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シリーズ 33 「個人面接はキャバ嬢の法則」 マイペースの限界

個人面接・最終面接
2017-06-12

個人面接・最終面接

もう一つ、意識しているか否か?にかかわらず、マニュアルに染まった学生が、案外思い込みがちなのは、
  質問の順番を、勝手に想定してしまう
っていうことです。これもナンセンス。
 学校や先輩にやってもらう擬似面接では、聞かれやすい質問を想定して行われます。これは、自分のことをスムーズに語る訓練としては、有意義です。できるなら、絶対に擬似面接はやってもらったほうがいいです。
 でも、擬似面接はあくまで訓練。小学校とか中学校でやった避難訓練に出たことを思い出してほしいのですが、あれって、もちろんマジモードでやるのが理想ですが、そうは言っても、そんなに気合入らないでしょ?良い悪いは別として。
 なぜ気合が入らないか?というと、それは訓練だと知っているからです。つまり本当に火が出てないため、自分のペースで行動できるということ。
 でも、実際に火災が起きたとしたら・・・どうでしょうか?そんなのん気なことは言ってられないですよね?実際に火災が起きた場合、出火から火災までの進捗によっては、マイペースで行動してたら、間違いなく死に至る可能性が高くなる。
 訓練では、非難時の導線の確認や危機意識を、身体に覚えこませることが目的で、それはやらないよりやった方がいいのですが、でも一方で、訓練では絶対に本番に追いつけない限界があります。それが、
  マイペースで出来るか否か?
 ということ。実際の火災時は、生きるか死ぬか?は完全に火の方に支配されます。自分のペースは全く考慮されません。
 面接だって同じです。擬似面接では、学生の方に視点が置かれます。ただ、擬似面接を担当する面接官は、基本的に、全ての学生に対して同じ質問を投げかけ、そして苦言を呈することが多いものです。

擬似面接官  「じゃあ、自己PRしてみて」
学 生 「はい。私はリーダーシップがあります。それは大学2年のとき・・・・」
擬似面接官  「じゃあ、志望動機は?」
学 生  「は、はい。私は御社の・・・・」
擬似面接官  「なんかね、もっとハッキリしゃべんないと熱意が伝わらないよ。それにリーダーシップが            あるようには思えないんだけど。もっと他に、リーダーシップを伝えるネタがあるでしょ?あと志望動機も弱いし・・・」

 なんて、こっぴどく痛めつけられて、スッカリ凹む・・・。場合によっては悔しくて泣く・・・。そしてこの経験によって、自分はダメダメなんじゃないか・・・?って悪い方に考えてしまう・・・。経験した人はいませんか?
 でもこれは、あくまで訓練。訓練というのは、キツイものなんです。小学校を思い出してみましょう。避難訓練で校庭に全校生徒が集合して、整列・点呼した後、校長先生か体育系の先生が決まって、
「皆さん、遅いです!火災発生から点呼まで10分かかってます!こんなことでは、本当の火事の時に皆さんは死んでしまいます」
 ・・・なあんて、タラタラとお説教を喰らいますよね?絶対に褒められません。訓練って所詮、そういうものなんです。これは、想定の範囲内で理屈が通じるイベントだからです。
 だから、擬似面接で色々キツイこと言われても、気にする必要なんてないんです。ウダウダ言っている擬似面接官の顔と、演台で説教してる小学校の校長先生の顔をダブらせてみてください。当事者意識が、いい意味でなくなるから(笑)。
 皆さんのことを、実際に本番で面接するのは、企業の面接官です。面接官は想定どおりに質問はしてきませんが、評価の基準も擬似面接官とは異なります。誤解を恐れず言うと、もっとナアナアです。だって口説きモードに入ってるスケベな男なんだから(笑)。理屈でヒトを判断することはないんです。
 言ってみれば、本番の面接官は、“火”と同じです。想定外のことが多いし、火は怖いけど、でも落ち着けば意外と扱いやすいものです。No,1キャバ嬢になればね。
つづく。

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