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シリーズ 20  会社サイドから視る「自己分析」 ~自己分析の先にあるもの①

自己分析を知る
2016-11-30

自己分析を知る

 ここで、自己分析とは、ちょっと論点がずれますが、今後の人生を考える上で、大事な価値観を書きたいと思います。そこから逆算すれば、自己分析の重要性がイメージできるはずなので。   今の世の中は、終身雇用制と年功序列が崩壊して、能力主義時代に移行してきており、最初に入社した会社に一生勤めあげる、なんていう概念は、少なくとも、万人に共通ではなくなってきました。背景には、完全なる大競争時代に突入し、大企業だからといって、必ずしも将来安泰ではなくなってきていることも挙げられています。このため、会社に対する忠誠心や愛着が希薄になり、会社をうまく利用して、スキルアップしたい!という価値観の人間が増えてきており、結果的に、転職するという選択肢が、都市圏を中心に、以前より幅広く用いられるようになってきました。     僕も転職組です。今まで数社渡り歩いてきました。これからだって判りません。だから転職するということ自体を否定するつもりもありません。     但し、肯定もしません。これが情報化社会のワナだと、僕は考えていますが、上に書いてきた社会構造の変化によって、転職する人間が増えてきた、という趣旨の記事を読むと、一生同じ会社に勤め上げる人間なんて、博物館行きの希少価値なんじゃないか?て考えてしまいがちですが、そうではなく、同じ会社(もしくは同じグループ)で、定年まで活躍するビジネスマンは、たくさんいます。まだまだこちらの方が圧倒的に多いです。     実際に、僕が最初に入った会社でも、僕の同期だった奴ら、そして社歴は僕より先輩だけど、年恰好が僕と同じ人たちで、第一線で、バリバリ仕事をしている人間がたくさんいます。だからみんながみんな、転職する訳ではなく、やはり同じ会社に腰を据えて頑張る人も多いし、日本経済全体で見れば、このタイプの人が多いはず。     しかし一方で、学生時代に、あれほど就活を頑張って、せっかく入った会社なのに、入社後すぐに辞めてしまう人間が多いのも事実です。あまり知られていませんが、例えば、毎年数百人の新卒を採用する大企業。営業色の強い企業に見られる傾向ですが、こういった企業では、もちろん会社にも寄りますが、毎年数百人単位で辞めていく人間がいます。企業の文化と自分のライフスタイルが合わないから、という理由が一番大きいでしょうが、こういう人が鬱憤を晴らすために、ネットの掲示板にカキコして、その企業の体質が、いかにも悪質だと言わんばかりの記事を展開していくことになるんです。     僕はこういうのは、転職組とは言わないと思っているし、一緒にしないでほしいとも思っています。     転職とは、今在籍している会社における、過去の実績及び今後の展望と、自分の将来とを天秤にかけたとき、違う環境に身を投じた方が、よりスキルが得られ、パフォーマンスが発揮できるのではないだろうか?と考えた結果の選択です。今の現状が、あまりにもイメージと違いすぎたので、とか、学生時代にやりたいと思ったことができそうにないので、という理由で、入社後数ヶ月で辞めるのは、単なる現実逃避です。第一、入って数ヶ月で、自分のやりたいことが出来ないなんて判るわけがない。仕事というのは、そんなに浅いものではありません。     ところで、今僕が書いた、「転職とは今在籍している会社における・・・・・・と考えた結果の選択です」というくだり。これって、実は学生の皆さんが、就活の取っ掛かりでやる、自己分析と同じことなんですよね。このように、社会に出ると、転職するしないは一切抜きにして、絶えずどこかの節目節目で、必ず自己分析を行うようになります。自問自答とも言うけど(笑)。ここで、転職組と学生組とで、決定的に違うのは、働いたことがあるかどうか?という点だけ。それ以外は、差なんてないし、面接官が視たいのは全て一緒ですから。転職組だって、ここのところがしっかり固まっていないと、次に入った会社で、また後悔してしまうことになって、安易に辞め癖がついてしまうことだってあります。     こういう負の連鎖を回避する方法って、あるのでしょうか?     実はあるんです。それが、「働く動機」 なんですよね。     今現在、自己分析を行っている3年生も、無事内定をもらって、来年の自分に期待と不安を持っている4年生も、「働く動機」だけは、常に意識し続けてほしいと思います。これが曖昧だと、将来、絶対に自分に言いわけを作ってしまうから。特に企業研究において、その会社のパンフレットやHPに書いてある、社会貢献や社会還元、華やかな企業理念と商品ブランドなんかばかりに目を向けていると、志望動機を披露する際に、非常に薄っぺらいものになり、そこに自分のポリシーが全く入っていないものになってしまいます。どこの会社だって、自分の会社に好印象を持ってもらおうと、パンフレットやHPには、良いことしか書いてないものです。そこだけみても、会社の本質は見えてこない。    つづく。  

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