twitter facebook お問い合せフォーム

シリーズ 3 「自己PRのやり方・書き方論」 そもそも論②

自己PRの考え方・やり方・書き方
2018-05-02

自己PRの考え方・やり方・書き方

自己PR ≠ 「キーワード」 + 「エピソード」
 面接がどうにも苦手...という人に限って、上の式をイコールで考えてしまうことが多いと感じます。

「自己PRとは、自分の長所を面接官に伝えることだよね。あとは、学校の先生や、先輩にも言われたし、就活本にも書いてあるけど、キチンとエピソードを書かないとダメなんだ。それさえできれば、自己PRは完成。」

 ・・・と、一つの方法論として捉えている人。実は、かなりの学生が該当します。
 でも、これは間違いです。少なくとも面接という場では、これのみが自己PRということは、決してないんです。
 面接は、よく恋愛に例えられるけど、それはちょっと違う・・・というのは、何度も書いてきましたが、一方で、合コンには相通じるものがある、ということも何度も書いてきました。何故かというと、人の見極めという作業を行うという意味では、やり方が全く同じだからです。
 合コンが始まって、乾杯をした後に、幹事か誰かが、「自己紹介ターイム!」とか言って、皆さん名前とか大学とか住いとか出身とか趣味とか・・・を披露し合いますよね?その後、最初は、空気もカタイ雰囲気でしょうが、お酒も進んで、徐々に打ち解けてきて、周りと色々お話していく中で、だんだん相手のことが判ってくるものでしょ? 合コンが終了して、その場を振り返った時に、今日、一番お話をした人のことを思い出したとします。私はどうして、あの人とあんなにお話できたんだろう?って考えたときに、
「・・・ああ、そういえば、最初の自己紹介の時に、出身が近くなんだって判って、それがお互いの共通項になって、ローカルネタで盛り上がったんだっけ。それから、趣味とか価値観とかも、何となく合うなあ、って感じたからだな、きっと」
 という風に、必ず何らかのキッカケがあって、それを皮切りに、会話の中でお互い色んな情報をアウトプットし合った訳です。それによって、相手方のことが何となくイメージできて、信頼できて・・・となっていくはずなんです、普通は。
 最初の自己紹介の話を聞いだけでは、単に、「ああ、出身が近いなあ・・・」くらいの印象で、まだ実際に、その人のことはよく判らないし、どのくらい価値観が合うかも判らない。最初に感じた印象がキッカケになって、話が膨らんでいって、盛り上がっていって、ようやくその人の判断につながります。最初の自己紹介って言うのは、もちろん無視することはないにしても、その人の人物像の判断には、直接的には関与しないはず。最初の自己紹介だけで判断する人がいたら、ちょっと安易過ぎるでしょうね。一目ボレは抜きにして(笑)。もっとも一目ボレは、外見に比重がおかれる場合が多いから、ちょっと次元が異なるけど。
 面接だって、これと一緒。最初の自己紹介が、最初に書いた「キーワード」+「エピソード」っていう自己PRです。面接官が、この定番の自己PRだけで学生のことを判断してしまったら、本当に会社の採用スペックに合う学生を見極めることは難しいでしょう。仮にことしていたら、厳しく言えば、その面接官は職務怠慢ですね。 やっぱり面接官だって、最初の自己PRをキッカケにして、目の前の学生に、いろんな質問をして見極めようとしているんです。そうじゃないと、絶対に人の判断なんてできっこない。
 ただ、合コンと面接が、いくら似ているとは言っても、どうしても超えられない決定的な違いはあるんですけど。それは、合コンの場合は、何か疑問に思ったり、違うと思ったりしたら、相手に容易に質問したり、諭したり、説得したりという、同じ目線の会話が成り立ちますが、面接では、何か疑問に思ったり、違うと思ったりしても、面接官に逆質問をしたり、口撃したりするのが、極めて難しいということです。面接官の立場が、どうしても上になるからね。目線は面接官の方が高い。合コンと面接、両者とも会話には違いありませんが、質はちょっと違いますね。
 でも、人を見極めるという作業と構造は、全く同じなんです。そして流れは全く一緒。ここは本当に意識してほしいところです。
 面接が難しいとか苦手・・・っていう学生は、ここのところを、掴みきれていない場合が多いんです。面接というと、何か、とてつもなく仰々しいものだ・・・と構えてしまって、萎縮しすぎてしまうというか。面接官は、人の見極めの達人で、こちらが何を言っても否定されたり、見透かされてしまうから、せめて事前に、自己PRくらいは暗記して、噛まずにスラスラ言えるようにならないと・・・!となってしまいがち。合コンと同じだなんて、あんなフランクな場と、面接のように、空気がピンと張り詰めた場が、同じな訳ないじゃん。・・・なんてね。
 でも、これは大きな勘違い。面接官だって一人の人間です。しかもサラリーマン。ちょっと若くて独身だったら、合コン誘えば必ず行きます(笑)。彼ら面接官の人の見極めのレベルなんて、実はそんなに高くない。客観的に見たら、学生の皆さんの見極め力の方が高いかもしれません。
 面接官が学生より高いのは、会社の採用スペックに合うかどうか?を見極める力だけです。だって、それが彼らの仕事なんだから。ここが学生に劣るようだと、面接官の要件を満たしてはいません。仕事だから真剣だし、仕事だから空気も張り詰めるし・・・でも仕事の本質は、合コンでの会話と変わらないんです。
 面接を難しく考えては絶対にダメ。実態論としては、難しくないんだから。
 一見、自己PRとは関係ないテーマに感じるかもしれないけど、面接官だって普通の人!面接っていうのは、基本は合コンの会話と一緒!っていうことを判ってもらって、面接は難しい・・・という強迫観念を脱ぎ捨ててもらわないと、自己PRの話がうまく伝わらないので、敢えて先に書かせてもらいました。

つづく。

▲PAGE TOP