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シリーズ 29 「個人面接はキャバ嬢の法則」 自分のストーリーに酔う人

個人面接・最終面接
2017-06-08

個人面接・最終面接

 就活の「準備」と、個人面接本番でボーっとするということ・・・この2つの移行過程の中で、学生が“普通”になれない要素として、前回は「短所を言ってはいけない」といった、“就活の常識”に侵されてしまう、という見解を書きました。これがナンセンスだ、ということもです。      ところで、実はもう一つ、学生が払拭できない要素があります。それは、       「自分の準備した武器に固執して、何が何でも自分もストーリーにつなげてしまう」        ということです。中には、順番や質問内容まで、勝手に設定している学生もいます。        僕のブログの中では、何度も書いてきましたが、学生が、こういったワナにはまってしまうのは、責められないとも思います。ペーパー試験での点数の良し悪しによる評価、偏差値評価が、まだ抜け切れていない学生にとっては、模範解答こそ、「評価される回答」と思い込んでしまっているので。        だから例えば、自己PRや志望動機を聞かれた場合、事前に考えた回答を言うことに固執し、無事言えたらそれで終わり。という価値観に支配されていますね。        どういうことか?と言うと、前にも書いたかもしれないけど、ペーパー試験のような感覚で、面接を捉えているということです。つまりこんな感じ。           問1.自己PRを答えなさい。     解答 私は積極的である。なぜならば・・・だからです。           問2.志望動機を答えなさい。         解答 私が御社を志望する理由は・・・ということです。            っていう風に、一問一答式で、面接も捉えてしまっているということ。ペーパー試験の世界の基準で考えれば、うまく“解答”が言えれば正解→合格、だけど、面接での“回答”は、あくまでも一つのキッカケ。目の前にいる学生を口説いてやろう!と思っている男が、一問一答式で満足できるはずがありません。          自分で想定した質問に対する“解答”こそが一番良い!と考えている学生と、学生とコミュニケーションを取ることによって“回答”を引き出し、口説き落としたい!と思っている面接官。この両者の隔たりが、上記の、「自分の準備した武器に固執して、何が何でも自分もストーリーにつなげてしまう」というワナにハマってしまうんですね。       例えば、こういうことです。       面接官 「志望動機を教えてください」       学 生 「私は人と接して話すことが大好きで、今後も仕事を通して色んな人と出会い、刺激を受けていきたいと思っています。そのため人材業界を志望しました。中でも御社には、ベンチャースピリットを前面に出している印象があり、自分もそういった環境で成長していけるのではないかと思い、志望しました」       面接官 「人と出会って刺激受けたいなら、営業職であれば、だいたいどんな業界でも実現しますよ。それに人材業界であれば、別に弊社じゃなくても、ベンチャーはたくさんありますよね?その中で、なぜウチの会社にエントリーしていただいたのですか?」       学 生 「とにかく、人と接するのは好きで、一番は人材業界だと思うんです。御社のようなベンチャーで頑張りたいという気持ちは強いんです」       面接官 「熱意は判りました。でも、どうして人材業界で、しかも弊社なのかということを教えてほしいんですが」       学 生 「・・・とにかく、自分の気持ちは本物だ!ということを信じて下さい」        いかがでしょうか?何がおかしいか、ちょっと考えてみましょう。結構いますよ、こういうタイプ。        念のために言っておくけど、今回は質問に対する“解答”と“回答”の違いについての見解で、決して学生の発言内容自体のことを言っているのではありません。この例に登場させた学生の志望動機の内容を否定しているのではないということです。志望動機は色んな考えがあっていい。問題なのは、その後の質疑応答です。       つづく。
   

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