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シリーズ 16 「集団モノ(面接・討論)から視えること」 合コン必勝の法則⑥

集団面接・GD
2017-09-30

「自分で作ったストーリーに固執する人」 ・・・他に、どういう人がいるでしょうか?
 このシリーズの前半では、会社サイドの思惑と、実態面を中心に説明してきました。面接官は、多くの学生とジックリ会話したいし、一秒でも多く話したいと思っています。やっぱりたくさん話さないと不安だし、次のステップに通過させていいかどうか?も、イマイチ判断つきかねる状況が出るからです。でも現実は、時間効率を意識した攻防です。かけられる時間はどう頑張っても、学生一人平均10分前後がいいところ。
 一方、こういった思惑を知る由もない学生サイドは、せっかくの集団面接なのに、あまり話ができないと不安になるものです。面接に来て、あまり質問されなきゃ不安だろうし、せっかく回答しても突っ込まれなけりゃ、「・・・自分が言ったことって、全然ダメだったのか・・・。」ってやっぱり不安でしょう。集団面接では、時間の制約上、一つの質問に対して、あまり突っ込んだことを聞けないし(突っ込んでると、時間内で回せないからね)、だから学生は、自分をアピールする必要なんてないんですが、これを知らなきゃ不安が先走って、やっぱり気張ってしまうものです。
 その結果、どういう学生が増えるかというとですねえ・・・ 判りますか?
 他人が回答している時に、強引に割って入ってくる学生や、周りの状況を考えず、一人で長々と演説し出す学生が出てくるんです。これって実は、女の子に多いんですよ。
 他の学生が頑張って回答している時に、いきなり「私もその通りだと思います!」とか、「それは違うと思います!」とかって、ヒトの意見にやたら同意したり、否定したり、自分の番じゃないのに勝手に発言する学生。結構いるんですよ。
 これって、自分の評価が下がるだけならまだいいのですが、割り込まれた学生にとっても大迷惑です。頑張って回答してるのに、ペースが乱されるから。しかも、「なんだよあいつは。俺がしゃべっているのに・・・」って感じで、そんなヤツにムカついてしまうと、しゃべっている言葉も、ついつい攻撃的になってしまっていることもあります。そいつのせいで踏んだり蹴ったりです。
 合コンでも、せっかくみんなで和気あいあいと楽しく話しているのに、いきなり、「お前の言ってることは違うよ!」とか、「だからお前はダメなんだよ!」とかって、雰囲気を壊すヤツとかいるでしょ? また、一人で酔った勢いで、長々と説教や、他の子を巻き込んで語りに入るヤツね。迷惑この上ない話。
 あと、合コンの後の二次会で、カラオケ行って、「今日は知らない人が多いから、自信のある歌を歌おう!」なんて、内心考えていて、それで自分の番が来て、せっかく“無難”に歌っていたのに、イキナリ、横から大声でハモられて、そのせいですっかりペースが乱されてしまい・・・・・なんてことあるでしょう?しかも、それがハッキリ言ってあんまり上手じゃないから、その場にいる人たちは、みんな引いているのに、そんな状況お構いなし!って感じのツワモノ。まあ、酔ってるってことも影響してるんですけどねえ。でも歌っていた自分としては、結局、普段より点数が悪くなって、内心ムカつくでしょ(笑)。
  ・・・ちなみに、僕はそういうタイプでは決してありません、念のため。
 こういったタイプも、「自分で作ったストーリーに固執する人」の部類に属すると思いますね。そういうアピールの仕方全てがダメだって言ってる訳ではないんですが、10分前後という短い時間の中で、複数の学生を視なければならない集団面接の場合は、他の学生の回答タイムに割り込んだり、簡潔に答えてくれ、って言ってるにもかかわらず、長々と話す学生っていうのは、面接官にとっても、学生にとっても、あまり愉快なことではないですよね?少なくとも、僕が集団面接を担当した時に出くわした、こういうタイプの学生には、全ていい印象を持ちませんでした。
  だって、予定がくるってしまうから。内心イライラです。顔には出しませんが。 ・・・出てるかな?
 強引に割り込んで自分をアピールするとか、ちょっと謙虚になってみるとかっていう、自分の見せ方に関して、押したり引いたりすることで伝えようとするのは、個人面接で面接官とのコミュニケーションが円滑に進んでいれば有効だと思います。もちろんそれは自然の流れの中で出てくるものですけど。経験の乏しい学生がテクニックに走ったら、必ず失敗します。だって既にその姿は、本来の自分じゃないんだから。
 ましてや集団面接において、押したり引いたりするのは全く意味がないですね。これは面接官の役割の本質を考えれば容易に判ることじゃないでしょうか?次のステップに通過させる学生をメインに抽出している面接官にとって、他人の邪魔をする学生は、迷惑この上ない存在になることだってありますね。そういうパフォーマンスをする学生って、他の学生の邪魔をしているだけでなく、実は、面接官の進行の邪魔までしているんですよ。何度も言うように、集団モノは選考の時間効率をいかに上げるか?っていうコンセプトがあります。邪魔されたら、余計に時間食っちゃいますからね。
 集団面接が、朝10時から始まって夕方の5時に終了予定でスケジューリングしてあったとしたら、集団モノの面接官は、その時間通りに終わらせたいんです。特に、本業が人事部以外の面接官の場合は、尚更でしょうね。時間通りに終わらせて、他の面接官と選考結果をすり合わせて、次のステップに通過させる学生を人事部に報告して、一刻も早く自分の席に戻りたい・・・って考えているかもしれませんしね。自分の席に戻ったら、本業に関するいろんな書類が、机の上にヤマのように積んであるんですよ。全てに目を通してハンコ押さないと。だって、面接官って、管理職だからね、基本的には。書類の承認をする立場です。
 こういった会社サイドの裏事情がイメージできたら、集団モノの選考で抑えるべきポイントが判りますね。それは、
 面接官の進行をできるだけ邪魔しない!
 ことです。これがつまり、至って無難にやり過ごすっていうことにつながります。
つづく。

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