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シリーズ 21 「自己PRのやり方・書き方論」 邪心こそ重要!①

自己PRの考え方・やり方・書き方
2018-05-27

自己PRの考え方・やり方・書き方

 皆さんは、日々の生活の中で、「邪心」って、どのくらい持ってますか?邪心って言っても、悪巧みとか、エロイこととか、そういう類のことではありませんが。・・・まあ、でも近いものもあるかな?
 ここで言う邪心とは、建前と本音のうち、「本音」の部分です。
 非常に判りやすい例で言うと、好きな女の子の前で、思わずいいカッコをするような時。あるでしょ?バイトとかサークルとかで、女の子が重い荷物を持っていこうとしている時、自分は全く仕事で、役割もポジションも違うのに、偶然通りかかったフリをして、「貸しなよ、持ってやるよ」なんて言いながら、女の子の代わりに重い荷物を持ったりすることね。こういうことって、男の子だったら今までに一度は経験あるはずです。
女の子 「ごめんねー。重いでしょ?」
ヤロウ 「いやあ、大丈夫。どうせ向こうまで行く途中だから」
 なんて実は、遠回りしてきたなんて、女の子には口が裂けても言いません。
 この場合、男の子側から視ると、建前部分になるのは、「困ってる女の子をほってはおけない優しい男の子」という部分です。少なくとも女の子に対しては、「俺は、優しいヤツなんだ!」っていうことを、インプットしようと狙っています。でも、本音は違う。本音はあくまでも、「好きな女の子に対してお近づきになりたい!」っていう“邪心”です。
 一方、女の子の側から視ると、果たして、荷物を持ってくれた男の子に対して、「優しいなあ・・・」って感動してくれたかどうか?は判りません。もしかしたら、「コイツは私に気があるのがミエミエ」って判った上で、利用しただけかもしれないし、優しいとは思ってくれたんだけど、男の子の恋心には気づかなかった、という場合だってあります。もしくは、何か裏があるんじゃないか・・・?って、勘ぐっていた可能性だってある。
 全ては、重い荷物を持ってくれた男の子が醸し出す雰囲気や、「ごめんねー。重いのに。ありがとう」 「いやあ、全然気にしないで」・・・なんていう会話の中から伝わってくることから、女の子が男の子の本音を探っていきます。
 その結果、「ああ、この人は本当に優しいんだなあ・・・」って実感するかもしれないし、「なんだ、私に気があるだけか・・・」って思うかもしれない。
 この男の子がなぜ、わざわざ遠回りをして重い荷物を持ったか?というと、決して優しい性格からではなく(もちろん優しいという要素はあるでしょうが)、好きな女の子と近づきたい!っていう“邪心”があったからです。でも女の子には、その“邪心”をさらけ出さず、重い荷物を快く持ってくれた優しさをアピールしようとしています。これって、建前ですね。
 これを、面接に強引に置き換えてみましょうか?
 学生は面接の時に、自己PRや志望動機で、いかに建前をキレイに飾るか?ということを考えます。これって、男の子の立場。何とか面接官に、自分はいかに素晴らしいヤツなのか?を、建前で彩られた自己PRや志望動機でアピールしてきます。
 一方、面接官は、建前だけで人間は行動しない、っていうことを知っています。全ては、何からの“邪心”があるはず。邪心は別に悪い意味ではなく、行動のキッカケになる重要な要素なんです。
 面接官は、女の子の立場。本当に荷物を持ってくれたという行動が、優しいという要素から産まれたものなのか、他に本音があるのではないか?って考え、探ってきます。
 学生が面接を受ける際に、なんか面接官の質問がしつこかった・・・。なんであんなに突っ込まれたんだろう・・・?って印象を持つことがよくあります。これが圧迫だと勘違いすることもある。でも面接官は、建前ではなく本音が知りたかっただけ。つまりは、学生の持つ邪心を知りたかっただけです。
 面接の時に、建前丸出しで挑んでも、来年その会社に入社した際、イキイキと仕事ができるかどうか?は、その人の邪心に係っています。認められたい!とか、評価されたい!とか、そういう邪心だって人間として健全。そこから優れた仕事の成果を上げる人だっていますから。
 会社は、社員が費用対効果の高い成果をあげてくれればいいんです。人の道を踏み外さない限り、邪心がどんなに自分本位であっても、関係ない。でも、人間のモチベーションって、邪心の締める割合が高いもの。だから面接の時だけは、学生の本音である邪心を知りたいと思い、質問を投げてくる訳です。
 面接って、自分のありのままの自分をさらけ出した方がいい結果出るよ!面接を楽しもう!とかって、アドバイスを受けたことありませんか?これ聞いて、「そんなバカな。自分の素直な姿を出して受かる訳ないじゃん!」って思う人もいるでしょう。これは、理解に温度差があります。素の自分を出せ!とか、楽しめ!ってアドバイスした方は、建前より本音ベースの価値観をアピールしろ!って言ってるんですが、そんなバカな・・・って思った方は、しゃべり方とか対応とかまで、自分の素でいいのか?って思ったんでしょう。
 自分の素で挑んでいいのは、邪心を素直にアピールするということです。飲み会の席のような、無礼講の立ち振る舞いまで大丈夫、と言ってる訳ではありませんよ。
邪心の話は自己PRの最大のポイントです。
まだまだつづく。

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