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シリーズ 6  会社サイドから視る「自己分析」 ~面接官の視点②

自己分析を知る
2019-01-11

自己分析を知る

自己分析が、なぜ大切なのか?と言えば、それは就職活動で、自分のアピール材料をキチンと言葉に落とし込み、それに自信を持つためです。そして言葉に落とし込んだものは、自己PRへと変わっていきます。   なぜ会社が、採用面接の時に、自己PRをほとんどといって良いほど必ず聞くのかというと、それは面接官にとって候補者である学生が、「今まで面識が全くない一人の若者」だからです。    採用面接、特に一次面接の新卒の面接においては、会社は、募集枠以上の多くの学生の選別をしなくてはなりません。候補者である学生にとってみれば、例えば「11月1日 13時から一次面接だ!やるぞ!」っていう感じで、その瞬間にエネルギーを注げばいいのですが、会社の面接官は、同じ日に30分~1時間の間隔で、一日中たくさんの学生と会って判別していきます。それまでに一度でも、会って話をしたことのある学生ならともかく、産まれて初めて会った若者の本質を短時間で見抜くのは、人事のプロとは言っても結構至難の業です。   でも、会社サイドの就活の最初のゴールである、   「ウチの会社に本当に入ってほしいと思う人。そしてウチの会社でイキイキと長い間、パフォーマンスを発揮してくれそうな人。」   を見つけ出すために、候補者を何とか分析したいと考えています。そのエネルギーは相当なものです。    ・・・もっとも、一次面接では、なかなかその学生の本質を見抜くのは難しい場合があります。いわゆるそういった「判断つきかねる人」は、とりあえず一次面接は通過していきます。でもそれは、評価が高かったからではなく、よく判らなかったから、なんです。まあ二次面接で、判断してもらおうかな?っていう感じ。しかし、どっちの理由でも通過は通過なので、その旨の通知が本人に届きます。通知を受けた本人は嬉しいでしょうが、二次面接以降も同じ受け答えをしていると必ず落ちますよ。一次は通過できるのに、二次や最終で落ちるんです・・・なんていう人は、多分このタイプですね。    とにかく、目の前の学生が、果たしてウチの会社のゴールのテープを切れそうか?を判断するには、その学生に自分のことを語ってもらって、そこから探っていくのが一番確実なんです。特に学生は、ポテンシャルをしっかり見極めないといけない。ポテンシャルとは未来のことです。だから、面接官は、学生に今の自分を語ってもらいつつ、それについて色々質問していきつつ、最後は入社後の活躍につながるか?を視ているんですね。    学生が語る自己PRは、当然ですが、しっかりと長い時間をかけてじっくり練って、考えに考えて言葉にしたものです。それを一生懸命暗記して、面接に挑むこともあるでしょう。それはそれで全く問題ない。自己PRは、自己分析の結果の上に出来上がった産物です。だから自己分析の作業の段階で、例えば親や友達に「私ってどうよ?」って聞いてみたり、今までの過去を振り返って、様々な経験、得た価値観、刺激なんかを整理し、自分の言葉としてまとめていくでしょう。    だから面接官は、取っ掛かりとして、候補者が考えた自己PRを聞くことは、たとえそれが丸暗記レベルのものであっても、決して無意味ではないんです。少なくとも、自分のことを自分でどう思っているのか?が反映されているはず。短時間で面接官が相手を知る貴重な情報源となります。    但し、面接官は、決してこれを100%信用しません。そこで、今聞いた自己PRをキッカケに出てきたキーワード、話の抑揚、表情なんかを見ながら、果たして本当に、候補者が語った自己PRは間違っていないのか?それは会社にとって有意義か?を探っていきます。    信用しないのは、疑ってるって意味じゃなく、それ以外にも必ず本人が気付いていない素晴らしい原石が眠っているはずだ、って考えるということです。別に自己PRの内容が、とんちんかんなものでも、それはそれで構わないんです。そこから面接官に誘導されて、自分の眠っている素敵な原石を惹き出してもらえばそれで良い訳ですので。だからこそ、面接は、ありのままの自分を出すことが重要なんだけどね。   つづく。
  

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