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シリーズ 28 「この職種・部署ってなにやるの?」 総務部⑤

職種・部署
2018-07-23

職種・部署

 広報部や法務部と異なり、通常の会社では、毎年総務部には、新卒の新入社員が配属になるものです。総務部を締めるテーマとして、その配属に意味合いについてちょっと考えてみましょう。
総務部の要件を、今一度ザックリと書きます。
 ①業務の幅が非常に広い(だって、総ての事務を扱うのだから)
 ②会社の歴史と過程を知る必要がある

 これは、誤解を招く可能性があることを承知で書きますが、総務部への新卒採用では、会社の思惑(本音と言ってもいい)に左右されるケースが多々あります。これは、どういうことかというと、のみ解決できればいい、という考え方で配属になるケースがある、ということです。
 総務部という部署には、ルーチンワークとしての事務処理作業が膨大にあります。あとは、「ショムニ」で登場するような裏方業務。これも日々あります。会社によっては、総合受付の担当も、総務部にて受け持つ場合もある。つまり、日々のルーチンワークを回していく要員として、新卒を採用するんです。
 会社って、毎年人事異動があるし、良い悪いは別として、毎年辞めていく社員もいるもの。そうなると、欠員が出ます。その補充のための配属、というケース。これは、採用面接時では、適性は見られますが、新卒の配属には特別な意義なんてありません。会社の業務を滞りなく回すための配属です。言葉は非常に悪いですけど、要は頭数合わせ。もちろんこれも大事なんですが。
 一方、①と②を期待されて配属になるケース。これは新卒の配属に、非常に大きな意味があります。
 総務部は、歴史を知った上で業務を行う必要があるため、どうしても「会社を守る」という意識が強くなります。そのため、保守的な文化になりがちです。しかも、オジサンが多い部署。オジサンたちは、会社では、部長とか課長とか、それなりのポジションもあるでしょうが、やはり一介のサラリーマン。現実問題として、自分たちの生活もあります。マイホームのローンとか、子供の教育費とかは切実です。だから、あまり無謀なこともできないので、前例主義に走る傾向が出てきます。お役所っぽいって意味ね。それほど、改革がしにくい部署です。でもこれは、会社にとっては危険の兆候。時代の変革についていけなくなって、会社の体質が、硬直化してしまう危険性があるんです。歴史を知っており、業務に精通している総務マンのウィークポイントでもあります。
 総務に配属される新卒には、まさに、ここを打破していってもらいたい!との会社の期待があるんです。新卒は当然ながら、初めて会社に招かれる人材。歴史なんか知る由も無い。しがらみなんて一切関係ない。しかもまだ、社会の裏表という現実を理解していない。そのため、オカシイものはオカシイ!と普通に感じられる感覚を持っています。そして頑固さ。若者は自分の考えに頑固であってほしい。
 新卒に期待する要素はまさにそれです。司令塔である総務部が硬直化すると、会社全体が硬直化する。これはとても怖いことです。
 総務部に配属になる新卒には、こういう既成勢力を打破する力と、前向きなベンチャー志向、そしてオカシイことはオカシイ!と言える勇気が期待されます。まさに、会社が生まれ変わろうと真剣に考えているタイミングです。このタイミングで配属になりたい新卒は、こういった会社サイドの思惑(本音)を理解した上で、意気に感じて仕事に取り組む姿勢をアピールして下さい。きっと高評価が得られます。
 僕は決して共産主義ではないですが、中国の指導者、毛沢東の言葉で僕が大好きなフレーズがあります。
「若者は無名で失うものが無く、そのエネルギーは山をも砕く。だから未来は若者のものだ」
 イイ言葉だと思います。僕もまだまだ若者のつもりでいますが、同時に、社会の現実や裏表も今まで見てきました。でも新卒は僕以上に若者。まだまだ酸いも甘いも判らない。だから、いろんなことに積極果敢に挑んでほしいと思います。うまくいったり失敗したりして、都度学んでいけば、将来必ずデキル社会人になれます。




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