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シリーズ 13 「自己分析の考え方・やり方・書き方論」 賞味期限切れに注意!

自己分析の考え方・やり方・書き方
2017-11-12

自己分析の考え方・やり方・書き方

 こうやって、10代の頃の体験を掘り返していくと、様々なことが出てくるはずです。小・中学校の頃の学校生活、部活、友達付き合い、恋愛、趣味、などなど。高校もそうです。人によっては、バイトとかボランティアとか、そういう課外活動の範囲も広がってきたかもしれないし。
 そういう様々な出来事を、マラソン大会の事例のように、他人から見える「顔」を意識して、ピックアップしていきましょう。他人との比較ではなく、常に自分が中心です。そうすると何か価値観に何らかの傾向が出てくるものです。
 もちろん全く価値観が食い違ってもいいと思います。それは自分の過去の行動であり事実なんだから。全ては本当の自分であり、自分の素です。こういった価値観の食い違いは、自分が成長している証。成長すればレベルアップしてるんだから、価値観が異なって当然。
 ということで、10代の体験をたくさん書き留めていくことが不可欠なんですが、この10代の頃の体験を元に、面接の際の自己PRを作ることは、原則として絶対にやらないでほしいと思います。

「私は、人をまとめて引っ張っていく能力があります。高校時代に吹奏楽部のキャプテンをやっており・・・・」

 みたいなカタチで自己PRをまとめないでほしい、ということです。
 ここで自己分析の定義をもう一度思い出してみてください。自己分析とは、

「過去の自分から掘り起こして、今の自分を語り、それを未来につなげる」

 ということでしたよね。これを実際に言葉に落としこんでいって出来上がるのが自己PR。つまり自己PRとは、あくまで今の自分を語る、ということなんです。
 今の自分とは・・・それは大学3年時点の現在、ということです。現在の価値観を把握することが自己分析。だから、高校時代のエピソードは、過去の話ということになります。
 今の価値観が、過去の経験や刺激から得た価値観から積み上がって構成されている以上、高校時代のエピソードは、その下に堆積しているはず。そこから未来の自分、つまり社会人以降の自分につなげるのは、絶対にムリでしょう。だって肝心要の、今現在が抜けているからです。
 高校時代のエピソードは、面接では使えない!と書いてあるマニュアル本もたくさんありますが、趣旨はそういうことです。いわゆる賞味期限切れというヤツです。
 高校時代のエピソードが全てダメである、というつもりもありませんが、それは高校時代のエピソードで自己PRをしたから内定が出たというのではなく、その自己PRを皮切りに、面接官が色んな話を仕掛けていって、今の価値観が把握できたから、という理由です。
 人物の評価っていうのは、ただ一つの回答で決まることなんてないんです。全ては総合評価。面接でいえば、初めから終わりまで全て線でつながっているということです。
 高校時代のネタを元に自己PRをした人で、内定をもらった先輩がいて、高校時代のネタでも大丈夫だよ!ってアドバイスがあるかもしれないけど、「高校時代ネタの自己PR」及び「内定」っていう2つの要素だけを聞いて、「自己PRを高校ネタにしても内定が出るんだ」っていう帰結をしないようにしてください。その先輩は違う要素も加味されて内定をゲットした訳です。先輩と自分は違う人格だからね。
 10代の頃の掘り返しは、あくまで今の自分を把握するために行っているんだということを理解しておいて下さい。そうじゃないと、自己分析がめんどくさくなって、ここでやめてしまうことになるから。
 結構いるんですよ。高校時代に自分が最も輝いていたから、どうしてもその話を自己PRに持っていきたい!という学生がね。でも何度も言うように、自分の素は、輝いてないときでも発揮できています。あまり相対論にこだわらずダラダラ考えていきましょう。
つづく。

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