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シリーズ 25 「集団モノ(面接・討論)から視えること」 どっちが先?②

集団面接・GD
2017-10-11

集団面接・GD

 昨日の続きです。集団モノの選考過程で、     ① (2)のステップがない、つまり集団モノの選考を行わない企業
② (2)のステップで、GD → 集団面接の順で選考を行う企業
③ (2)のステップで 集団面接 → GDの順で選考を行う企業
④ (2)のステップでは、集団面接またはGD、どちらか一方の選考を行う企業
       のうち、②と③の説明です。まずは②から。        これは、一般的論なんですが、企業の新卒採用において、ES選考が終わった時点で残っている学生数というのは、まだまだかなりの数がいます。まだまだどの学生が、自分の会社にとって、成長の原石となり得るか?を判別するのは。集団モノ選考の時点では不可能です。せいぜい、「おっ!あの学生はイキがいいな!」とか、「あの子が、俺がESチェックした子か・・・」なんていう程度。しかし、集団モノ選考が終わって、個人面接の段階に入っていくと、いよいよ学生個人の人物像が問われることになってきます。ESに書いてあることや、集団モノでチェックされたことと、学生の本質が一致するのか?っていう段階です。        前にも書きましたが、集団モノの選考は、どうしても、ある程度粗い選考にならざるを得ないので、出来れば集団モノ選考をやるにしても、一回のステップで終わらせて、あとは、個人面談にもって行って判断したいのが、会社サイドの本音。でも有名企業になればなるほど、「時間」と「お金」の問題で、それも厳しい。だから、集団モノ両方の段階を踏まざるを得なくなる企業も出てきます。        しかし、集団モノはES選考と異なり、実際に学生本人がしゃべっているのを、直に聞いて姿かたちも見ているので、人物像の粗々の掴みは出来ることになります。 「こんな感じの性格なんだろう・・・。」とかってね。        GDによる選考というのは、「お金」の効率化である、と書きました。お金にも色々ありますが、特に、面接官の人件費を削減する、という意味合いです。これは、なるべく面接官を人事部(もしくは人事部に近い部署)の人間だけで済ませたい、とのポリシーですね。GDというのは、面接官一人当たりに対する学生数が、集団面接より多くなります。そこで選考して次に集団面接を用いる場合は、学生数も少なくなっているので、集団面接を行う学生数も組数も、かなり少なくなっているはずです。そうすると、あてがう面接官の人員も少なくて済む。        だから、集団モノの選考において、②の手順を踏む選考は、人事部員(もしくはそれに近い社員)だけで完結できる可能性が高いんです。どうしてもメンツが足りなければ、他部署に応援を頼みますが、それもごくわずかです。もし、応援要員の数が少なければ、昔人事部にいて、異動になった社員とかに依頼すれば、全ての面接官が、人事部員(もしくはそれに近い社員)で組めます。そうすると、面接官は会社の採用スペックを共有している人間ばかりで行えるので、会社からすると、優秀な学生を取り逃がす可能性が低くなる。つまり、少しでも会社の採用スペックに合致する学生を、チェックしやすくなるという理屈になりますね。        一方で、③の場合はどうか?これは、ちょっと意味合いが違ってきます。GDより集団面接を先に持ってくるということは、面接官は、人事部員だけでは対応しきれないので、他部署に多くの面接官要員を要請することになります。これは、多少面接官が当事者意識を持っていなかったとしても、ある程度目をつぶってでも、学生のふるいわけを行いたい、と考えている企業です。ここで、「とりあえずエントリー層」や「真っ先に落ちるヒト」を中心に学生を絞り込めれば、GDで空気を壊す学生が少なくなり、ディスカッションも、組によってレベルの差が出にくくなります。        ③の選考手順を使ってくる企業は、どちらかというと、②の選考手順を使ってくる企業より、エントリーしてくる学生数が多い企業といえます。②も③も、学生のエントリー数が多いことには変わりないのですが、③の方が、より多いかな?って感じ。あとは、③の方が②より、採用スペックにおける学生を判断するポイントが少ないというか、内定までのハードルが低い場合がありますね。        ②の手順のように、人事部員だけで選考を行える場合は、人事部員というのは、言ってみりゃ、採用業務に主たる責任を負っている部署にいる人間ですから、当事者意識丸出しです。じゃないと、「デキない社員」ということになるから。         でも、③の手順を用いてくる企業の場合は、集団面接で落とされる学生の割合が少なくなります。だって、ただでさえ、無難な層以上が通過できる選考なのに加え、他部署から応援要請された面接官だと怖がって、微妙な学生は、落としちゃマズイかなあ・・・?って心理が働くからです。もちろんエントリーしてくる学生数も多いので、単純に数だけで言うならば、ある程度の学生が落ちることになるでしょうが、残る学生も多い。そうすると、必然的にGDに進むことになる学生も増えます。同じGDによる選考でも、学生の組数が多いと、視るべきポイントも絞られてきます。だから、③の選考手順を選択する企業の新卒採用は、実は学生にとっては、会社サイドとの温度差が大きくなる可能性があるんですよね。        これに関しては、別の視点から説明したいと思います。       つづく。  

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