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シリーズ番外編  それでも『本当の自分』が出せないのは?

番外編
2008-08-07

番外編


 シリーズ番外編。本シリーズは「こちら」 。本シリーズでは、『本当の自分』ということの本質について、いろいろ書いています。
 面接はビジネスの一側面なので、余所行きモードのリアクションになって当たり前。余所行きモードは、絶えず周囲に気を遣って気を配り、神経をすり減らしてる自分のことです。だから肩も凝るし、疲労する。
 肩が凝り、疲労している状態の自分からすれば、家でくつろぎ、寝転がってテレビ見てリラックスしている自分のほうが本当の自分に感じるけど、それはビジネスの場とプライベートの場という土俵が根本的に違うので、比べることがそもそもナンセンス。だから余所行きモードの自分を大いに出していけばいいんです。
 しかし、余所行きの自分も本当の自分なんだから、安心してハッタリかましましょう!と言っても、それでハッタリかまして面接でリアクションが取れるか?というと、実は多くの学生、または若い転職者層には、簡単には出来ないんです。
 つまり、『本当の自分』の本質が判っても、それを面接で出せるか?というと、それは若い人たちにとっては、かなりレベルの高い行為だということです。頭では理解できても実際に行動できないというかね。
 実は今回のシリーズで一番言いたかったのはこの点です。本当の自分を出す出さない議論は、実は突き詰めれば、この点に集約されていきます。
 ・・・と言いつつ、番外編で書いてるのも変な話だけど(笑)。
 なぜ実際に行動に移せないのか?というと、それは、簡単に言うと、
  「今までに一度もやったことがないから、恥ずかしい」
 からです。
 例えば、「御社」「貴社」といってみたり、「私(わたくし)」と言ったり、「申し上げる」のような謙譲語を使ったり、これは社会人になって数年経てば日常会話の範疇なんですが、経験不足の学生や若い転職者層は、口に出したことがない。加えてプライドが高く生意気盛りのため、笑顔で素直に自分を褒めたたえ売り込むことに抵抗感を感じる。
 ・・・ということって、身に覚えのある人もきっとたくさんいると思います。
 今までの日常生活では、自分を否定したり、ダメだと思ったりっていうのが普通だったし、ですます調の丁寧語は使ったことあるけれど、高度な敬語は使ったことがない。それを面接で無理して使うと、イヤでも自分がしゃべっていることが、自分の耳に入ってくる。そうすると、邪心に支配される『本当の自分』が、
  「・・・あーあ、一体俺は何でこんなセリフ吐いてるんだろう?」
  「・・・こんなの、おかしい。これじゃあ、私の本質が伝わる訳ない」

 って感じてしまうんですよね。面接で一生懸命余所行きモードになっても、自分の発言を自分の耳で聞いてしまうと、とたんに恥ずかしくなって興ざめしてしまうってこと、ありませんか?面接における『本当の自分』を出す際に、もっともネックになってくるのが、この自分の気持ちですね。
 自分では、我ながら聞き慣れない言葉を使って余所行きモードの自分は、奇妙キテレツに感じちゃうかもしれないけど、でも大丈夫です。面接官は、奇妙キテレツには感じていません。だって面接官のような社会人にとって、余所行きモードこそ、普段の本当の人間の行動なんだからね。
 心配しないでも、面接会場には友達や仲間はいません。集団面接であっても、それは今日この場で初めてあった学生。だから自分が余所行きモードで畏まってしゃべっているのを聞いて、お前らしくないなあ、なんて笑うような人間はどこにもいないんです。
 だから安心して余所行きモードの自分を出しましょう。これは入社後に輝く人生を送るためにも必要な要素だからね。


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