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シリーズ 26 『会社の視点でエントリーシート(ES)を考える』 ~上から見渡す①

エントリーシートの考え方・書き方
2017-02-27

そろそろ業界によっては、エントリーシート提出が求められている企業もあるし、すでに締め切り、っていう企業も出始めていますね。エントリーシートの基本軸は、何と言っても「自己PR」に関連する事項と、「志望動機」に関連する事項です。ここまで僕が書いてきた内容が、参考になるかどうかは判りませんが、使えるとこだけうまく使って下さい。僕の見解が、全ての企業に通じるとは限らないのでね。      ところで、そういったエントリーシートの提出期限が迫っているということもあってか、学生から、「この質問って、こんな書き方で大丈夫かなあ!?」って感じの相談を受けます。たいていは、メールでの情報交換なので、やはり、ここでも書き言葉による意思の伝達になります。僕は、学生には、できるだけ本音ベースで話して欲しいので、友達感覚で頼むよ!って言います。だって、ただでさえ、書き言葉には温度差が生じるんだから、せめて相談の時は、友達にメールする感覚じゃないと、本心って、絶対に伝わらないからね。        学生は、相談する側、そして僕は相談される側、だから、上下関係が生まれてしまって、僕に気を遣ってしまうのは、まあ仕方ないですが、でも、その垣根を取っ払って、同じ目線で言いたいこと言い合えた方が、より人物像が見えてくるんです。文章に秘められた、ホントの人物像っていうかね。エントリーシートに対する回答は、“よそ行きモード”全快なので、絶対に、真の人物像は判りません。その人の過去の背景や、価値観が判ってこそ、いいアドバイスもできると、僕は信じています。        ・・・でも、ということは人事部の担当者は、学生の過去の背景や、価値観を全く知らないのに、エントリーシートを判断しなきゃならないっていう、メチャメチャ重大な仕事を担ってるんです。だから真剣勝負です。        さてさて、そういう学生の相談に乗っていて、いつも気になることがあるんです。その、気になることっていうのは、例えば、以下のような相談を受けた時に感じます。       「来週末に提出期限の、会社のESで、『あなたの会社を選ぶポイントは何ですか』、っていう質問に対する回答作ってみたんだけど、添削して下さい!」        だいたいの学生が、こういうカタチで相談してきますね。さて、僕はどこが気になるのか判りますか?        僕が、こういうカタチで相談を受けて、気になってしまうのは、「この子は、就活を点で捉えてるんじゃないか?」っていうことです。僕のブログでは、総論とか各論とかって表現をすることもありますが、意味は同じです。要は、そこだけしか見えてない、ってことに対する懸念です。        こういう相談をしてくる学生の立場に立ってみれば、「エントリーシートの質問全てについて相談すると、全然自分で考えてないと思われるんじゃないか?」っていう不安があるので、「ある企業のエントリーシート、他の質問に対する回答は、全部出来てるんだけど、この質問に対する回答だけが、どうしてもシックリいかないんです」って聞いた方が、呆れられないだろう・・・みたいな感じがあるんだと思います。これこれで理解できますけど。        でも、相談を受ける側である、僕の立場からすると、「そこだけピックアップされても、アドバイスしようがないんだけど・・・」って感じなんですよね。そのエントリーシートを提出する企業情報、募集職種、エントリーシートの全体イメージなんかはもちろん、その学生の自己分析や、価値観なんかが見えてないと、アドバイスがテクニック論にすりかわってしまいます。        僕は、過去に何度も書いてますが、採用過程では、エントリーシートにしても、面接にしても、一つの質問だけで合否が決まるっていうことは、絶対にありません。エントリーシートによる選考と、次のステップ以降の面接などの選考だって、もちろんリンクしています。だから、上に書いた例のような質問をする学生は、恐らく、目の前の質問にのみ、100点満点の回答をしようと集中しており、結果として、全体感が見えていないんじゃないかなあ?ってどうしても感じてしまうんですよね。        以上を踏まえて、あらためて聞きますが、学生の皆さんは、まずその会社のエントリーシートを上から見渡したことがあるでしょうか?ネットによる応募であっても、まずはプリントアウトして、紙の姿でエントリーシートを見渡すこと、これが一番重要です。エントリーシートを上から見渡すと、実に様々なことが判ってきます。        この会社は、何を知りたいんだろう・・・?まずは、住所氏名、年齢、学校学部名、学歴のような個人情報が、左側の項目としてあるのが一般的かな?その次に、いくつか質問が書かれていますよね?ここで、以下のような視点で、もう一度上から見渡してみましょう。        ①そもそも、その会社は、なぜその質問を選んだのか?
 ②各々の質問に対する回答欄の、スペースの大きさは?
 ③制限文字数がある場合は、各々何文字か?
       世の中に、エントリーシートのマニュアル本は、たくさんあります。そこには、様々な質問事例が解説されていますよね。質問事例は、中分類で考えても100通りはあるでしょう。でも、一つの企業のエントリーシートの質問数は、せいぜい数個です。100通りも質問パターンがあるにも係わらず、なぜその数個をピックアップしたのか?これが①です。さらに、そのピックアップした質問にどのくらいの回答を期待しているのか?これが②と③です。        皆さんも、ちょっと会社側の意図を考えてみて下さい。       つづきます。  

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