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シリーズ 27  会社サイドから視る「自己分析」 ~過去の掘り起こし⑤

自己分析を知る
2016-12-08

自己分析を知る

   僕は、大学生活初っ端で、いきなりつまづいてしまったこともあり、一時は、本気で退学も考えました。他大学への転入とかが可能かどうかとか、学生課に何度か足を運んだこともあります。実際には、現役のときに大学を蹴って浪人したことや、経済的事情、さらには勇気がなく、断念しましたが。    それと、この時期に、悶々と考えていたことは、果たして自分は将来、研究畑に進んでそれでいいのか?ということです。子供の頃から、昆虫や魚類という小動物が大好きで、そこから大学まで進んできましたが、ハタチになって急に立ち止まってしまったんです。僕の情報収集不足、勉強不足な面もありました。本来、農学部は、小動物を、主として扱うことはないし、それだったら、理学部とかだったんだろうなあって、今では思ったりします。さらに、ここでは、自分の研究者としての適性も考えるようになりました。    僕は、本当に大学時代は、無為に過ごしたと思います。でも、アルバイトだけは本当に充実してました(アルバイトは大型スーパーの服飾衣料部門ですが、何度かブログに書いてきてるので詳しくは触れません)。これがあったから辛うじて、大学生活は意義があったとさえ、今でも思っています。接客販売には、幼少時代から僕が持っている、相手に嫌われたくないという本質が良い方に出て、そのためには、相手の視点で対応しなければいけないっていうことを、意識して仕事してました。バイトながら、商品のレイアウトや、セール時の仕切りなんかもやらせてもらったし、のびのびとやってましたね。ここに自分の居場所があり、社会に属していると実感できる場所でした。    それに僕は、同じ売り場の社員の人の売上成績が良くなるようにと、自分も最大限尽力する、ということをモットーにしてました。感謝されたり頼りにされたりすると、単純に意気に感じてしまうんですね。それに、どんなに頼りにされても、やはりバイトは所詮バイト。社員さんは生活がかかっているし、社員さんが、本来の仕事を出来る環境をサポートしようという考えです。だから、商品整理や掃除なんかも率先してやったし、レジ打ちも、できるだけ入るようにしてました。セール時の店頭販売時にも、自分から入りましたね。まあバイトのエピソードは山ほどありますが、キリがないので割愛します。    ところで、このバイト生活の中で、忘れられない出来事があります。あるセール終了後の夜。閉店して、片づけが終わった後、よく社員さんとかと飲みに行ってたんですが、その日の飲みの二次会で、僕が慕っていた、違う売り場の社員さんに、大学を辞めようかと相談したことがあったんです。その当時、その人は30歳前。僕より8つくらい上でした。実は、その人は学生時代に、僕と同じようにバイトをしていて、諸事情があって退学、そのまま社員になったという経歴を持ってます。僕が相談を打ち明けた後、その人は僕にこう言いました。    「お前さ、大学って入るのは難しいけど、辞めるのは非常に簡単で、アッサリしてんだよ。拍子抜けするくらい。でもな、卒業したか中退かっていうのは、その後の社会の位置づけって、全然アッサリしてないんだよ。まあ、俺自身の能力の問題もあるんだけど、ウチの店舗で、他の大卒の社員を見てみなよ。俺と同じか、もしくは年下でも、マネージャーになったりしてるヤツいるだろ?そんなもんだよ、世の中って。今、お前が中退するのは非常に簡単だろうけど、でも辞めない方が絶対にいい。やってる勉強に興味ないんだったら、大卒っていう免許証をもらうと思ってりゃいいじゃん。だいたい、お前の学校の姿見たことないから何とも言えないけどさ、内にこもって研究するなんて、向いてないよ。お前はもっと人に接する環境の方が絶対に合ってるって。」    結果的には、これが人生の分岐点になりました。何年かしてその人に、僕にそんなこと言ったのを覚えてるか?って聞いたら、酔ってて覚えてないって言ってましたが(笑)。それでも僕は、非常に感謝してます。    まあ、バイトでは、自分の可能性を引き出してくれる刺激があったし、周りの人にも恵まれました。おかげで無事、卒業までたどり着くことができたし、理系なんだから、理系の仕事に就くのが当たり前だ、っていう普通の常識を疑うこともできるようになりましたね。何事も経験は大切です。    でも、大学時代には、就活は一切しませんでした。大学院に進んだのは、「このまま大学を満足せずに卒業して、社会人になったら、子供の頃から信じてきた価値観を否定することになるなあ。せめて研究室に入って論文は書きたいなあ」っていう、ただそれだけの想いです。この頃から、将来は研究職に就くことは、全く選択肢にありませんでした。ただ学生生活を満足したもので終えたいということです。    大学院時代にも友達が亡くなったりといった事件はあったんですが、まあそれは以前書いたので、割愛するとして、以上が僕の学生時代までの過去の話です。    このシリーズは、僕の過去を赤裸々にすることが目的ではないので、かなり端折って書いてきましたが、学生の方が、実際に棚卸する際は、もっと、どんなことでもいいから、頭に浮かんだことをダラダラと書き出した方が絶対にいいです。これは自己分析の大事なツールになりますので。      

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