twitter facebook お問い合せフォーム

シリーズ 25 「自己PRのやり方・書き方論」 邪心こそ重要!⑤

自己PRの考え方・やり方・書き方
2018-05-31

自己PRの考え方・やり方・書き方

 邪心を掘り返していくと、自分の考える良いところも悪いところもピックアップされてきます。これは当然のことです。しかしながら、自己分析の途中で、悪いところがピックアップされてくると、通常の学生はどうするでしょうか?
 まず間違いなく、その悪いところを切り捨ててしまいます。面接では、良いところだけをアピールしなくてはいけない!っていう固定観念を持っているからです。
 良いところをアピールする、という考えは正しい方向性なのですが、何度も言うように、悪いところを切り捨てていると、良いところは絶対に浮かび上がってはきません。
 学生の考える良いところというのは、キーワード症候群に陥った賜物の可能性が高く、自分の本質を表現しているかどうか?は疑問です。疑問というか、ハッキリ言えば正しくないことが多いでしょう。だから、面接の時に、“うまく自分が伝え切れない・・・”って思い悩むんだから。
 これは一般論ですが、学校とかマニュアル本とかで行う自己分析っていうのは、やればやるほど五里霧中というか、不安とか心配面が出てきませんか?
 これって何故かというと、まず結論が先にあって、その後に、理由を継ぎ足していってしまうからです。
 例えば、リーダーシップがあります!っていう結論があって、その結論に合致するような過去の体験を、ピックアップする、っていうことです。まあ、ここまで何度も書いてきた間違い事例なんですけどね。
 これでは、自分の表面上の一側面しか表現できないですよね。しかも、それが自分の本質を表しているのかどうか?っていうことも自分では判らない。だから曖昧だし、面接の時に突っ込まれると、しどろもどろになってしまうんです。
 自己分析っていうのは、非常にカッコよく言うと、自分のここまでの生き様を言葉にする作業。だから、耳障りの良いことも、邪心とか自分勝手な振る舞いだってあったはず。そういうことが複合的になって、一つの行動を起こしてる訳だから。
 実は、自己分析ってやればやるほど、楽しくなるし、自分に対して自信も生まれてくるはずなんですよね。不安とか心配が優るっていうことは、本当の自己分析が出来ていない証拠だと、僕は思います。
 就活に限って言うと、不安とか心配っていうのは、面接用の話し言葉に落としこめてないんじゃないか?って悩むからでしょう。でも、本当はこの作業はいらない作業なんですけどね。
 良いところも悪いところも自分という人間を構成する大切なピース。自分を構成しているということは、悪いと判断していることだって、意識に仕方によっては、良いピースになり得るんです。
 ・・・ていうか、自分で悪いと勝手に思い込んでいることが、実は、客観的に見て良いところだった、全てはキーワードありきで物事を考えていた弊害だった・・・いうことだって、十分考えられます。
 例えば、自分はマイナス志向だと思っている人。結構いるのではないですか?マイナス志向は、一般的には短所(悪いところ)であると認識されています。まあ、それはそれでいいでしょう。
 ただ、マイナス志向だから、そこは就活では使えない!とか、 そこは、面接では言わないように隠しておかないと!という認識にまで持っていってはいませんか?これは、ハッキリ言って正しくないです。
 マイナス志向だからダメ!っていうことは、絶対にありません。これがもし、本当にダメってことになると、大げさに言えば、自分で自分のこれまでの人生を否定してしまうことになるかもしれません。なぜかというと、一般的に短所っていうのは、子供の頃から根付いてきていることが多いため、価値観に一貫性があることが多いんです。幼児体験とか、小中学校時代のトラウマとかね。それがあって今に至る、みたいな。
 でも、マイナス思考だからこそ、慎重に行動したり、周りの空気が読めて色々各方面と調整できたり、事前にリスクヘッジできたり、というように、客観的にみると、プラス面だってある訳です。自分で気づこうとしてないだけ。もしくは、自分では自分のマイナス思考という“邪心”が見えているが故に、ダメな行動だなあと思っていても、“邪心”を知り得ない第三者は、スゴイ気が利くねえ!って、評価しているかもしれない訳です。
 僕なんかも、典型的なマイナス志向で小心者です。絶えず相手の言動が気になるタイプ。ビックリする人もいるかもしれないけど(笑)。特に、僕と会ったことある学生はね。
 でも僕の場合、マイナス志向をマイナス面だと思っていないので、逆に、プラスに転じてマイナス志向を相手に見透かされないことが出来るんです。これは邪心を相手に見せていないからです。
つづく。

▲PAGE TOP