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シリーズ 10 「集団モノ(面接・討論)から視えること」 質問回数の違い②

集団面接・GD
2017-09-24

集団面接・GD

 集団面接の選考では、学生に対する質問回数や、質疑応答の時間にバラつきがでます。つまり、学生が5人一組だとすると、5人全員に3回同じ質問がされる、ということではなく、質問が、1回しかされない学生がいると思えば、かなり突っ込まれるヒトもいる、ということです。学生の側からすれば、そんなことで、的確な選考が出来るのか?って、疑問に思うかもしれません。でも、学生に対する質問にバラつきを出す方が、結果的には、的確な選考ができるんです。
 なぜかというと、何度も言うように、集団モノの面接官は、学生の合否を決定する権限がないため、次のステップに進めても大丈夫だろう、と思われる学生は、率先して通過させる、という特徴があるからです。
 つまり、集団面接の面接官は、その学生の本質を見極めよう!なんて、最初から考えてはいないので、1発目の質問をして、学生が笑顔でハッタリをかましながら、語尾を言い切っていれば、「この学生は、一次選考を通過するにふさわしい」と、判断する訳です。そうすると、その学生に対しては、もう突っ込んだ質問が飛んで来ることはありません。だって、最初の質問で、通過OKと判断された学生に、残りの貴重な面接時間を費やすのはもったいないでしょ?
 通過OKの学生の本質の見極めは、二次面接を担当する面接官の仕事になるので。仕事の責任範囲を決めて業務を行なう、これは会社組織論の基本です。
 面接官のアタマの中では、5人いる学生のうち、1発目の質問を終えた時点で、すでに、少なくとも1人は、面接官の視界から消えていますね(笑)。本音を言えば、そういう学生はそのまま退場させて、残りの4人をじっくり見たほうがいいんですが、それはさすがにできません。
 前回の話を補足すると、自分の横の学生に、たくさん質問が集中したのは、その横の学生を、果たして通過させてもいいかどうか、面接官が迷っているからです。5人一組の集団面接で、最大1時間の所要時間がある場合、平均すると、学生一人アタマ12分の計算になります。その12分を、均等に学生に振り分けるより、一人は2分で終えて、余った10分を、別の迷っている学生に振り分けたほうが、たくさん話せる分、より的確な判断ができることになります。
 もちろんこれは、理屈であり原則論。面接は、会社サイドと学生サイドの双方向性のものなので、お互いの疎通とか、そのときの思惑とかに左右されることではあります。面接官も、必ず質問をバラつかせようと、意識している訳でもありません。でも、自分に与えられた仕事の責任範囲の中で、任務を全うしようと思ったら、意識しているか否かに係わらず、自然とそういう選考手法になっていくと、僕は考えています。
 一般的に、学生が5人一組だとすると、そのうち1人は一発で通過。一人は残念賞。これは、最初の質問で容易に判るものです。1人の残念賞に該当する学生というのは、例の「真っ先に落ちるヒト!」 に該当するヒトであり、あとは、実は外見の問題もあります。つまり「見た目」ってこと。
 これは、もともと学生の本質を見極めようと、考えていないのだから、当然と言えば当然。 「明るくハキハキと、笑顔でハッタリをかます」ためには、若者らしい精悍さも必要です。髪がボサボサとか、スーツやワイシャツがヨレヨレとか、清潔感がないとかっていう学生は、それだけでハンデを背負うことになります。それら全てをひっくるめて、ハッタリと言ってもいいんじゃないでしょうかね。平均12分の選考で、自分からハンデを背負うのは、もったいないことです。
 ただ、誤解の無いように言っておきたいのですが、これは見た目の印象が、“キレイではない”という意味の、「見た目」ってことです。就活の要件を満たしている格好をしているのなら、それでオッケーです。だから、リクルートスーツじゃなくとも全然構わないし、髪だって、判で押したように、黒にする必要もないんです、本当はね。
 お化粧だってそう。就活用のメークなんて、さも当然、なんていう風潮がはびこっていますが、これなんて、ほとんどの企業では、まったく気にしていないファクターです。本来、メークやカラーコーディネートというのは、自分を見栄えよく見せて、言動に付加価値を加えるために行なうものです。また、それによって、自分自身に対する自信もつけていくというもの。それは本来、人それぞれのはずです。ですので、就活だから、外見はこうしなきゃダメ!っていうことは絶対にないんです。
 残念ながら、こういう情報も、会社サイドと学生サイドの温度差を生む項目になっていますが。
 話を戻しますが、とにかく5人一組で、2人は1発で選考対象から消える訳ですから、残った3人に質問を集中させた方が、いいんですよね。
 これが、質問が1回しかなかったのに、通過してしまう理由です。
 さて、それでは集団面接で、致命傷になりかねない要因について、説明していきます。
つづく。

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