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シリーズ 10 「自己分析の考え方・やり方・書き方論」 顔の見方(3) 

自己分析の考え方・やり方・書き方
2017-11-08

自己分析の考え方・やり方・書き方

 それでは次に、②「昨日の延長線上にある日々の日常」のスタンスで、考えていったらどうなるでしょう?要は、友達との飲み会でのスタンスですね。
 自己分析の過程で、
 「そういえば小学校の時、月イチでマラソン大会があったなあ、あの時どうだったっけ・・・?」
 ということを思い出した場合、次にすぐ頭に浮かぶのは、
 「俺なんて、いっつも参加してもビリの方で、出るのイヤだったなあ・・・」
 という類のこと。これは、①のスタンスで自己分析をするのと同じです。でも①の場合は、この時点でマラソン大会の話の掘り下げは終わり。これ以上進むことはありません。ただ走るのは苦手、っていう苦い思い出が蘇ってくるだけです。
 でも、前回のシリーズ流に言うならば、この体験にも、立派な手のひらが眠っています。それは、他人から見えている自分自身の「顔」にもつながるんです。それを見出すことが出来るのは、②のスタンスで自己分析した場合です。
 「俺なんて、いっつも参加してもビリの方で、出るのイヤだったなあ・・・」の後、

 「でもあの時、いつも最後にゴールしてクヨクヨしてたら、先生が、『○○君は、いつも苦手なマラソン大会に逃げずに参加して、最後まで諦めずに走り切るから偉いぞー』って言ってくれたよなあ・・・」

 なんてことが、連鎖反応で思い出されることもあります。こういう連鎖反応は、初めから、

 マラソン大会 → 競争 → トップのヤツがスゴイ → 俺はダメ人間
 というふうに、【競争】という視点で見ていると、絶対に思い出だすことができません。

 「過小評価症候群」 という記事でも触れましたが、社会というのは、いろんな評価基準があります。競争でトップになることだけが評価基準ではありません。色々な角度から見て、一番自分の本質が浮き出るところを伸ばしていく方が、よっぽど理にかなっているし、第一そういう生き方の方が楽しい。
 トップに立つことで将来幸せになれるんだ!だからどんなに辛くても歯を食いしばって耐えなきゃいけないんだ!・・・なんて、まあ心がけはご立派ですが、これでは絶対に悲壮感ばかりです。こういう方向性で進むと、就活は絶対に楽しくないし、ワクワク感を持って乗り切ることができません。
 念のために言いますが、僕は、歯を食いしばって頑張ることや努力することがナンセンスでバカらしいであるとか、もっと手を抜いて楽に楽に生きようよとか、そんなことを主張しているのではないですよ。生きるうえで、特に仕事において、ベストパフォーマンスを発揮することは重要です。僕がここで言いたいのは、自分がイキイキ輝ける環境を見つけて、その中でベストパフォーマンスを発揮した方が絶対に有意義ですよ、ということ。足が遅いのに、【競争】という環境にムリに入って行く必要はないでしょう?ということです。
 働き出したら、自分の思う通りにはなかなか物事が進みません。イキイキ輝けない環境と判っていながら、敢えて身を投じて仕事をしなければいけないこともあります。何かとストレスが溜まることが多いのが現実の社会です。でも学生の皆さんは、今の時点では働いていない訳です。だったらせめて今は、自分本意で、自己分析を行う方がいいと、僕は思う訳です。
 マラソンは常に勝つ者がエライ、負ける者はツライ、なんていう世間の常識があるとしたら、そんな狭い価値観に縛られたり、踊らされたりしてはいけないと思います。それをやってしまったら、学生の最大の売りである、生意気で世間知らずっていう特長が十分に発揮できないからね。
 ちょっと話が逸れました。すみません。

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