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シリーズ 24 「自己PRのやり方・書き方論」 邪心こそ重要!④

自己PRの考え方・やり方・書き方
2018-05-30

自己PRの考え方・やり方・書き方

 邪心というのは本音だけに、飾らない言葉で書き留めることができます。そこには裸の自分が出ているはず。一般的に言うと、その人の人間性が、もっとも如実に現れるのが、この邪心です。
 本当は面接の時に、この邪心をストレートに言い放つことができれば、少なくとも自分の人物像は伝わるでしょうね。面接官だって、人にも寄るでしょうが、突き詰めると、学生にあれこれ質問しているのは、邪心を知りたいからです。邪心を知りたいから・・・っていう表現に語弊があれば、価値観とロジックの積み上げを知りたい、と言ったほうがいいのかな?
 この、物事をなす時にどのように考えているのか?っていう要素は、非常に重要なことです。
 会社は組織です。組織である以上、上下関係、つまり指示レポートラインがあります。指示を出す側と出される側、このピラミッドの頂点にいるのが、言うなれば社長です。
 学生の皆さんが会社に入社すれば、間違いなく指示を出される側に回ります。ということは、指示を出す側が、自分の周りにいるということです。この指示を出す側が、自分の部下の人間性や、仕事という“物事”をなす時に、どういう考え方をしているのか?をキッチリ掴んでいなければ、絶対にいい仕事は出来ません。
 これは、指示を出す上司だけではなく、出される側の皆さんもそうです。いくら適性があって能力が高くても、組織の中で、周りの人間に自分の価値観やロジックの積み上げ方を理解してもらってないと、指示を出す側や、仕事をお願いする側は、的確な指示も依頼もできず、結果的には、お互いにフラストレーションが溜まる一方になってしまうことになる。
 こういった不幸を避けるために、まずは採用面接の時に、学生の邪心をできるだけ知りたい、と考える訳です。
 価値観とロジックの積み上げというのは、本音ベースの思考になってくるので、一般に、「短所」と呼ばれるような要素であっても、全く問題ないことになります。学生の間では、半ば常識化しているであろう「面接で短所を言ってはいけない!」っていう事項は、実は、的を得ていない意見ということです。
 よく、CMや漫画の中で登場する、天使と悪魔がアタマの中で、格闘するシーン。ありますよね?「どうする!?俺!?」みたいなヤツね。建前・良心・正義感と、本音・邪心がぶつかり、どういう行動を起こすか悩んでしまう・・・っていう場面です。
 この場面に象徴されるように、人間の行動って、建前だけでは決して生じ得ません。天使と悪魔の格闘のごとく、色んな想いが絡み合って、1つの行動という結果につながります。いい悪いではなく、これが本質。
 学生は面接の時に、自分の長所ばかりをピックアップして、アピールしようとします。それが間違っているとは言いませんが、果たして本当に長所を語っているのでしょうか?
 人間の言動は、長所ばかりで構成されているものではありません。むしろ振り返ってみると、短所で構成されていることが多い、ということに気づくはず。だって、本来自分の長所というものは、自分にとっては当たり前のこと過ぎて、見過ごされてしまうことって多いからです。これに関連することは、ずっと以前に 「自己分析18」  で書きました。
 客観的にみると、立派な長所であるのに、自分ではそれに気づかないから、見過ごしてしまう。結果的に、過去の行動を振り返ったときに思い起こされるのは、邪心の方だけ、ってことが結構あります。
 でも、面接では自分では気づいていない長所のほう(当たり前のほう)をアピールしなければならない・・・っていう脅迫観念に晒されて、とんちんかんな長所をアピールすることになってしまうんです。これが、キーワード症候群です。
 だからこそ、自己PRを考えるときは、邪心の方から考えていくことが大切になってきます。通常の学生が行う自己分析と自己PRとは、逆の考え方ですね。
つづく。

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