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シリーズ 17  会社サイドから視る「自己分析」 ~キーワードから考える⑤

自己分析を知る
2016-11-24

自己分析を知る

客観的のつづき。   会社、特に新卒を採用しようと考えている会社というのは、組織体制が、ある程度固まっており、仕事も組織の中でグループ単位か、もしくはラインに乗って仕事をしていきます。さらに、どんな仕事であっても、一人で着手して、一人で完結することはありません。必ず、ラインの人間はもちろん、その仕事に関係する他部署、そして社外の取引先の人とタッグを組んだり、押したり引いたりの駆け引きをしたり、場合によっては、損して得取れの精神で、相手に譲歩したり、相手に頭を下げたりして進めていくものです。    会社の利益というのは、社員が一丸となって、業務にまい進することによって達成できます。そのためのチームプレイなので、時には、自分が損な役回りを買って出ないといけない場面もあるでしょう。理不尽なことで、上司や先輩に叱責されることだって、現実にはよくある。    でも、会社の利益に貢献するために、その仕事があるとすれば、自分にはそんなことできない!なんて言うことはできないし、そんなことを言う人間は、ビジネスの世界では、仕事が出来ない人、とのレッテルを貼られてしまいます。    学生時代までの行動というのは、天動説を信じていればよかったんだけど、社会人以降では、いきなり地動説を信じないといけなくなります。これは頭では判っていても、実践するのは難しい。だって、鼻はまだ、天高く伸びているからね。地動説に移行するには、この鼻を折らないといけないんです。簡単には折れません。    学生レベルでは、「客観的である」ということと、「冷めている」ということが、結果的にイコールになっている人が多いのですが、これは、ハッキリ言って全く別物です。    一つの仕事に対して、結果を出そうと共通認識で盛り上がっている仲間と、共に盛り上がれないタイプというのは、会社にとっては、批判分子と見なされる。厳しい言い方ですが、給料を払っている以上は、会社の理念や方針に同調してくれない人間は、評価のしようがありません。    皆さんは、大勢の飲み会が、自分のツボにハマらない、つまらない時って、どういう態度になりますか?ちなみに僕は、大勢の飲み会は嫌いでした。好き嫌いで言えば、今でも嫌いです。きっとそういう人がほとんどだろうと思います。僕は、つまらないというオーラを、思いっきり醸し出していたし、できるだけそういう飲み会には参加しないようにしていました。    この飲み会を、仕事に置き換えて考えてみてください。学生時代は、天動説なので、嫌いな飲み会(仕事)には、参加しなくてもそれほど問題にはならないけど、社会人になったら、地動説なので、つまらない飲み会(仕事)であっても、自分の嫌いな飲み会(仕事)であっても、参加して盛り上がらないといけない。だって、それでお給料をもらってるんだもん。    会社が評価する、「客観的な人」というのは、『状況判断が出来る人』と言い換えてもいいと思います。常に、今やっている仕事の、真の目的は何なのか?ということを見据えて、仕事をこなしていくタイプ。視野を広く持って、今のやり方に固執せず、いろんなやり方が見える人。「いろんなやり方」には、自分の好き嫌いは考慮されません。常に、その中で自分の役回りは何なのか?を冷静に見出せるタイプ。そんなポテンシャルを持った人が、会社の求める「客観的な人」です。    何度も何度も書きますが、会社とは、利益を出してナンボの世界。社会人にとって、当たり前のこの価値観が、学生の頭からは、スッポリ抜けていることが見受けられます。利益を出すというのは、自分の役回りを理解して、仕事を効率的にこなす必要があるということ。だから結局は、客観的な人は、行動力も求められるということですね。    自己PRで、どんなキーワードを使って自分を表現しようが、会社が視たいのは、   「果たして学生は会社の利益に貢献してくれそうか?費用対効果はあるか?」    のみです。ここにつながらなければ、どう評価してよいか判りません。入社した後に、吉と出るか凶と出るか、不安が払拭できない学生は、最終的には、落とすことが多いのが現実です。    ちなみに、学生時代の僕のように、鼻っ柱が非常に強い方もたくさんいるでしょうが、安心して下さい。会社に入って、現実を知ったり、裏の厳しさを知ったりすると、自然と丸くなって、いい感じに進化していきます。その後に見えてくる世界も絶対にあるから、悲観的にならず、楽しく前向きに考えましょう。   つづく。    

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