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シリーズ 9 「自己PRのやり方・書き方論」 自己PRと採用スペック③

自己PRの考え方・やり方・書き方
2018-05-12

 自己PRに関して、ウンチクと理屈を、散々並べてきましたが、ここで一番言いたかったのは、皆さんが事前に考えた、一問一答式の質疑応答に執着することは、全く意味がない!ということです。面接は2つの”自己PR”で人物像を探っていく作業。ということは、全ての質疑応答は、線でつながっているということなんです。このイメージは、まさに合コンにおける初対面の異性の見極めです。
 ただ、面接での見極めは、その会社の採用スペックにハマるかどうか?を視る作業もあるので、人物像の把握が、イコール内定にはならないのですが、でも、少なくとも人物像を十分に出さないと、面接官は採用スペックの判別まで到達できず、結局は「判断つきかねる人」になってしまい、二次面接以降では、落とされてしまう可能性が高いですね。
 でも、人物像を面接官に正しく理解されることで、採用スペックに合うかどうか?っていう選考ポイントが看過されることがよくあります。これも、人が人を判断するっていう作業においては、よくあること。具体的には面接官が、
「この学生は、あっけらかんとしていて、何でも吸収しそうだから、入社後に鍛えてやるかな?」
 とかって判断されるケース。多少の常識やマナー等は、入社後に教えてやろう!って思わせるタイプです。これは、採用スペックにハマるかどうか?より、ポテンシャル人物像の評価が上回った例ですね。
 だからこそ、面接官とフィーリングが合うってことは、前提としては必要な要素です。質疑応答がスムーズに進めば、自ずと会話にリズムが出ます。事前に考え抜いて暗記した回答では、気持ちが100%伝わることがありません。もっとも、そこのところを上手に引き出していくのが、面接官のスキルになってくるんだけど。
 面接官だって人間。だからフィーリングが合って、スムーズに会話が進めば、面接官は、あなたのことを好意的に見てくれます。好意的というのは、「多分、この学生はどこに配属させてもうまくやっていくだろうな・・・」って解釈してくれる、ということです。
 こういったことも、言葉で説明すると難しくなりますが、学生の日常にもよくあることです。例えば
「私は、タバコを吸う人はキライ!」
 って、常日頃思っている子はたくさんいますが、でも実際に付き合ってる男が、タバコを吸っている人っていうことはありますよね?もし、自分が会社だとすると、自分が内定を出す(=彼氏にする)ための採用スペックは、“たばこを吸わない人!”ていう要素がありました。でもいざ、その人をことが気になって、好きになってしまったら、タバコを吸うとかっていうのは、優先順位の下の方に格下げになることってあるでしょ?まあ、付き合いだしてから、止めてもらえばいいんだし、って好意的に解釈するパターンです。
 このように、面接というのは、日常の出来事の延長線上にあることなので、普通に挑んでいけばいいんですよね。笑顔でハッタリかましながら、語尾を言い切るっていうことの意識だけで十分。
 でも実際には、採用スペックにハマるかどうか?の評価より、人物像の評価が上回るって学生っていうのは、あまりいませんけど。あまりいない上に、これは元々、自分が持っている性格に由来するところが大きい。でも少なくとも自分を素直に出さないと、人物評価につながらないのでね。
 しかし、この自分を素直に出す、ということが意外に出来ないタイプの学生は、多く存在します。これは、学生の生意気さとプライドが邪魔しているケースが圧倒的。本当は素直になりたいんだけど、素直な自分を出すと、カッコ悪いんじゃないか?って考え過ぎてしまう人。いるでしょ?合コンに、本当は行きたくてたまらないんだけど、でもなぜか、「合コン?俺は興味ないから・・・」って強がってしまったりね。
 これは、学生の持つ性質だから仕方ないんだけど。僕が学生だった頃は、そういうタイプの典型でした。非常にもったいないことをしたって思います。合コンとか、もっと行っておけばよかった(笑)。僕のようなタイプは、面接官受けが悪いはずですね。
 でも、こういう学生だって、仕事が出来ない訳ではありません。こういう学生の判断は、採用スペックにハマるかどうか?が大きなシェアを占めます。
 では次に、会社の採用スペックにハマかどうか?を、面接官はどのように判断するのか?を考えていきましょう。
その後、いよいよ自己PRのやり方に迫ります。

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