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シリーズ 30 「個人面接はキャバ嬢の法則」 自分のストーリーに酔う人②

個人面接・最終面接
2017-06-09

 前回の記事の後半に書いた、学生と面接官の質疑応答。この学生は、志望動機に関して、事前に「準備」した事項に執着して、面接官の質問に回答していませんね。キャバクラ的に言うと、せっかく指名を受けられそうなスケベな男が、口説こうとしているのに、それを自分からシャットアウトしてしまっている、ということです。      通常、キャバ嬢に気に入ってもらおう!と企んでいる口説きモードの男は、絶対に質問を一問一答式では終えません。なぜかというと、それでは生のキャバ嬢を本当に理解できないし、共通の価値観を見出して、盛り上がることができないからです。       仮に一問一答式であれば、       野 郎 「好きな食べ物はナニ??」       キャバ嬢 「えっとねえ、焼肉~!!」       野 郎 「好きな色はナニ?」       キャバ嬢 「・・・えっ?焼肉の話は終わり?」        って感じになって、これでは、キャバ嬢のことを理解できるはずもないし、話が盛り上がるわけもない。通常は、       野 郎 「好きな食べ物はナニ??」       キャバ嬢 「えっとねえ、焼肉~!!」       野 郎 「焼肉か!俺も大好き!何が好きなの?俺はハラミ」       キャバ嬢 「あたしもハラミ好き~。でもタン塩も好き~。」       野 郎 「ああ、いいよねえ!タン塩も!ホントに焼肉好きなんだなあ。どこの店に行くの?」        なんていう風に、一つの質問から波及させて、色々掘り下げていって、初めて相手が何となく判ってくる訳です。        焼肉が好き、ということだけでは、単なる表面的な情報。就活に置き換えると、表面的な情報というのはESに記載した言葉と一緒です。それだけでは、学生の本質は判りません。焼肉について何が好きで、どこら辺に食べに行って・・・みたいな掘り下げていく会話のキャッチボールがあってこそ、相手が判る。        でも、面接官が私を口説いている、学生側から見ると、口説かれてやってる、という感覚を持っていない学生ほど、面接官が自分の発言に突っ込んでくると、たちまち想定外になってしまいます。想定外というのは、事前に回答を準備していなかったということ。これって、学生がどういうことを思うかというと、       圧迫面接        ということを考えてしまうんです。        学生が事前に考える想定質問に対する回答案というのは、単なる情報の域を超えない場合が多く、それは面接官から見れば、ESに記載の情報を、単に口で言ってるだけに過ぎない、という解釈になるんです。         面接官は、学生の人物像をまずは知りたくて、色々聞いてくる。せっかく学生の回答を、好意的に解釈していこう!と考えているのに、学生の方が、そのメリットを活かしきれていない場合が多い。それがどういう形で現れるか?というと、自分で作ったストーリーに固執するということなんですね。        面接官に口説かれてやろう!という意識を持って、質問に素直に回答していかないと、面接官の質問に答えてない、とみなされます。質問に答えてくれないと人間像が把握できず、面接官からみると、よく判らない人、ということになってしまい、落ちてしまう危険性が増す、という流れになりますね。       つづく。                            

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