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シリーズ 18 「集団モノ(面接・討論)から視えること」 GDの意味合い②

集団面接・GD
2017-10-02

 集団モノの選考において、グループディスカッション(GD)と、集団面接とを比べた時の、優れた面と劣っている面、という説明の途中でした。      一般に、集団モノの選考においては、「時間」「お金」の効率化を図ることを意識しているのですが、会社サイドが、新卒採用の選考でGDを使ってくる場合、それは、どちらかと言うと、「お金」の効率化に重点を置いている、と考えていいと思います。GDによって、「お金」の効率化を、より図ろうと考えている企業の場合、言葉の誤解を承知で書きますが、総じて、集団面接よりも学生を深いところまで視ようとは考えていません。選考が集団面接より粗くなる、と言っても過言ではないでしょう。同じ集団モノでも、一般論としては、集団面接より視るべきチェックポイントは少ないはずです。        就活においては、学生間で、実に様々な情報が溢れます。特に、友達同士の口コミや、就活サイトの掲示板、コミュニティなどで飛び交う情報は、不安を抱える多くの学生にとっては、その全てが、信憑性と説得力のある情報に見えてしまうものでしょう。そんな情報の中でも、GDをテーマにした情報というのは、非常にたくさん出回っていますよね。なぜかと言うと、集団面接と異なり、GDでは、個別に「役割」というものが割り当てられるからです。例えば、司会進行役、書記、タイムキーパー ・・・などなど。これは、集団面接にはないGDならではの特徴です。        この「役割」というものがあるがゆえに、多くの学生は、GDに苦手意識を持ちます。だって、“会社に選考されている!”っていう空気の中で、今日初めて顔を合わせた学生同士が、お互い遠慮しながら、役割分担をしていく作業は、結構イヤなものですよね?誰が、どんな役割を狙っているのか・・・?自分は、タイムキーパーがしたいのに・・・。なんて、お互いの出方を視ながら決めていくんですもんね。始まる前に疲れちゃう。役割なんか担って、それが逆に、アダになるんじゃないかなあ・・・?なんて、疑心暗鬼です。        GDには、このような「役割」が存在するために、飛び交う情報も、たとえば、       「GDでは司会進行役をした方が有利だ」     「タイムキーパーは、他の学生に埋もれてしまうので不利だ」      なんていうのが多い。この他にも、GDでは、       「協調性がないと思われたらアウトだから、基本的には、他の学生の意見には同意しろ!」     「いやいや、そうじゃなくて、自分の思ったことをストレートに吐き出せ!」   「途中ではあまり発言せずに、最後の最後に一言、バシッと決めろ!」      とかっていう、テクニックに関する情報も多く飛び交います。まあ、それくらいGDというのは、学生にとって判らない要素が数多くある選考、ということになるんでしょうが、見えないものが多い分、学生がイヤになってしまう割合が高まるのも当然だと思います。        同じ集団モノであっても、集団面接は、学生は横並びで、面接官から質問されるのを待って、それに回答していくという、いわば受動的なスタイル。一方でGDは、自分たちで役割を決めて、一つのテーマに沿って文字通り議論し合う、いわば能動的なスタイル。だから、役割に応じて、「どうしゃべったらいいか?」とか、「いつしゃべったらいいのか?」とか、「どのくらいしゃべったらいいのか?」って、先読みしすぎて、難しく考えてしまうのかもしれませんね。        こういった情報の多さのためか、就活マニュアル本やネットなんかでも、GDに関しての、専門的で難しい見解が言われていたりします。たとえば、       『GDでは、対人能力がもっとも視られている。対人能力は、チームプレーにおいて、その生産性や営業効率を上げる重要なスキルであり・・・』        なんてね。見るだけで憂鬱になりません?僕ならなるだろうなあ。情報収集すればするほど、アタマでっかちになる。        さて、色々イヤなことばかり書いてきましたが、こういった様々な情報が学生サイドに出回る一方で、会社サイドはGDをどう捉えているんでしょうか?結論から書きますが、       「会社サイドは、そこまで難しいことなんか考えていない!」        ということですね。つまり役割に関して、特別何か意識している訳でもないし、GDの中で、取り立てて、対人能力を期待している訳でもありません。会社サイドは、そんな世間で言われるほど、GDを難しく考えてはいません。だって、GDだって集団モノの選考。集団モノの選考のポリシーって何でしたっけ?それは、       次のステップに進めても大丈夫だろう、と“思われる”学生を「通過」させる。        ということでしたよね。つまり、「無難な学生であれば、とりあえず通過させる」訳です。この後書きますが、GDっていうのは、そんなに深く、詳しい選考を行うことは不可能なんです。だから今、「GD不安だ・・・。どうしようか?」って悩んでいる学生がいたら、安心して今自分のアタマを悩ませているGDに関する情報を全て忘れてください。あまりにも意味がないものばかりだから。       つづく。
   

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