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シリーズ 23 「集団モノ(面接・討論)から視えること」 GDの発言のタイミング

集団面接・GD
2017-10-08

集団面接・GD

GDには、役割分担のほかに、まだまだ学生を悩ます不安材料があります。
 学生の就活に関する情報は、面接に限らず数多くあります。身だしなみや礼状まで多種多様。そんな中で、GDだけに特異的な情報が、「発言のタイミング」です。これも、非常にアタマを悩ます問題でしょうね。
 僕も、市販されている全ての就活マニュアル本を読んだ訳ではないのですが、今まで読んだ中にいくつか、
「他の学生が発言し終えた後に、都度、必ず何かしゃべりましょう」
「最後の最後に、一言気の利いたセリフをバシッと決めた方がいい」

 なんていうものがありました。つまり、発言機会としては、かなりの数をこなしましょう!というという見解や、途中まではずっと、他の学生の意見を黙って聞いていて、最後の佳境になった時を狙って、気の利いたセリフを言いなさい!という見解なんだと思います。正反対の見解で、まさに真っ二つ。
 まあ、この事例に限らず、GDっていうのは、面接と違って、議論という能動的なスタイルだから、自分で好きな時に発言できる、という特徴がありますよね。これは逆に言うと、機を逸すると、一言も発言できない・・・という危険材料もあります。面接は、ご指名制だもんね。だからこそ、GDに関して、そういった情報が出てくるんでしょうが。
 今までの僕の見解同様、こういった情報も決して間違いではありません。でも結論は、
発言するタイミングについて考えるのは、やめた方がいい!
 となります。だって、そんなこと考える時点で、「空気の読めない人」まっしぐらです。僕に言わせればね。
 人間には当たり前ですが、人それぞれ持っている性格、っていうものがあります。話し方や声の抑揚、言葉の使い方なんかは、性格から由来する場合が多いです・・・よね??
 そういった性格は、生まれ育った環境や家庭環境、小学校から現在の大学までの人間関係、あとは、体験してきた出来事のレベルなどで、人それぞれ違ってきます。それも当たり前の話。だから、何人か集まって話し合いをしたり、友達何人かで、おしゃべりしたりなんてしてる時に、みながリラックスして、平常心でいられる状態であれば、誰も発言のタイミングなんて意識しないはずです。話し好きでドンドンしゃべっていくタイプもいれば、物静かで積極的には発言せず、他人の話を頷いたり、ウンウン頷きながら聞いているタイプとか、その中間くらいのタイプとか、いろんなタイプがいても、それはそれでうまく場は進んでいきます。
 お酒なんか飲みながら、オールで語り合うなんていうことも、学生ならよくやるでしょう?そういう時間は大切ですけど。実は、それだって立派なGDです。その時だって、各々のポジションがあって、みんなそれにハマっているはず。だからこそ、朝まで語れる訳ですもんね?
 こういった自分の性格とのお付き合いの中で、自ずとポジションが作られているにもかかわらず、例えば、その日だけ、普段は積極的にしゃべりまくるヤツに、今日は黙ってろ!って言い、一方で、普段は聞き役になっているヤツに、今日だけはお前が仕切ってしゃべろ!って言って語り合っても、続かないでしょ?すぐに、誰が言うとでもなく、いつも通りのスタイルに戻っていくはずです。
 GDだって、基本的にはこれと全く同じです。発言のタイミングに、ポイントなんてないし、極意なんていうものもありません。あるとすれば、普段の自分のポジション通りに徹するってことです。GDの場には、独自の空気が流れていて、間違いなく平常心でいられないでしょうが、発言のスタイルまで無理に普段と変える必要はない、って思いませんか?それをすると、本当に「空気の読めない人」になってしまいます。
 発言のタイミングに関して、その情報をあれこれ考えてしまうのは、GDを特別なものとして捉えているからでしょう。でも、決して特別ではありません。確かに採用選考という非日常的な環境では、特別な感覚を持っても仕方ないでしょう。それは判ります。緊張している自分自身に対して、平常心になれ!っていっても無理でしょうね。それも判ります。でも少なくとも、自分自身のポジションに関しては、普段と同じ自分でいられるはずなんです。ネットなどの情報を鵜呑みにして、その日だけ無理して、無口になるとかしたって、意味がないんです。
 「最後の最後に一言気の利いたセリフを!」っていう情報に関しては、確かにハマれば、インパクトはあるでしょう。でも、GDの面接官は会社の従業員。つまりサラリーマンです。加えて人事のプロじゃない場合が多いです。しかもその面接官は、多くの学生を、いかにさばくか?だけを意識しています。そんな背景があるGDで、普段のポジションが、積極的でドンドンしゃべるタイプの学生が、「最後の最後に一言気の利いたセリフを!」なんていう情報を意識して、発言するタイミングを計っていたとして、その最後のタイミングが判らずに、スカしてしまった場合、また自分では、一言バシッと決めたつもりでも、面接官がそれに気づかす・・・なんてなったら、ただの武勇伝で終わってしまう(笑)。
 GDでは、そんなバクチを打つ必要は一切ありません。何度も言いますが、集団モノは、“無難な学生層”に入ればそれで、通過という目的は、確実に達成できるんですから。
 このように、就活で出回る情報に関しては、絶対的なものではなく常に相対的なものです。
①会社の採用スペックにマッチしているかどうか?
②自分の性格にマッチしているかどうか?

 この2つだけを判断基準にしてほしいと思います。
つづく。

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