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シリーズ 30 「この職種・部署ってなにやるの?」 管理部門まとめ②

職種・部署
2018-07-25

職種・部署

 ここまで、色々な部署の役割や、業務内容などと書いてきました。シリーズの大半を管理部門に費やしたのは、昨日も書いたように、管理部門の仕事って、判りそうで判らないからです。
 実は、それともう一点、管理部門に対するイメージで、誤解というか、ちょっと気をつけてほしい価値観があるんです。それは、本シリーズの「管理部門①」 で触れたんだけど、管理部門を志望する学生の多くが、
 ①営業部門に行きたくないから
 ②本社の仕事がスマートでカッコいいってイメージだから
 ③事務はノルマもないし楽チンだから
 ④本社の管理部門はエリートっぽいから

 っていう価値観を抱いているという点です。ここを何としても払拭してほしいと思うんです。
 管理部門の主要な部署の主な業務を、ここまで書いてきましたが、それらは、文字にすると、そういう表現にできる、ということだけであって、普段の仕事は、地味な作業や単純なルーチンワーク、それと、体育会系のような力仕事や、上からの命令を遂行する際に生じるストレスなどに埋もれる毎日です。
 新郎新婦の華やかな門出を、自分の企画したオリジナルプランに基づいて、幸せを演出したい!!・・・っていう想いを胸に、ブライダル業界に飛び込んでも、最初の一年は披露宴のサービススタッフと、皿洗いの日々が待っているように、新入社員の採用業務に携わって、一人でも多くの学生に、会社の素晴らしい部分を伝えたい!・・・っていう想いで、人事部に入っても、最初の1年から2年は、会社説明会の会場つくりで、机や椅子を並べたりする力仕事や、面接をお願いする上層部のスケジュール調整をしたり、書類を整理したり、郵便物をひたすら発送したりっていう、裏方業務ばかりで、学生に接する場面なんて、ほとんどなかったり。
 こういうことは、他の部署でも同じように起こります。会社組織上で存在する部署というのは、もちろん各々がドメインを割り当てられているんだけど、入社から数年の、社歴が間もない時期は、そのドメインを達成するための裏方業務、つまり地味で単調で泥臭い仕事を担当する、一人の下っ端に過ぎません。
 例えは、非常によろしくないんだけど、例えば総務部の突発業務の1つに、葬儀参加があります。会社のお偉いさんの身内に不幸があったり、社外の有力取引先の役員クラスの方が亡くなったりした時に、総務部の社員は、何かお手伝いできることは・・・っていう口上で、必ずスタッフとして狩り出されます。
 僕は、過去に総務部員として、何度も葬儀に狩り出されました。皆さんは、道を歩いていたり、駅に行ったりした時に、黒いスーツに黒いネクタイをして、『○○家→』って、黒い墨字で書いたボードを持って立っている人を見たことありませんか?寒い時期であっても、雨が降っていても、あれを持ってジッと立っていますよね。
 僕は、あの仕事を何度も経験しました。何の関係もない、道行く人にとっては、眼中に入ることもないでしょうが、僕が新卒で入社した会社においては、あれだって総務の立派な業務でした。まさか、学生時代には、こんな仕事をやることになるなんて、夢にも思わなかったけどね。
 これなんかは、まさしく裏方業務で地味な仕事です。こんなことをするために、俺は社会人になったのか・・・って葛藤したことも、ぶっちゃけありましたが、今ではそういう経験もしておいてよかったと思えます。
 どんな会社でも、どんな管理部門の部署でも、下っ端時代に、家族や友達に言えないような、悲しくなる仕事を割り当てられることって、必ずあります。そういう意味では、管理部門ってエリートでもなんでもないし、カッコよくもなんともない。むしろ営業部門の方が、一年目から営業の仕事に従事できる分、カッコいいかもしれません。
 商品企画とか広告宣伝とかが良い例で、商品を企画したり、広告会社と打ち合わせしたり・・・っていう業務を率先してできるのは、経験ちも豊富な社員さん。下っ端がする仕事は、いわゆるカバン持ちです。
 管理部門の業務は、最初は、憂鬱になるような仕事ばかり回ってくるし、これでいいんだろうか?って自問自答する場面も多いと思います。しかし、それは必ず将来に活きてくることばかり。下っ端時代に、泥臭い業務を黙々とこなすからこそ、将来カッコいい仕事が出来る訳です。
 管理部門は最初はつまらないことが多いけど、それはそういうものなんだという意識で、取り組みましょう。また、これから面接に挑む皆さんも、管理部門は、決して楽じゃないし、担当業務も、ツマラナイことが多いんだ、という覚悟を持ってください。でも、そのツマラナイ業務が積み重なると、いつしかカッコいい業務に進化するからね。



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