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シリーズ 28  「集団モノ(面接・討論)から視えること」 最後まで集団って?③

集団面接・GD
2017-10-15

集団面接・GD

最終選考を、集団面接で行う企業に関して、会社サイドの見解と思惑を説明してきました。
 ここまで書いてきた見解というのは、言ってみれば、学生には伺い知れない事情ですが、でもこれは、「表」の事情です。表というのは、そういった事情を学生が聞いても、「・・・ああ、なるほどな」って、納得できる事情、という意味です。
 しかし、最終選考を、集団面接で行う企業には、「裏」の事情、つまり学生には、あまり知られたくない事情を持っているところも存在します。
 これから書くことは、もちろん一般論ではあるんですが、むしろ、この「裏」事情は、就活時点より、入社以後にジワジワと響いてくる要因になり得ます。今の時期、学生のぶっちゃけベースの本音は、「とにかくどこでもいいから、早く内定をゲットして、安心したい」っていうものでしょう。それは、痛いほど判りますが、内定をもらった後でもいいから、以下のことを研究してほしいと思いますね。入社後に失敗だった・・・って思うのは、就活に苦戦するより、人生の遠回りになる危険があるからです。
 それは、業界研究を行う際に、ジックリやってほしいことではあるのですが、最終選考を、集団面接で行う企業が持つ「裏」事情というのは、
 毎年、大量の従業員がバタバタと辞めてしまう社風である可能性がある。
 ということなんです。つまり、離職率が高い会社。こういった企業は、欠員の穴埋め的なスタンスで、新卒採用を捉えていて、最終まで、集団面接で行う場合があります。これは、昨日までに書いた、
①毎年、従業員を大量採用している。
②会社の採用スペックが完全に決まっている。

 の両方の要因とも、密接にリンクしていることが多いです。まさに表と裏。
 単純に、成長路線にあり、新規出店攻勢が著しい、という理由のみで大量採用する企業の場合は、全然問題ありません。むしろ健全です。採用スペックが完全に決まっている場合のみの採用も、問題ない。でも実は、大量採用や、採用スペックが決まっている採用を行う企業の裏には、現実とのギャップや、入社前のイメージとの温度差に由来する、従業員の離職率という事情が、ついてまわる企業もたくさんあります。
 会社サイドからすると、せっかく縁あって採用した、無限の可能性のある新卒者に、簡単に辞めてほしくないのは本音です。でも会社によっては、矛盾するようですが、同時に、「来年、このうち何割残っているかなあ・・・」っていうことも、考えているものです。もちろん新卒者だけではなく、既存の従業員も、バタバタと辞めていくこともある。
 このような会社は、表現が正しいかどうかは判りませんが、『気合!根性!ノルマ!』っていうのが、社風として根付いている、体育会系営業・販売企業や、全国に支店をたくさん持っていて、そこで地道なルートセールス営業や訪問営業なんかを、売上の柱にしている企業でよく見受けられます。営業が体育会系で、残業続き、しかも仕事がキツイと、離職率も必然的に上がります、通常はね。
 既存の従業員が、毎年大量に辞めていくのだから、その補充を新卒で補おうと考えている企業であれば、まさに悪い意味で、質より量の価値観による採用ポリシーを持っていても不思議ではありません。多少のミスマッチもやむを得ず、みたいな。だって、兵隊は確保しておきたいからね。
 あまり大きな声では言いにくいのですが(といいつつ、ブログで書いたら意味ないけど 笑)、こういった裏事情を併せ持つ企業は、大企業に多いです。そういった企業は、学生の採用で多少ミスマッチを犯しても、ネームバリューがあるだけに、すぐに代替要員が補填できる、と考えている可能性があるんです。
 僕に言わせると、こういったギャップや温度差は、就活の起点である、本音ベースの「働く動機」をキチンと言葉に落としこまなかったことが、唯一最大の事由だと考えています。でも、とにかく内定がほしい!大企業に入社したい!それで安心したい!という本音が、この「働く動機」をぐらつかせるのも、また事実。だから、もし会社サイドの裏事情が、就活時点で垣間見えたとしても、内定もらえればやっぱり嬉しいし、ホッとするし、入社に気持ちが傾く・・・この気持ちは痛いほど判るだけに、非常に難しい問題です。
 僕は、縁あって相談に乗る学生には、大企業でも何でもいいから、とにかくたくさんの企業を視ようよ!って言います。その際には、あまりこの辺の裏事情には触れません。何故かというと、そういう裏事情を併せ持つ企業であれば、確かに、入社後ギャップや温度差を感じて辞めていく人が多いことは事実ですが、でも一方で、大量の人が残っているのも事実だからです。その会社が、ネットや口コミで、たとえヒドイ情報を流されているとしても、自分にとっていい会社かどうか?は全く別問題。逆に、世間で優良企業だといわれていて、学生に人気の企業であっても、自分にとっていい環境かどうか?は、これまた別問題。
 自分にとっていい会社になり得るかどうか?は、やっぱり「働く動機」なんですよ。だから、相談に乗る学生には「働く動機」だけは、一生懸命考えてみよう!って、皆に言います。
 冒頭にも触れたように、こういう企業の「裏」事情は、会社説明会でも入社案内でも登場してきません。裏なんだから、これは当たり前の話です。だから、通常の情報収集では、学生には絶対に判り得ません。でも、ひょっとしたらそうなんじゃないかなあ・・・?って推測することができる情報があります。それは、その会社の中途採用情報を視ることです。中途採用で、ほぼ通年で営業員を募集しているような企業であれば、ちょっと離職率を疑ってかかっていい、と思いますね。あと、営業の幹部候補をいつでも募集している企業も、そういった可能性はあります。
 まあでも、最後は自分です。自分にとっていい会社とは、「いかに自分の働く動機にマッチしそうか?」と考えることです。これは、僕の就活の根本なので、何度でも、そしてこれからも言い続けます。
 「働く動機」について読んだことない方は「こちら」 をどうぞ。
つづく。

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