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シリーズ 21  会社サイドから視る「自己分析」 ~自己分析の先にあるもの②

自己分析を知る
2016-12-01

自己分析を知る

 学生の皆さんが、会社に入って、いきなり社会貢献をするような仕事や、何かを企画したり開発したりする仕事に就ける訳はありません。そういうことを担当する部署に配属になることはあるかもしれないけど、実際の担当仕事は下っ端仕事だから。   もっとも、どんな大企業にだって、社会貢献を仕事の軸にしている部署なんかありませんけどね。そんな経費垂れ流しの部署があるわけない。民間企業の考える社会貢献とは、そんなキレイごとではなく、裏には現実的な「そろばん勘定」があります。つまり儲かってナンボ、利益があがってナンボ、ってやつ。    ほとんど全ての学生が、社会人1年目の年に、徹底的にすり込まれることは、「売ること」と「利益を出すこと」です。売ったり利益を出したりすることは、非常に泥臭く、地道で、スマートな仕事ではないけれど、このポイントは、株式会社にとっては最優先命題です。ある意味、経営理念以上ですね。あまりにも当たり前のこと過ぎて、誰も口に出して言わないだけです。    でも多くの学生は、この命題がスッポリ頭から抜けています。個人個人の「働く動機」は、色んなものがあっていいし、本音丸出しでも全然構わない。でも会社サイドから視る「働く動機」というのは、実をいうと、以下の2つしかありません。   「とにかく売ってくれ!」
「とにかく利益を出してくれ!」
    逆に言うと、この感覚を理解できる可能性が感じられない学生は、面接での評価が、非常に低いことがあります。理屈ばかり、能書きばかりで、現実に背を向けそうな人。こういうタイプは、入社後に安易にすぐ辞めていく可能性が高いんです。    どんな業界だって、そしてどんな職種だって、表から見える華やかそうな顔があれば、裏にはどろどろした顔があります。キレイな経営理念の裏側に、泥臭い金儲けという側面があるように。    今までしつこく書いてきた、就活における「学生サイドのゴール」と「会社サイドのゴール」の温度差。実は、一番大きな要因は、この金儲けの部分です。   「御社の社風に共感して・・・」
「御社が目指されている社会貢献の姿勢に興味をもち・・・」
    こういう切り口の志望動機を並べる人って多いですね。耳障りもいいです。もちろん、これは口上の切り口としては、間違いないかもしれない。でも、このことだけに終始している人は、面接のやり取りで、うまくすり抜けて内定をもらっても、入社後のギャップに悩んで、早々と退職していく可能性が強いタイプなんです。    早期に辞めていってしまっては、お互いが不幸になる。だから、面接官のキツイ突込みが入る訳ですね。これは別に、意地悪している訳でもないし、圧迫している訳でもない。要は、面接官も不安なんです。このまま採用して、実際に、金儲けの感覚を理解してくれないんじゃないか?って想いを払拭するために、わざとシビアな質問をぶつける。    社会貢献の裏には、常に利益があります。会社に利益がなければ、つまり、カネが儲かっていなければ、社会貢献も何もない。それに、社会に還元する前に、まずは、従業員と株主に還元しなければいけないのです。従業員は生活のため。株主は会社の実体論。    だから、新社会人は、社会貢献のことを考える前に、まずは、商品のことを一生懸命勉強して、どうやって売るか?またどうやって効果的に動いて経費をカットするか?を一生懸命考えることが先なんです。    これも何度も書いてますが、せめて僕のブログを読んでくださる学生には、この仕事の本質である、カネ儲けという現実を、いち早くしっかり意識してほしいと考えています。これが、企業研究の根幹だと言ってもいいし、この認識で企業研究をしていくと、企業の採用に関するポリシーや、叫びというものが必ず見えてきます。それが見えれば「働く動機」と結びつけるのは、メチャクチャ容易になります。   つづく。           

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