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シリーズ 28 「自己PRのやり方・書き方論」 本当の自己PR!!②

自己PRの考え方・やり方・書き方
2016-04-30

自己PRの考え方・やり方・書き方

それでは自己PRのやり方論に戻っていきます。ここから終盤戦。
 自己PRは、自分の良いところばかりピックアップして伝えようとすると、絶対に良いところが伝わらない・・・そういうものです。逆説的ですが、自分の短所や邪心をピックアップしていった方が、結果的に、自分本来の人物像が伝わることになります。
 なぜかというと、自分で認識している悪いところ(例えば自分勝手とか、ワガママとか)って、やっぱり他人に見せたくないじゃないですか?これは、誰しもそうだと思います。だからこそ、悪い自分が相手に伝わらないように、何とかよく見せようと行動する訳です。
 これを、「本当の自分じゃないんだけど・・・」なんて考える必要はありません。自分の行動である以上、全部本当の自分です。ここが揺らいだら絶対にダメ。
 自分としては、自分勝手な部分や、ワガママな部分の方を、本当の自分だ・・・って捉えてるかもしれないけど、そんなことは、自分で勝手に考えていることで、実は、他人が見ている自分のほうが本当の自分かもしれない。少なくとも他人から視れば、そっちの方が本当の自分です。・・・判りにくいかな?
 ・・・まあ、こんなことを考えること自体ナンセンス。そんなことは、一切合財ひっくるめて、全部本当の自分!!というふうに捉えることが、一番スンナリいくし、自然。どっちかが本当の自分、なんていうのは、自分のことを過小評価しすぎです。20年以上生きてきて積み上がってきたものって、そんな薄っぺらい単純なものではないでしょう?
 前回クルマの運転を例に挙げたので、それに関連して話しますが、例えば、自分がクルマの免許を取って、親のクルマを借りてドライブした場合。
 自分としては、車幅も判らないし、運転のキャリアもそんなにないので、「ぶつけたらどうしよう・・・?」っていうマイナス的な発想が先に立ち、ノロノロ運転をしていた・・・と、します。
 自分としては、ただただ、ぶつけて傷ついたらヤバイ・・・っていう気持ちばかりで、周囲のことなど見えてはいません。しかし、その道を、たまたま子供づれのお母さんが歩いていたとします。そのお母さんはこう考えるかもしれません。
「まあ、あの運転手、まだ若いのにキチンと徐行で走ってるわ。ここって、結構子供の飛び出しがあるのよねえ。エライわねえ。顔も何となく優しそうだもんねえ」
 ってね。
 運転していた自分としては、そんな正義感で徐行していたのではなく、「ぶつけたらどうしよう・・・?」っていうマイナス発想が先にあり、その結果、「徐行で走ろう」っていう行動につながった訳です。
 でも、子供づれのお母さんは、「若いのにエライ!優しそう!」って感じました。ここって、自分と相手ではメチャクチャギャップがありませんか?
 このように、自分が起こした一つの行動に対して、他人がどう感じるか?は、自分では判らない部分があります。
 自己PRは、このように邪心から来る次のアクションを考えていったほうが、精度が上がるんです。
 学校で、「他己分析」ってよくやりますよね?あれって、実は、今書いてきたような、一つの行動に対して、自分では邪心のせいで感じることのできない、他人からみた印象を聞いていくのが、本当のやり方なんです。でも、残念ながら、多くの学生は(そして多くの学校は)、「他己分析」のやり方を根本的に間違っています。
 どう間違っているのか?というと、ここでもキーワード症候群に陥るということですね。
「お互いのいい面、悪い面を出し合いましょう!」
「お前ってさ、たまに、○○って感じることあるんだよね」
「でもお前だって、○○って思うときあるよ」

 なんてね。ここでまず、キーワードありきの分析が始まってしまいます。そして、ペーパーの適性試験の結果と見比べて、「やっぱり俺ってそうなのかあ・・・」って洗脳されてしまう。非常に危険ですね。だから僕は、「他己分析」は嫌いなんです。かえって迷う材料を与えているようなものです。
 自己分析は、邪心の前後にあるロジックを言葉にすること。つまりこういうことになります。
①自分は心配性・小心者 ⇒ マイナス志向 ⇒ ②実際の言動
 ①は、間違いなく過去に何か体験があったから、そう認識しているはず。それが、いくつか積み上がって現在、「自分はマイナス志向だ・・・」であると考えています。それを踏まえて、②が産まれてきます。
 自己PRとは、①を踏まえて②をアピールすることです。①と②の間の「マイナス志向」とかっていうキーワードは、自己PRには一切関係ありません。
つづきます。

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