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シリーズ 7 「この職種・部署ってなにやるの?」 生産・製造部門

職種・部署
2018-06-27

先日書いた会社の仕組みを表す公式。
 売上高 ― 売上原価 ― 販売管理費 = (営業)利益
 会社の成長と発展には、売上増大は不可欠。ここを受け持つのが営業部門です。ある意味、企業にとって一番大事なセクションです。売上が増えないと、会社は存続できないんだから。
 しかしその一方で、売上が増加することが必ずしも利益増加に繋がる訳ではありません。利益を増加させるためには1円でも多く売上を増やすとともに、「出ていく費用を1円でも減らす」という意識が重要です。
 100万円売上が増加しても、仕入にかかった費用や製造コストが60万円、また販売管理費(自分の給与や制服代、家賃等の経費です)が50万円かかって、差し引きマイナス10万円の赤字、なんてことになるとシャレになりません。よって、仕入の60万円をどうやったら50万、40万になるか、販売管理費を何とか1円でも少なくできないか?ということを考える部門が必要になってくる訳です。
 「生産・製造部門」は、仕入にかかった費用や製造コストなどの、売上原価に対する責任部門です。

 「生産・製造部門」も、業種業界によって、箱の名称・役割は様々です。企業理念に直結するドメインとしては、例えば「お客様に安心してお使いいただけるように品質維持に努めます」や「欠品にならないよう安定的な製造を実現するとともに、一方で過剰在庫防止に努めます」とかね。
 これは営業部門同様、業種業界また会社それぞれによって、扱う製品、商品・商材、重点項目が異なるので包括的なことしか書けません。
 でも一方で、これまた営業部門同様に、全ての会社の「生産・製造部門」に共通するポリシーはあります。
 それは、「1円でも仕入値や製造費、品質維持費等(つまり売上原価)を合理的に削減する」です。利益を上げるという、会社の存在意義の視点だと、「生産・製造部門」のポリシーもこういうことになるんです。
 メーカーのような製造業を例に取ると、「仕入部(購買部)」「製造部(生産部)」「物流部(流通部)」「技術部」「開発部」「品質管理部」・・・等が代表例でしょうか?この生産・製造部門を管理上束ねる部署として、「生産管理部」なんていう箱があったりもしますね。
 仕入部はお客様に評価されるべく、より良い商品を作り出すために、商品の元となる材料を仕入れ、製造部はその商品を作り出すラインの仕事、物流部は全国・海外のマーケットに商品を配送することを行います。会社によっては在庫管理を担うこともあります。技術部は、会社によって業務内容に幅はありますが、例えばラインの工程や製造設備の開発・改良、安定化等が主な仕事になるでしょう。開発部は新商品の開発や既存商品の改良など。品質管理部は製品、商品・商材の品質維持と管理。これは比較的イメージしやすい箱でしょう。またちょっと専門的になりますが、製造物責任法(PL法)に関する対応やISO関連(例えばISO14000とか)の事項も業務範疇になってくるかもしれませんね。
 そういった各々の箱をうまく連携させたり、売上原価の計算をしたり、仕入業者に仕入代金を支払ったり、部門の従業員管理なんかをするのが生産管理部です。ここは、後日書く管理部門とも蜜に連携を取り合います。
 ところで、上記で生産・製造部門のポリシーを、「売上原価を『合理的に』削減する」と表現しました。この合理的という言葉の意味合いは判るでしょうか?

つづく。

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