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シリーズ 7 「自己PRのやり方・書き方論」 自己PRと採用スペック

自己PRの考え方・やり方・書き方
2018-05-10

自己PRの考え方・やり方・書き方

自己PRのやり方論・・・次に、面接官の視点を考えてみます。つまりは会社サイドの視点。
 新卒採用における面接官の責務は、「目の前の学生の人物像の把握と、ポテンシャルの確認。それと自分の会社の採用スペックにハマルかどうか?」の見極めです。今まで何十回も書いてきました。これからも書きます。
 人物像の把握と、ポテンシャルの確認を行うために、面接官が打ってくる手は、学生の自己PRを聞くことです。ここで言う自己PRとは、【キーワード+エピソード】型の方です。つまり、質問の一つとして「自己PRしてください」と、直接問いかけるという作業です。
 この作業は、「合コン必勝の法則」と銘打ち、過去に説明してきたように、いかに限られた時間の中で、学生の言っていることが納得できるか?にかかっています。つまり見た目や印象、話し方から伝わる人物像と、学生の回答内容とのすり合わせです。初対面の人間を、信用出来る出来ないっていうのは、面接でも合コンでも、こういった作業の積み上げに寄ります。面接官の気持ちが理解できなくても、合コンの時の気になる人に対する攻め方はイメージ出来るでしょ?
 しかし、採用スペックにハマルどうか?の確認は、ちょっと合コンと同じ次元では議論できません。ポイントが違うからです。これが、面接を難しくする要因と言っても過言ではないかもしれない。
 一般に採用面接というのは、面接官個人に気に入られても、高評価を受けるかどうか?は流動的です。なぜかというと、面接官個人の感情よりも、企業のスタイルにハマルかどうか?が、最大の焦点になるからです。
 面接時間における前半においては、人物像の評価は、大変重要な要素です。人物像がよく判らないとか、言ってることがイマイチ信用できない、とかって判断されたら、最後には落とされます。人物像が把握できなければ、採用スペックに合うかどうか?の段階まで到達できず、それでは怖くて採用できないからです。採用は人件費という経費を伴うため、そんなバクチは打てませんから。
 人物像が判ると、自ずと採用スペックにハマルかどうか?は、経験を積んだ面接官なら、比較的容易に判断できます。これは会社の今年度の新卒採用方針の中で、どういう学生を採用したいのか?をシッカリ理解していると言い換えることもできます。
 人物像は、学生によって千差万別。みんな良いところを持っているものです。だから人物像の評価と言っても、「この学生は使えない」とか、「この学生はダメなヤツだ」なんていう、否定的で短絡的な評価をするということではありません。この辺りが判るでしょうか?
 これは、例えば営業職でいうと、その会社がどういう営業スタイル(売り方、ターゲット、商品内容等々)を取っているのか?に影響されます。その営業スタイルにマッチしないと判断されたら、人物的に優秀でも落ちる・・・ちょっとこれでは判りにくいので、昔、学生から聞いて覚えた言葉を使って説明します。
 人間、誰しも好みのタイプってあるじゃないですか?イケメンしか受付けません!っていう人もいれば、私はフィーリング重視なので、見た目は全然気にしません!っていう人もいるでしょう。
 例えば女性であるAさんが、キャバクラのバイトを始めようと思ったとします。自分では、見た目的にも、スタイル的にも、他の子と比べても遜色がないし、色んな人と話を合わせることができるし、お酒もタバコも平気だし、すぐ決まるだろう・・・なんて安易に考えていたとします。そこで面接に挑みました。
Aさん 「私は色んな人と話を合わせることができるし、お酒もタバコも横で吸われても平気だし、時間の融通も比較的利くし、家も近いのでお願いします!」
面接官 「・・・う~ん。君は、本当に可愛くていい子なんだろうけど、ウチで採れないんだよねえ。」
 ・・・結果は、面接官にこんな風に言われてしまいました。まあ、今女の子が足りてるのかな?って考えて、別のお店にトライしたところ、また面接官に同じような断られ方をしてしまいました。
 Aさんは、当然ながら落ち込みます。
「・・・・私って、外見も性格も平均以上だと自負してたのに、何でこんなに落とされるんだろう・・・?ひょっとして自分では気づいていない欠陥とかあるのかな(涙)?」
 これを、以前キャバでバイトをしていた友達のBさんに話したところ、Bさんは一笑に付して、こう言いました。
Bさん 「そりゃあ、落っことされるわよ。だってあんたが受けたお店、B専とD専のキャバよ。」
 この言葉でAさんも自分が落ちた理由が判りスッカリ安心しました。・・・・という事例です。あまりいい例えではないですが、これが結構判りやすいので。ちなみに、B専は『ブサイク専門』、D専は『デブ専門』、らしいです。むかーーし学生から教えてもらった言葉です(笑)。
 この場合、Aさんが落ち続けたのは、決して、人物像やポテンシャルが否定された訳ではありませんよね?むしろAさんは上手にプレゼンしたので、面接官は、その人となりや性格を理解した訳です。つまり、面接官個人には評価されたはず。でも結果は不合格です。なぜならAさんは、ブサイクでもなければデブでもなかった。これはお店の採用スペックにハマってなかった訳です。このお店の採用スペックは“見た目”という重要なファクターが存在してたんですね。
つづく。

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