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シリーズ 30 「自己PRのやり方・書き方論」 お弁当の説明できる?②

自己PRの考え方・やり方・書き方
2018-06-05

自己PRの考え方・やり方・書き方

面接官が、自己PRに対して、なぜ自分の想定以上に絡んでくるのか?という点に関して、2つ理由を挙げました。

①自己PRに説得性と納得性が見出せたから
②自己PRに説得性と納得性が見出せなかったから

 まず①ですが、①は、面接のステップにおいては理想的ですね。面接官は、自己PRを聞いて、さらにもう一つの自己PR(「こちら」 参照)との照らし合わせで、目の前の学生の人物像を、掴むことができました。あとは、その会社の採用スペックに合うかどうか?を確認する段階に入っている証拠ですね。「ウチの会社で期待通りの活躍をしてくれそうか?」や、「どの部署だったら、パフォーマンスを発揮できるか?」という風な、その学生を認めたうえで、今度は会社の一員としてのイメージを膨らまそうとしている。・・・という状況。
 最終的に内定が出るかどうか?は別として、この場合は、スムーズに質疑応答が進む場合が多いはずです。少なくとも学生サイドは、手ごたえを感じ取ることができる場合が多い。ちなみに、学生が手ごたえを感じたにもかかわらず、落ちてしまうことってありますよね?何でだろう・・・?って、疑問を感じることってあるでしょう?
 これには、色々理由はあります。学生サイドの単なる勘違いというケースもあります。でも、理由の一つとしては、人物的には全く問題ないんだけれども、その会社の採用スペックに合わなかったから、というものがあります。これは学生にとってみれば、大いに誇っていい理由です。少なくとも、自己PR等によるアピールの精度は高い、ということだから。
問題は②です。
 自己PRに説得性と納得性が見出せない、というのは、本シリーズでツラツラ書いてきたように、自己PRが外面モード・建前モードになっていて、結局のところ、自分の本質を語れていない、という理由が割合としては、一番多いです。
 でも、このシリーズで書いたことを参考にして自己PRを作っても、まだ第三者が説得性と納得性が見出せないケースがあるんです。それは、エピソードを語る上で、相手に伝えなければならない「基本情報」が抜けていないか?という視点。
 それが、「話し方・伝え方」の上手下手ということです。ちょっと違う斬り口で、話し方・伝え方の上手下手を考えてみましょう。
 皆さんは、保育園とか幼稚園とかの頃、こういう歌を歌ったこと記憶ありませんか?
「♪これくらいの お弁当箱に おにぎりおにぎりちょっとつめて♪ きざーみショウガにごま塩ふって♪ にんじん さん ごぼう さん あなーのあいた蓮根さん♪ すじーのとおったふーき♪」
 歌詞合ってるかな?でも、この歌の歌詞は、自己PRの精度を考える上で、非常に参考になるんですよ。
 この歌の最大の特徴は、「これくらいの お弁当箱に」というフレーズです。子供の頃を思い出してほしいのですが、これっくらいの~、って歌う時に、両手で“これくらい”というお弁当箱を表したでしょう?覚えてますか?
 これが「基本情報」です。この歌は、この基本的情報があるが故に、お弁当の中身を知り得ない第三者にも、お弁当の大きさや中身のイメージが出来るんです。
 「これっくらいのお弁当箱」という情報が、最初に与えられず、単に、「俺の昼飯はおにぎりでさー、おかずは・・・」って話が始まると、聞いてる方としては、お弁当ではなく、コンビニでおにぎりとおかずを買ってきて食べるのかな?って思うかもしれませんよね。
 話し手の中では、「昼飯はお弁当である」という当然の基本情報がアタマにあり、当たり前であるが故に、聞き手の方も「俺が弁当持ってきてるのは、彼は当然知ってるだろう」って思い込んで、弁当箱の基本情報を端折ってしまったために、生じた温度差です。
つづく。

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