとウケもいいはずなのに、なんでESや集団で落とされるんだーー!!って思っても、それが会社ってもんだし、社会ってもん。悔しくてもこれを受け入れていかないといけない。    どうしても諦めきれず、固執してしまう気持ちも判るけど、この会社にコネでもない限り、判定は覆りません。だから気持ちを切り替えて次の会社を探す訳です。デキル営業マンならそのようにするしね。興味示してくれなかった会社にいつまでもこだわっても仕方ないし、時間の無駄ですので。    僕は自分が企画した商品に対して、興味を示してくれる企業は他にたくさんあることを知っています。その企業はこれから探すんだけど、でもきっとあることは確信している。社会人として10年以上キャリアを積んだ僕の嗅覚によってね。    学生の就活は、まだまだそれほど嗅覚が研ぎ澄まされてないので、嗅げる範囲も限られます。だから目先の企業にこだわって引きずってしまう。でももっともっと広い世界がある訳です。どうかそれを信じて、落とされた企業は一旦忘れて前に進んでくださいね。    その方が世間というものが幅広く知れて、楽しいからね。 

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