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巡る巡るよ、若者論。

休題
2008-11-10

休題

先週、筑紫哲也さんが亡くなりました。
 うちの実家は、テレビ朝日が映らなかったので、夜のニュースは、もっぱらTBSのニュース23でした。そのため、余計に馴染みがありました。毎晩かかさず観ていた訳ではありませんが、でも、その日のニュースをチェックできるという安心感は常に抱いていました。
 さて、その筑紫さん。実は「新人類」という言葉の生みの親でもあります。新人類とは、従来とは異なる価値観や、感性をもつ若い世代を、あたかも、新しく発見された人種のように表現した言葉ですが、この新人類という世代は、昭和の末期から平成の初期にかけて成人を迎え、平成初期まで続いた、バブル景気を背景に、我が世を謳歌した世代です。実は何を隠そう、僕の世代も、この新人類世代に属します。
 そして、この世代は、会社に入社した当初も、いろいろ物議を醸し出したらしい。
 テレビ局に入社したら、次の日からレポーターの仕事ができると思い込んでおり、実際には修行期間が必要だということを知ったら、その日のうちに辞めてしまったりした人とか。
 銀行に入社して、新入社員研修で、金融の仕事はいかに大変で厳しいか、という話を聞いて怖気づき、次の日から来なくなった人とか。
 早朝ミーティングの前の日、「朝、起きるのが苦手なので、7時に電話で起こしてください。」と、上司にお願いした人とか。
 まあ、これだけ聞くと、当時の30代、40代の大人からすれば、理解できない人種でしょうね。しかし、その新人類も今や40歳前後。会社では立派な中間管理職で、部署を背負って立つ年代になっています。
 人生の先輩から、あれほど理解不能とされた新人類世代が、今、最近の若者は・・・って嘆いているんだから、時代ってなかなか面白い(笑)。今の新入社員は、現実の厳しさに耐えられないとか、メンタル面が弱いとかって色々言われているけど、それは若者が必ず受ける、大人からのライスシャワーみたいなものですね。
 新人類を見て嘆いた大人だって、彼らが若い頃は、太陽族とかって言葉があるように、その時代の大人たちからは、眉をひそめて見られていたんだしね。要は順番です、順番。
 “今の若者”に属する皆さんも、20年もすれば、必ず、「最近の若者は・・」って嘆くんだから、あまり負の情報に惑わされずに、今の自分を信じて進みましょう。




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