twitter facebook お問い合せフォーム

シリーズ 16 「自己分析の考え方・やり方・書き方論」 過去の経験

自己分析の考え方・やり方・書き方
2017-11-15

自己分析の考え方・やり方・書き方

自己分析のやり方論の続き。大学編の進め方については、ちょっと置いといて、ここで視点を少しだけ変えてみます。
 以前、ある学生からこういう悩み相談を受けました。

「私は事務職をベースに就活してるんだけど、事務経験もないし、資格もない。バイトも飲食店の接客で、事務に繫がらない。だからアピール材料が見当たらない」

 というものです。これと似たような悩みはよく聞きます。資格の問題しかり、経験の問題しかり、です。
 まず資格については、ずっと前に「資格はどこまで有効か?」 という記事を書いたときにも触れたように、学生時代に取得する資格は、ほとんど全てがあまり評価の対象にはなりません。無意味とはいいませんが、資格自体をアピール材料にしようと思うなら、それは方向性がちょっと違います。これについては、その記事を参考にしてください。
 次に経験の問題についてです。事務職にしても営業職にしても、学生時代にそれ相応の経験をしています!・・・なんていう人はまずいないでしょう。学生時代に起業とかしたり、特別な人脈があって、そこで仕事を手伝ってるとか、そういう要素が無い限り、普通に学生時代を過ごしていたらまずムリです。だって、今までサラリーマンのように、スーツにネクタイ、革靴を履いて動き回った経験なんてないでしょう?周りにそんな人も少ないし、いても興味はないはず。これは男性も女性も一緒です。
 つまり、学生は学生であって、社会人ではない。これって当たり前の話ですが、社会人でない以上、事務職の経験なんてある訳がない。だって事務の仕事は、ほとんどの場合、社会人の範疇だからです。
 自己分析を行っていくときに、仕事をしている自分をイメージしたり、会社の求める人物像を自分とリンクさせてみたりすることは非常に重要です。面接官も自分の会社にハマる要素を見出さないと、怖くて内定は出せないから、そうやって、自分から売り込む姿勢はあったほうがいいに決まってます。
 でもそれは、ロジックの積み上げ部分であったり、物事を行う時の価値観の問題なんです。経験そのものを問うている訳でもないし、期待もしていません。何でもそうですが、今後の長い人生において、未経験のことをやっていかなければならないことはいくらでもあります。仕事だってそう。未経験のことにぶつかっていくからこそ成長もある訳だし、レベルアップもできる。そういった未経験ゾーンに突入する際に頼りになるものはなんでしょう?それは過去の経験で得た知識や価値観なんです。
 合コンに行って、初めて会った人に何となく好意を抱いたとします。その時に、

「前に付き合ってた彼氏は、私が何言っても否定してたし、自分の思い通りにならないとブチ切れしてたし、それでうまくいかなかったんだよなあ。」

 という苦い経験があった女の子は、合コンで出会った気になる男の子に何を期待するでしょう?それはまずは価値観が合うことです。自分は映画が好きなんだけど、向こうが嫌いだったらイヤだなあ?とか、私の買い物に気安く付き合ってくれる人がいいんだけど、出不精だったらどうしよう・・・?とかね。
 さらにその後、どういうジャンルの映画が好きなのか?私は恋愛モノやSFが好きだけど、ホラーや戦争モノは苦手なんだよなあ、って考えたり、買い物も服のセンスが一致した方がいいなあ、私がイイと思う服を褒めてくれる人がいいなあ、とかって詳しく探っていく訳です。
 合コンでその彼とは今日初めて会いました。事前情報もなく、どんな人か全く知りません。まさに未体験ゾーン。その人がどういう人なのか?自分に合うかどうか?は自分の過去の経験から得た知識や価値観で、探っていくしかない。
 仕事の経験もこれと基本的には同じこと・・・なんですが、ちょっとつづきます。

▲PAGE TOP