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アンカーの役割と現実

職種・部署
2018-07-12

職種・部署

 財務と経理の話を、ここまで書いてきました。この2つはカネを扱う部署なので、ルールや決まりを重んじるということもイメージできたと思います。
 特に経理部は、会社のアンカーです。アンカーが余裕をもって走るためには、その前の走者がキッチリと自分の持ち味を出し切って、自分の仕事をキチンとやり切り、それを経理につなげることが重要です。
 会社という組織においてアンカーのあるべき理想は、余裕を持って走れるか?という点にかかっています。経理が余裕を持って仕事をしないと、精度の高い通信簿ができないんだから。
 それでは余裕とは何か?というと、それは、黙っていても経理部の手元に、正しく要件を満たしたエビデンスが回ってくることなんです。スマートボールでいうと、タマをビーン!と打った瞬間から、下のどのボックスに入るか?が決まっているということですね。打つ前からどこのボックスに入るかが判っているんだから、ゲームとしては面白くも何ともないけど、でも組織においては、特に経理部にとっては、この面白みがないということが、究極の理想です。
 経理は待ちの部署です。下でボックスを管理していて、そこに落ちてくるタマを整理するのが仕事。机に座ってタマが来るのを待っているのが仕事。決して、途中までタマを拾いに行ったり、こぼれたタマを拾ったりという、動きがある部署ではないんです。スマートボールのボックスは、動かしてはいけないものだからね。これは法律や定義で決まっているものだから。
 でも残念ながら、どんなに成熟した会社や、歴史ある大企業であっても、実際には、タマは決まったボックスに全部入ってはくれません。途中で止まったり、全く見当違いのボックスに入ってしまったりということのほうが、圧倒的に多いものなんです。
 しかし、会社が通信簿を作るためには、キチンとタマが筋書き通り動いてくれないと困ります。だからリレーで、先を走る走者が、キチンと正しいコースを適正なスピードで走ることができるようにして、アンカーの経理につなぐ役割の部署、つまり交通整理をする部署が必要になってくる訳です。
 交通整理をする部署、それは実は、総務部ということになります。
 総務のお話は、もうちょっと後になるんだけど、このタイミングで触れておかないと、総務の本質がイメージしにくくなるので、書かせてもらいました。総務は交通整理をして経理につなぐ・・・これを覚えておいてください。



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