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シリーズ 20 「この職種・部署ってなにやるの?」 広報部①

職種・部署
2018-07-13

職種・部署

 財務と経理の説明を長々と書いてきましたが、自分で書いといて言うのも何ですが、配属にならない限り、あまり意識する必要はない部署です。特にフロント業務、つまり営業部門に配属にあるであろう多くの学生は、入社後には、商品を売る!ということに専念する訳ですから、商品を売った後、業務がどういう風に流れていくのか?なんて考える暇があったら、次の売上を上げることを考えたほうがいい。最初は、それでいいと思う。まず自分の仕事を全うするのが、社員の使命だから。ただ、自分の価値をあげるため、そして何より就活を自信持って行うために、会社という仕組みについては、判っておいて欲しいと思いますね。
 今日は、広報部について説明します。広報とは、まさに「広く報じる」セクションですね。
 企業組織論の観点から言うと、広報部が管理部門かどうかは、会社によって考え方が分かれるところではあります。広報は、常に社長に近いポジションにいる必要があるんです。つまり「社長直轄部門」です。「管理部門」と「社長直轄部門」は似ているようで、実は役割も異なります。
 まあでも、僕のブログでは、大企業ばかりを想定している訳ではないので、一応、広報部を管理部門の仲間として考えます。
 広報部のドメインは「企業情報(社内外問わず)の収集・発信」です。詳細は以下のとおりです。
 ①IR活動
 ②新聞・雑誌・メディア等マスコミへの情報発信・記者会見
 ③お客様からの問合せ対応(カスタマーサービス)
 ④企業ブランド周知のためのイベント実施
 ⑤社内向け情報発信
 ⑥ホームページ作成運営
     などが一般的業務でしょうかね? 商品そのもののコマーシャルや、媒体等への広告宣伝は、会社によってマチマチなんですが、マーケティング機能を持った部署が存在することが多いので、ここでは、広報とは切り分けます。広報は世間一般にPRしていく部署で、マーケティング部は消費者のみをターゲットにPRしていくという違いがあるからね。
 広報部という部署も、業務内容が判りやすそうで、実はイメージのみが先行する部署です。
 広報というのは、一昔前は、「自分の会社の新商品情報や企業ニュースのタイムリーなリリース」という意識がありましたが、それは情報収集源がテレビや雑誌等に限られていたからで、今日のようにインターネットも含め、情報収集に多様性が出てくると、いい情報も悪い情報も、一切関係なく出回ります。そしてその情報は、会社サイドがコントロールできない情報なので、正しいかどうかも分からない。
 ですので、昨今では広報の役割も、自ずと変わってきています。今の広報部に求められるのは、世間に会社から一方的に情報発信するのではなく、 「企業と社会の双方向のコミュニケーションを円滑にする窓口」としての役割です。これは広報担当者が、会社の全てが判っていないとできない仕事です。商品知識、法律知識、会社知識等々。こちらの記事 でいうと、エスカレーターラバーの、上も下も分かっていないとできないということ。少なくとも部課長クラスは、一度は営業や製造の現場を経験しないといけないと思います。
 そういった意味では、後日書く、総務部に似てなくもないですね。実際の話、当初の広報機能は総務部に組み込まれていることが多いです。
 組織論はこれくらいにして業務内容にいきましょう。IRはちょっと置いといて、判りやすいところからいきましょう。広報のメイン業務でもある「マスコミ対応」。学生が一番イメージしやすい業務ですね、これは。
 雑誌掲載などにおける社長取材の段取り調整とかテレビ取材とか。あとは無い方が当然いいのだけれど、商品に不具合があった場合や、不祥事における謝罪の記者会見。これは全て広報部が仕切ります。つまり企業として、今何に取り組んでいるのか?どういう想いがあるのか?社会に対する貢献をどう考えているのか?なんてことを、マスコミを通じてアピールするわけです。また週刊誌等で、事実無根の記事が書かれて裁判沙汰になった場合、よく新聞紙上に「訴状を読んでないので、今はコメントできない」なんて型どおりのコメントが載ることがありますが、あれは、だいたいどこの会社も広報部談話。 だからそこには、「○○株式会社広報部の話;」なんて頭書きされています。
広報は社会との接点部署なんです。結構ピリピリしてますよ。
 つづく。

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