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シリーズ 12 「自己分析の考え方・やり方・書き方論」 顔の見方(5)

自己分析の考え方・やり方・書き方
2017-11-10

自己分析の考え方・やり方・書き方

マラソンが苦手だった学生と、その幼馴染との会話のつづき。
 苦手なマラソン大会という体験を思い出した時、どういう情景が頭に浮かんでくるかと言うと、それは、いつもビリのほうでゴールしていたという嫌な思い出です。さらには、自分は足が遅いんだ・・・っていうマイナスモードのイメージです。
 嫌な思い出とマイナスモードのイメージ。この両方があれば、マラソン大会の話はスルーしてしまって、自己分析の題材として書き留めておこうとは思わないでしょう。書き留めたとしても、それ以上掘り下げることはしません。だって自分をアピールする事項としてはすこぶる弱い、と感じているからです。
 このように考えるのは、自分から見える「顔」の方向からしか自己分析を行っていない証拠です。こうなると、本当の自分の素はなかなか見えてきません。
 10代の頃の自分を考えるとき、一番大切なのは、一つの事象を多面的に見るという意識です。要するに、他人から見える「顔」を把握する、ということです。この他人から見える「顔」というのが、価値観の把握になるからです。
 今回の場合で言うと、

自分から見える「顔」 
→ マラソン大会では、いつもビリの方。苦手。かっこ悪い。

 というものですが、一方で、

他人から見える「顔」 
→ 苦手なマラソン大会に、いつも参加していた。そして最後までゴールした。

 という点もある、ということです。
 他人から見える「顔」は、【競争】には一切注目していません。競争は相対論ですよね?他人と比べて自分はどうか?という視点。
 でも自分の素は、あくまで絶対論。マラソン大会で1位になろうが、最下位だろうが、そんなことはあまり重要ではないんです。自分はマラソン大会とどのように向き合っていたのか?という視点が一番重要なんです。
 今の自分の価値観は、こうやって過去の経験から得た価値観が積み上がって構成されています。年を取るにつれて、行動範囲が広がったり、たくさんの人と出会ったりして、刺激を受け、新しい価値観が形成されていくんですよね。
 全ては過去からつながっています。今日いきなりパッと出てきた訳ではない!ということを理解しつつ、自分の過去の行動には色んな「顔」があるんだということを知って、大いに自信を持ってください。
つづく。

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