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シリーズ 2 「自己PRのやり方・書き方論」 そもそも論①

自己PRの考え方・やり方・書き方
2018-05-01

自己PRの考え方・やり方・書き方

学校で開催される就活ガイダンスや講演イベント、そして就活マニュアル本、先輩のアドバイス・・・就活中の学生の皆さんには、色んなカタチで情報が入ってきます。
 そんな中、自己PRというのは、かなり早くの段階で、就活の“必須アイテム”として、全ての学生がゲットしようとする武器です。そのために色んな人やネット、書籍から、自己分析をしっかりやりましょう!っていうアドバイスをもらい、実際に自己分析に励む訳です。この、自己分析を行うという行為が、就活前半のメイン業務になります。実際に僕のブログでも、過去に、「自己分析シリーズ」 を長々と書いてきました。自己分析は重要だ、とも書きました。
 ところで、あらためて聞きますが、自己PRって一体なんでしょうか?
 僕は「自己分析シリーズ」の中で、自己分析とは、「過去の自分から掘り起こして、今の自分を語り、それを未来に繋げる」ことだと書きました。そして、自己分析からの産物が自己PRである、とも書きました。ということは、自己分析と自己PRは、深くつながっていることになります。これは当たり前のことです。自己分析は、その名のとおり“分析”であって、例えそれが唯我独尊、自己満足的な分析であっても、結果は結果。
 でも、自己PRとはアピール、つまり第三者に向けてメッセージを伝えて、自分を判ってもらうことです。つまりそれは、ESのような書き言葉であっても、面接のような話し言葉であっても、他人に意思表示を行うことで要件を満たします。ここが、自己分析と自己PRの大きな違いです。
 では、他人に意思表示をするっていうことは、どういうことでしょうか?
 それは、コミュニケーションの初めから終わりまで全てということになります。ここでは、ESのような書き言葉は、ひとまず置いといて、面接のような話し言葉をベースに考えましょう。大げさに言うと、面接の時、ドアをノックして、「失礼します!」って言うのも、自己PRの一部だし、面接が終わって「失礼しました!」ってお辞儀しながら言うのも、自己PRの一部ということです。
 ただ、誤解があるといけないので念のため書きますが、初めと終わりの「失礼しました」っていうのは、自分の存在を知らしめる、という意味での自己PRであって、面接官の評価基準に組み入れられることは、あまりありません。これについては、後で詳しく触れます。
 学生の皆さんがなぜ、面接がコミュニケーションであるという予備知識を持っていながら、面接官とのコミュニケーションが円滑に行きにくいか?というのは、実は、この自己PRの認識の勘違いから生まれることがよくあります。どういうことかというと、学生が理解している自己PRとは、一言でいうと、
× 自己PR = 「キーワード」 + 「エピソード」
 これのみが、自己PRである、と考えていることが多いということなんです。これ自体は、間違いではないけれど、正しくもない。
「私は、リーダーシップがあります。というのは、現在居酒屋でアルバイトをしており、そこでは、従業員2名の他はアルバイト総勢10名でシフトを組んでおります。そこでの勤務は、2年半継続しておりますが、週に3回が基本で、シフトによっては、それ以外でも優先的に入るようにしてきました・・・」
 この後は、バイトの仕事の内容や、勤務姿勢、そして、実際リーダーとしての“実績”等が、アピール内容になるでしょう。
 これは、学生がよく行う自己PRのカタチです。学生が就活を開始して自己分析を行っていき、自己PRを固める。この固めた自己PRが、上記の「キーワード」+「エピソード」です。これで自己PRは完了。じゃあ、次に志望動機考えるか・・・まあこんな感じで流れていくでしょうね。
 学生サイドにとっての面接の目的は、自分の持っている本質を伝えることです。そして、会社サイドにとっての面接の目的は、入社後に費用対効果のありそうな学生を見極めることです。これは基本的なことですが、重要です。
 自分の本質というのは何でしょうか?それは、性格はもちろんですが、どのような思考をするか?や、現時点の知的レベルはどのくらいか?や、何に興味を持っているのか?や、相手に与える印象はどういうものか?など色んな要素があります。そういった要素が、会社の採用スペックに合うかどうか?・・・これを見極めるために、面接官は、学生に対して質問というカタチで迫り、探っていく訳です。
 もちろん面接官は、そういった要素を一つ一つ明確に区分けして、確認作業を行なう訳ではありません。それでは一問一答式になってしまうので。面接はコミュニケーションなので、相手の発言というものがある訳ですから、常に想定どおりにコトが運ぶことはありません。しかし、お互いしゃべっていると、だいたいの人間像って見えるときがあります。そして、そういった過程を経て、一人の学生の面接が終わった後、あらためて、その学生はどうだったかを振り返る時に、そういう要素を基準に評価していくということなんです。
 これは、言葉にすると高度な作業に感じますが、決してそんなことはなく、飲み会や合コンをイメージすると、学生の皆さんでも、普通にやってるってことが判りますよ。初対面の人と会って話していくうちに、この人はいい感じだ、とか、なんかイマイチだなあ、って思うことってあるでしょ?そういった思いが積み重なって、相手の人物像のイメージが浮かび上がってくる。
 そうして、2時間くらいの飲み会が終わりに近づいた頃、その相手から、「今度、2人で遊びに行こうよ」って誘われた時に、その誘いに乗るかどうか?を判断する基準って、ここまで会話した内容の、ただひとつ(例えば趣味の話とか、好きなタイプの話とか)の要因で決めないはずです。やっぱり全体の会話の中で抱いたイメージで、決定するでしょ?面接も基本的にはそれと全く同じです。
つづく。

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