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シリーズ 32 『会社の視点でエントリーシート(ES)を考える』 ~企業の想いを読む

エントリーシートの考え方・書き方
2017-03-06

エントリーシートの考え方・書き方

今日は、「あなたが企業を選ぶポイントは?」っていう質問について考えます。      この質問もよく出てきます。これは一見すると、志望動機に近い質問に感じますが、実は、この質問から読み取れる範囲は広いんです。学生が考えている会社像も、ある程度判ります。例えば、前回の記事に関連することで言うと、質問3の「当社でやりたいことは何ですか?」と、質問4の「当社の営業についてどう思いますか?」を網羅している、とも言えますね。          これは、僕の言葉でいうと、「就活動機」 (←リンク)ということになります。会社サイドが知りたいのは、志望動機より就活動機なんですが、この質問は、就活動機がよく判る。だから、この質問に与えられた回答枠は、どこの会社も、非常に大きく取っている傾向が見受けられます。          会社サイドにしてみれば、学生の考え方が判るいい質問なんですが、一般的な学生にしてみれば、そんなの考えたことないんだけど・・・っていうのが本音でしょうね。          それでは、学生の皆さんが、この質問に向かう際のポイントは、一体なんでしょう?          それは、「働く動機」 なんです。以前、僕は「自己分析シリーズ」 の中で、働く動機について、以下のように書いたことがあります。               就活は、働く動機を考えることから始まるといっても決して過言はないです。なぜなら「就活動機」の前段階の作業だから。「就活動機」は、既にゴールのテープを切れるよう構成された動機ですが、この「働く動機」は何でもいいんです。本音ベースのぶっちゃけベース。キレイな言葉にする必要なんて全くない。                  ・・・つまり、表立って誰にも言えないような、本音の動機。多かれ少なかれ、誰でもあるでしょ?これを就活動機にするために、お化粧させてやればいいんです。このお化粧させた結果が、「企業を選ぶポイント」に対する回答になります。            それでは、どうやってお化粧させていけばいいんでしょうか?          “物は言いよう”って言葉があります。同じ言葉でも、言い方によって印象が変わる、という意味ですが、まさにこれです。          例えば、「恋人や友達といつも遊んでいたいので、あんまり残業したくないなあ・・・」っていう働く動機を持っている学生の場合を考えてみます。残業したくないっていうヒトは結構いるでしょ?          残業が少ない会社っていうのは、一般的には、成熟期に入った会社が多いです。ベンチャー企業では、全体的に仕組みが未整備なため、残業せざるを得ないのが実情。だからまずは、こういう働く動機を持っている学生は、大企業をベースにエントリーしていくことになるでしょう。もっとも今の時期は、大きい企業のエントリーが盛りだから、結果的にはニーズに合ってるでしょうけど。          今回の例の場合、企業を選ぶポイントを働く動機で言うと、「残業したくねえー!だから残業の少ない会社。そして、残業が少ない職種」ってことになります。でもそれを、そのまま素直に書いたら、どこも通過できません。これは当たり前の話。          それでは、これをお化粧させてみましょう。               「私が企業を視るポイントの一つとして、時間効率を意識し、密度の高い仕事をする環境にあるかどうかが挙げられます。       私は、仕事というものは、いかに定められた時間内に、精度の高い結果を出せるか?だと考えています。ただ長く続ければいい、というものではなく、基本的には、就業時間内で、優先度合いを決めて効率的に処理すること、この意識は結果的に、仕事の質と自分自身の成長を促すものと信じています。 もちろん、期日が明確に決まっている仕事であれば、時間は関係なく、完成するまでやるのが当然ですが、一方で、メリハリも必要だと思います。そういった、時間とけじめの意識が浸透した企業で、緊張感を持って、前向きに仕事に取り組めることが願いです」            ・・・いかがですかね?「残業したくない!」っていう、本音だけど、非常に後ろ向きだった見解が、なんか若者らしく前向きな見解になっていません?要は、どっちも仕事終わったら、サッサと帰りたい!ってことが言いたいんですけど(笑)。            これがお化粧です。つまり「働く動機」が、「就活動機」に取って代わったってこと。就活動機は、面接以降でも、人事担当者は非常に気にします。だって、仕事感が合わないと、仕事が苦痛になるだけだからね。          でも、いくら“物は言いよう”って言っても、これは、普段から文章を読んだり書いたりすることに慣れていないと、難しいかもしれませんね。でもどうせ、企業を選ぶポイントなんて、学生に取ってみれば曖昧なんです。僕に言わせれば、格好よく書こうと、今まで使ったことのない難しい言葉を、新聞とか雑誌から引っ張り出して、言葉をこねくり回して、よそ行きモードな回答にする方が、よっぽど危険だと思います。だって、それは自分の考えじゃないんだから。面接で突っ込まれたら、一発でアウトです。ただでさえ面接は緊張します。自分から緊張する道具を、相手に提供する必要なんてないでしょ?          どうせ回答には悩むんだから、せっかく頭をひねるなら、本音モードを、いかにお化粧させるか?に時間を費やした方がいいですよ。それが時間を効率的に使うってことだしね。         つづく。    

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